NHK朝ドラ「べっぴんさん」21週121話のあらすじネタバレと感想です。
まずは21週120話の振り返りを少し。
キアリスに入社し、悦子たちから厳しい研修を受けるさくらと健太郎。
すみれは研修生の三人に商品審議会があることを知らせ、そこで発表する新しい商品を考えてきてほしいと言います。
ようやく実力を発揮できる場を与えてもらい張り切るさくらなのでした。
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べっぴんさん 21週121話のあらすじネタバレ
商品審議会当日。
なかなか姿を見せないさくらを心配する健太郎と阿部です。
紀夫「はい、時間になりましたので商品審議会を始めたいと思います」
そこへ慌てた様子で「遅れてすみません」とさくらが部屋へ入ってきました。
商品審議会が始まり、新商品のアイディアを発表する社員たち。
一人の女性社員が、浴衣の生地で作ったワンピースを見せます。
すみれ「浴衣の生地で作るというアイディアはいいと思うけど・・・」
君枝「やっぱりどうしてもだらしなく感じてしまうわ」
万博に着ていく日本の洋服をイメージしたのだと言うと、明美は浴衣の生地でワンピースを作る意味をもっと考えるように言いました。
次は新人たちに発表させます。
阿部は野菜のコースターを作ったのだと、野菜が嫌いな子供たちに好きになってもらえるように作ったことを伝えました。
良子「これ自体はとっても可愛らしくていいね。そやけど・・・
君枝「野菜嫌いの子に好きになってほしいならコースターやないよね」
次に健太郎が動物のイラストが描かれたカレンダーを見せます。
良い評価を受け検討することになりました。
さくらの番となり、暗い表情で前へと出ます。
さくら「私は、子供用のエプロンがあったらどうかなって」
具体的に聞くと、沈黙の後に頭を下げて謝りました。
さくら「いろいろ考えたんですけど、迷ってしまって形にできませんでした」
戸惑いの表情のすみれに、暗い顔で俯いてしまう紀夫。
すみれ「さくら、仕事をなめてるの?そんなんやったら辞めてもろうて結構です」
きつい言葉を浴びせられ、審議会のあと廊下で落ち込んだ様子のさくらの姿がありました。
すみれたちは商品審議会で提出された商品の検討をしています。
良子「さくらちゃん、お家では?」
すみれ「一生懸命やってたようやけど、いくら悩んでも形にすることを求められている場に何も持ってこないなんて・・・」
そんなこともあるとフォローする明美。
良子もひとつずつ教えていけばいいのだと言いました。
良子「ねえ、コーヒー飲みに行かない?良子ちゃんのご主人のお店」
明美「ええね、いこいこ。ってうちやけどな、どうせ帰るんやけど」
突然帰ってきた龍一
店では勝二が慣れた手つきでコーヒーを入れています。
美味しいと褒める君枝と明美。
良子「この豆やったら、もうちょっとおいしく入れられると思うんやけど」
良子だけは素人に毛が生えたものだと飽くなき探求心を持ち続けるよう厳しく評価するのでした。
「厳しいな」と言う明美に、すみれほど厳しくないと言います。
明美「みんな身内には厳しくなるもんや、愛ある鞭やで」
新聞を読んでいた君枝は、太陽の塔によじ登って叫んで捕まった人の記事を見せました。
勝二「まさかそれ龍やったりして」
良子「まさか、やめてよそんな冗談」
店にヒッピーの格好をした二人組の若者が入ってきました。
ヒッピーの女に看板に何も書いていなかったことを指摘され、名前のない喫茶店がこの店の名前なのだと答えると「おかしいな」と笑われました。
「あんまり笑わんといてな、俺の親父の事」と言う赤い帽子の男に勝二はハッと振り返ります。
良子も振り向くと、その男は龍一でした。
ビックリし過ぎて固まっている二人を見て連れの女と一緒に笑います。
良子「アハハやないでしょ!どこに行ってたの、何でまた急に連絡もよこさんと」
龍一「いやいや、連絡せんと万博には帰ってくるってわかってたと思うたから」
興奮する良子を抑えながら「お前はほんま相変わらずのアホやな」と言う勝二。
アホと言われケタケタ笑う連れの女に、良子は呆れた表情で「誰よ」と聞きます。
龍一「美代ちゃんや、俺のフィアンセ」
良子「フィアンセ!?」
美代「よろしくお願いします」
龍一「今日から家帰るから、美代ちゃんも世話になるけどよろしくな」
突然のことに顔を見合わせて困った表情をする良子と勝二でした。
エプロンの試作品を完成させる
ゆりの家に来ているさくら。
自分が情けないと悔しがっていると、二度とそういう思いをしないように頑張ればいいと手を握り励まします。
ゆり「悩んだ時は私にも見せてよ、意見言うわ」
そんな励ましに「ありがとう」と笑みを浮かべました。
家に帰り部屋で作業をするさくら。
紀夫が部屋をノックしても返事がありません。
中を覗いてみると必死に作業をする姿を見てそっと扉を閉めました。
帰ってきたすみれに、さくらが頑張っている事を伝えます。
朝になり、机に突っ伏して眠っているさくらの背中には毛布が掛けられていました。
完成した新商品の試作品を手に社長室へと向かうさくら。
さくら「昨日は大変申し訳ありませんでした、次に機会があれば私の作ったものも見ていただけたら有難いです」
明美は今あるのなら見せてほしいと言います。
親子でお揃いのペアのエプロンを広げて見せました。
さくら「子供はお母さんとお揃いのエプロン、とっても嬉しいと思うんです。並んでお手伝いもしたくなる」
親子の思い出になればと考えたことを伝えます。
すみれ「子供が大きくなって使えなくなった時に、何か他の物に変身したら素敵やない?」
それをさくら自身に考えるように言い、そこまで全部考えて良い物ができるなら商品化も夢ではないことを伝えました。
さくらの踏ん張りに、ほっと胸をなでおろすすみれなのでした。
べっぴんさん21週121話の感想まとめ
商品審議会に遅れてきたさくらに何かトラブルでもあったのかと心配になりましたが、アイディアが浮かばず悩んでいたのですね。
すみれもキアリスの専務として厳しいことを言いました。
自分の身内だからこそしっかりしてほしいという気持ちが人一倍強くなり厳しくものを言ってしまうのでしょうね。
必死に考えた結果、親子で家事を楽しむための素敵なエプロンが出来上がりました。
またさくらの成長を感じられた回でしたね。