NHK朝ドラ「べっぴんさん」24週138話のあらすじネタバレと感想です。
まずは24週137話の振り返りを少し。
栄輔の志を引き継ぎたいと考えた潔は、オライオンの紳士ラインを復活させることに。
エイスを着ていた若者たちにも欲しいと思わせるようなスーツを作ろうとします。
オライオンの『男の着こなし講座』を栄輔にやってほしいと頼む潔でした。
⇒べっぴんさん24週137話のあらすじネタバレと感想はこちら
べっぴんさん 24週138話のあらすじネタバレ
栄輔の講座開催の噂を聞きつけ、オライオン紳士ラインのお披露目会には大勢のマスコミの姿がありました。
潔「皆様にカッコよく着こなしていただくための岩佐栄輔、男のための着こなし講座スタート」
潔の挨拶で栄輔が壇上にあがると、集まっていたマスコミの質問攻めにあいます。
そんな中、「栄輔さん頑張れ!」と若者の声が聞こえました。
エイスの紙袋を手にした若者たちは次々と声援を送ります。
栄輔「お洒落とは、生き方に通じます。人に対して好感を与えようとする努力、誰しもがきっと持ちうる自分がこうありたいという理想、それに近づくように振る舞うことでそれを律し、自分を高めることが出来る努力こそがお洒落なのです。そのことを忘れずに、僕もこれからを生きたい、そう思います」
挨拶を終え、男のための着こなし講座が始まりました。
龍一「エイスは俺らの青春や!」
龍一の周りにいる若者たちも拍手をしながらエイスへの感謝の言葉を口にします。
声援を前に笑顔でお辞儀をする栄輔でした。
古門社長に会いに来た健太郎は、この景気をどうしたら切り抜けられるのかアドバイスを求めます。
古門「引いたら引いたで、その事実は未来永劫残るんだ。景気を理由に簡単には決めない事だよ。君の夢は何だい?」
健太郎「自分が手掛けるビジネスを成功させることです」
古門「そうか、だったらそのことを強く胸に念じていれば自ずから見えてくる」
事業は何を以って成功と呼ぶのか
次の予定の場所へと向かおうとする古門社長へ、アメリカにいた時に聞いた話をします。
ドレス用のシルクを大衆に手の届く値段で売りまくった日本人がいた事。
それが終わると一ドルブラウス、合成繊維・・・今や国を巻き込んだ貿易摩擦。
同じ日本人として、世界を相手に戦っている日本人の話は痛快であったことを伝えました。
健太郎「あなたなんですよね?」
古門「すべてはスピードだよ、風を読んでいち早く動いた結果だ」
エイスへの出資をやめたのも同じ理由なのかと問います。
その質問に、「君はどうして子供服屋なんかやってるんだ?」と逆に聞き返されました。
健太郎「それは、キアリスが会社になるずっと前から母たちの姿を見てきたからです。自分たちが大人になったら力になりたいと思ってきました」
古門「そうか・・・いやあ勿体ないな。君ほどの人材が」
そう言い残して部屋を出て行きました。
夜、一人で外に出て考え込んでいる健太郎へ声をかけるすみれ。
栄輔には魅力があり、人を引き付ける何かがあることを話します。
健太郎「それがこれまでの成功を導いたんやろうな」
その言葉に、すみれは成功とは何をいうのだろうと疑問に思いました。
すみれ「お金を持つことかな、何かをやってきたという証を世間に見せつける事かな、それがもし成功やとしたら私は成功しなくていいと思う」
健太郎「それやったら何を目指します?」
すみれ「そうね・・・なんか、なんかな、私は誰かの笑顔を想像しながら日々過ごすことかな」
男会で男の着こなしを助言する
栄輔は勝二の店を訪れました。
紀夫達男会の面々が集まっています。
明美を待つついでに一緒に飲むことに。
昭一「改めまして、『タノシカナ』です」
酔いつぶれている紀夫を尻目に乾杯をし、『タノシカナ』はキアリスに対抗して作った名前だと教えるため歌い始めました。
武「タは武のタ」
昭一「ノは紀夫のノ、シは昭一のシ」
勝二「カは勝二のカ」
中西「ナは中西の~
切れの悪い終わり方に顔をしかめる勝二。
丁度そこへ明美が帰ってきました。
昭一「栄輔君、明美さんに用があって来たんやって」
栄輔「まあ、今夜やなくても」
勝二「なんや、わしらがおったらあかんことか?」
栄輔は、彼らに男の着こなしについて質問します。
昭一はネクタイについて、武はコートについて聞きました。
栄輔「まず、ネクタイは黒のニットタイと地味なものが二三本。シルバー系は夜用に、派手なものはそのうち誰かにプレゼントしてもらうのを待つ、これがベストやと」
昭一「誰かって誰やろう・・・」
栄輔「コートは黒のレインコート、裏を取り外せるものやったらスリーシーズンは着られる。晴れの日も雨の日も着られる」
活き活きと答える栄輔の横顔を微笑みながらみつめる明美でした。
数日後、『ようこそ赤ちゃん』完成披露試写会となりました。
キアリスのメンバー、潔とゆりも揃い試写会を開始しようとすると待ってほしいと頼む亀田。
後から亀田の妻・みどりがやって来ました。
みどり「子育てするのにためになる映画だと聞いて図々しく来てしまいました」
すみれ「これを見て少しでもお役に立てたらうれしいです」
すみれたちは歓迎しお祝いの言葉を伝えます。
そして、おなかの赤ちゃんに向けて語りかけました。
君枝「元気に産まれてきてね」
良子「沢山笑って、お父さんとお母さんを幸せにしてあげてね」
すみれ「みんなで待ってるよ」
「そしたら始めよか」と指ぱっちんをして見せる明美。
亀田も「おっけー」と答えて指ぱっちんをしました。
すみれたちの思いがたくさん詰まった映画が、ついに始まります。
べっぴんさん24週138話の感想まとめ
エイスは倒産しても若者の支持を受け続け、一時代を築き上げたカリスマであることに変わりはないようでした。
本当に良いものは人の心に残るものなのですね。
健太郎は古門社長の事業のやり方に元々憧れのようなものを抱いていたようです。
しかし、何を持って成功と呼ぶのかは本人が決める事なのでしょうね。
大勢のお母さんと赤ちゃんを笑顔に出来たキアリスは大成功と言ってもよいのではないでしょうか。