NHK朝ドラ「べっぴんさん」10週57話のあらすじネタバレと感想です。
まずは10週56話の振り返りを少し。
言うことを聞いてくれない息子の龍一に手を焼く良子。
「もう、どうやって育てたらいいのかがわからない」と育児に疲れ切っていました。
べっぴんさん 10週57話のあらすじネタバレ
リスのイラストが描かれたお弁当箱を目玉商品にすることを小山に話すすみれ。
「ええと思います」と、今度の広告に載せることになりました。
翌朝、広告を見た商店街の女性たちが「素敵やな」と感想を言ってきました。
その広告に目を見開くすみれ。
キアリスが十日間出店することと、目玉商品として一日30個限定でアルマイト製お弁当箱と書いてありました。
数量を勝手に決められ全部で300個作らなければならないことに戸惑い、潔とゆりのところへ相談に行きます。
しかし、二人はアルマイトのお弁当箱を手に入れる手段を知らないようです。
店に戻ってきたすみれは、商店街のいろんな人に声かけてみたけど数個しか手に入らなかったことを伝えます。
とりあえず、今ある分だけでも作ろうと制作に取り掛かりました。
家で作業をしている君枝に何個作るのかと聞く昭一。
あと二週間で300個と答え、手伝ってほしいと言うと嫌そうな顔をします。
琴子に作業場の話を通しておくと言ったのに、何も言ってくれなかったことに腹を立て、今後一切頼りにしないと不機嫌になりました。
その会話を廊下で聞いている琴子。
「僕も欲しい」という健太郎に「ごめんね、これはけんちゃんのやないの。いつか作ってあげるからね」と言います。
「うん」と聞き分けの良い返事をする息子に「けんちゃんは、ほんまにええ子やね」と頭を撫でました。
「わしもやるわ」と手伝う昭一に、やっぱり頼りになると機嫌を直すのでした。
子育てに悩む勝二に助言する
家に帰ってきた紀夫は、勝二と一緒でした。
勝二「ええ子やな、大人しゅうて」
さくらを見てそう言います。
良子について聞くと、子育てで悩んでいる事を伝えます。
勝二「龍一は、やんちゃな男の子いう一言やすまないんです。言うことはきかんし、物は投げたり。保育所も断られたとか、怒ってもあかん、なだめてもあかん。言い聞かせよう思っても聞いてくれへんで、聞けばお店でも迷惑かけたとか、追い詰められているようでこのままでは…」
その話を聞き暗い顔でうつむいてしまうすみれ。
喜代「手のかかる子はええ悪いやなくて、人の何倍も手のかかる子はおるんです」
どうしたらいいのかと聞く勝二に「何倍も手をかけてあげたらええんです。まわりに何人も大人がおるでしょ、誰が親やなくて皆で育てるんです」と答えました。
龍一が「たけちゃーん!」と元気よく店に入ってきました。
後からすみれに連れられた良子も入ってきます。
店のみんなに声をかけ龍一のことについて話し始めます。
すみれ「龍ちゃん元気過ぎて良子ちゃん一人やと大変やと思う。もちろん私一人でも大変、きみちゃん一人でも大変、明美さん一人でも大変、たけちゃん一人でも大変。だから、みんなで手をかけていこう、そういう子はきっと人の何倍も幸せになるんやないかな」
その言葉に微笑む良子。
すみれは、涙を流しながら「ごめんね良子ちゃん、つらい思いしてるの気づかなくてごめんね」と謝ります。
「責めるようなこと言って堪忍な」と明美も謝ります。
良子「私こそ、酷い事言うてしまってごめんなさい」
お互い蟠りなしでいこうと微笑み合う二人でした。
作業をする君枝の横で絵を描いている健太郎。
「お母さん、はい」と手渡されたイラストには、花をもって微笑んでいる女性の絵に『おかあさん』という文字が書かれていました。
君枝「すごいねけんちゃん。字が書けるの?上手ね。ありがとうね」
頭を撫で、再び絵を描き始めた健太郎を微笑んでみつめます。
優しい子に育ててくれた琴子に礼を言う
琴子に話をする君枝。
君枝「私働いていて、なかなか家で相手ができないのに健太郎がええ子なのはお母様のおかげです。健太郎をあんなに優しい子にしてくださって本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いします」
そうお礼を言って頭を下げました。
微笑む琴子は「君枝さん、ちょっと来て」と山積みにされたお弁当箱を見せます。
琴子「昔、父がお世話した工場があってね、301個目にけんちゃんのを作ってあげて。孫は目に入れても痛くないのよ、でもちゃんといけないことはいけないって教えるから。あの子は元々優しい子、安心して」
「はい」と笑顔を見せる君枝でした。
店でお弁当箱の制作をする四人と武。
龍一はいたずらをしようとするのをみんなで言い聞かせます。
明美「あかん言うてるやろさっきから、その代わり可愛いお弁当箱を一個くれるって」
龍一「ほんま?」
君枝「ほんまよ」
すみれ「そしたら龍ちゃん、けんちゃんとさくらと一緒にお弁当持って遊びにいこか」
龍一「うん」
君枝「それまでええ子にできる?」
龍一「できる、龍ちゃんええ子」
良子「そうよ、龍ちゃんはええ子よ」
みんなで龍一をいい子だと褒めるのでした。
いよいよ、キアリスの大急百貨店出店の日を迎えます。
べっぴんさん10週57話の感想まとめ
喜代さんのアドバイスは深かったですね。
子供にも性格があり、いろいろな子がいて当たり前です。
手がかかる子には何倍も手をかけてあげて、まわりの大人みんなで育てればいいという言葉で良子の子育てがこんなに軽くなるなんて凄いです。
また一つ困難を乗り越えることができましたね。