NHK朝ドラ「べっぴんさん」21週118話のあらすじネタバレと感想です。
まずは21週117話の振り返りを少し。
キアリスの採用試験の会場へさくらと健太郎が姿を見せました。
中西に頼み特別に面接を受けた二人を諫めるすみれ。
二人を不採用にしようとしますが、中西と武の説得もあり保留することにしたのでした。
⇒べっぴんさん21週117話のあらすじネタバレと感想はこちら
べっぴんさん 21週118話のあらすじネタバレ
家で食事をしながらゆりと潔に採用試験を受けたことを話すさくら。
すみれは、就職活動は他を頑張りなさいと言います。
紀夫「さくらとけんちゃんが入社することにはな、マイナスがあるんや」
なぜかと聞くと、社員の士気が下がることを教えます。
どんなに頑張っても社長や役員の子にはかなわないと思われてしまうのだと。
すみれ「さくらかて、そんな風に見られるのはいやでしょ」
紀夫「自分の子を入れるには、会社が大きくなりすぎたんや」
その頃、君枝も健太郎に入社を反対する理由を話しています。
キアリスに健太郎はもったいないと、もっと大きな仕事ができるはずだと。
昭一は可能性や視野を広げるためにアメリカの大学院にまで行かせたのだと、もう一度よく考えるよう忠告しました。
数日後、候補者を10人に絞った最終面接の日がやって来ました。
面接が開始され会場に10人の候補者が入ってきますが、その後ろにさくらと健太郎がおり12人になってしまいました。
戸惑うすみれたちですが、そのまま試験を受けさせることするのでした。
キアリスへの思いを伝える
試験終了後、どうして健太郎とさくらがいるのかと中西に聞きます。
中西「わしが入れました」
君枝「なんでそんな勝手なことを」
中西「すんません、せやけどほんまにわしはあの二人がいいと思うてるんです」
人事部長は中西なのだからとなだめる明美。
さくらと健太郎が面接室に入って来て、本気であることを伝えてきました。
さくら「私たちが中西部長に頼んだんです」
すみれ「それがルール違反やて言うてるのが、どうしてわからないの」
ここで諦めたら本当に諦めることになるのだと食い下がります。
健太郎「僕も本気です、一時帰国してアメリカに戻ってから向こうでずっとさくらと話してました」
大変な時代を母たち四人が頑張ってきた姿を見てきたこと。
家が製作所になり嫌な思いもあったが、縫子さんたちがひと針ひと針思いを込めて縫った商品が店に並ぶのを見てきたこと。
学生の頃、キアリスでアルバイトをした時にどの商品にも愛情を持つことができたこと。
街でキアリスの服を着ている子供を見た時、本当にうれしかったこと。
健太郎「キアリスは母さんたち人生そのものであるように、僕の人生にとっても大きなものなんです。僕にとっても、さくらにとっても生きてきたこれまでが何事にも代えられない財産なんです」
親族であるだけで不採用にできないと言う明美の意見に良子、武、中西が賛同しました。
紀夫「わかった、部長に任せよう」
中西は二人に、ここからは実力本位ですすめることを伝えました。
社長室ですみれは紀夫に「私はやっぱり賛成とは言えないわ」と言います。
そこへ潔が訪ねてきました。
潔「いやあ、さくらちゃんどないなったかな思うてな」
うちなら一発で採用だと、あんな優秀な学生は滅多にいないと話します。
潔「客観的に見て、あの二人は将来絶対に役に立つ人材や。それを自分の身内やという理由だけで入社を拒むなんて、それこそ会社に対する一種の背信行為やないやろうか」
みんなそれをわかっているから賛成するのだろう言いました。
公平な審査を行う
試験で描かせたイラストを卓上に並べました。
中西は、絵の上手い下手ではなく個性を見てほしいと誰のものかわからない状態で審査することに。
桜の木の下で犬の親子が戯れる絵を見て微笑むすみれ。
良子は可愛らしい狐の親子が木に隠れているイラストを見て素敵だと褒めました。
様々な動物の描かれたイラストを審査しながら微笑む一同。
次に、雑貨を置くとしたらどんなものを置くかという課題のイラストを見せました。
マスカット柄で涼しげな子供用バーベキュー食器、男の子が好きそうな働く車のランチョンマット、野菜や果物のコースター。
中西「面接などを含めて一番評価が高かったのは坂東さくらさんです。二番目は阿部靖男さん、三番目は村田健太郎さんです」
この経過と結果を社員たちに伝えるべきだと言いました。
「もらった人が心から喜んでくれるような、思いを伝えられるような、そういうべっぴんを作る人になりたい」と夢を語っていたさくらの姿を思い出します。
さくらの感性に心を動かされたことに驚きと喜びでいっぱいのすみれなのでした。
べっぴんさん21週118話の感想まとめ
熱心にキアリスで働くことを希望するさくらと健太郎は、今の若者ではなかなか見られないような熱い若者ですね。
どんなに反対されても諦めず、ちゃんと公正に審査されてようやくすみれたちの心が動かされたようです。
大きな会社となると一族経営は問題も多くなりがちですが、実力で選ばれたのならきっと大丈夫なはず。
今後、さくらと健太郎が会社にどう貢献してくれるのか期待したいですね。