NHK朝ドラ「べっぴんさん」12週68話のあらすじネタバレと感想です。
まずは12週67話の振り返りを少し。
お店を辞める前に引継ぎをするすみれ。
最後に、ベビー相談室で受けた悩みや解決法を冊子にまとめて配ることを提案します。
その冊子は子育ての道標という意味の『キアリスガイド』と名付けられました。
べっぴんさん 12週68話のあらすじネタバレ
キアリスを辞めたすみれに新しい朝がやってきました。
紀夫にお弁当を作って渡します。
紀夫「すみれ、まだ言うてなかったな。ありがとう」
改めてお礼を言われて微笑むすみれは、出掛ける紀夫を見送りました。
保育所に行くとさくらは園長先生に元気よく挨拶をし、お友達のひろ子の隣へ駆け寄りました。
すみれ「園長先生、私仕事を辞めたんです。さくらはお友達のいる保育所に通いたいようなんですけど」
園長「ここは何らかの事情でご自宅にお母さんがいらっしゃらない子たちのためのものなんです。年内までということで、よろしいですか?」
園長の言葉に納得して「お願いします」と頭を下げるすみれでした。
大急百貨店では終戦後初めてのクリスマスセールの打ち合わせが行われています。
他の売り場の人たちと一緒に席に座りメモを取る君枝。
小山「つきましては、皆様方の店頭にそれぞれクリスマス商戦の目玉商品を置いてほしいと思うております」
クリスマス、正月と百貨店の書き入れ時だと張り切る小山。
クリスマスの目玉商品を今週中に考えてくるよう指示しました。
店に戻った君枝は明美と良子に相談し、一人三つずつ考えてこようという事に。
帰り支度をしていると、まだ作業を続けている明美に「帰らないの?」と良子は聞きます。
明美「もう少しキアリスガイド書いていこうと思うて」
良子「そんなん悪いわ。明美さんだけ遅くまで」
気を遣われ「やっぱり、うちも帰ろう」と慌てて帰り支度を始めました。
勝手に物事を決める潔に不満を抱くゆり
夜中まで店の掃除をしている武に、明美は食事を運んできました。
明美「お腹空いてるやろ、よかったら食べ」
おむすびとけんちん汁をおいしそうに食べていると、キアリスガイドの原稿を書き始めました。
武「やっぱ優しいのう明美さんは。良子さんや君枝さんが気を遣うちゅう思うていっぺん帰ったんじゃろなち」
「そんなことないわ」と照れ隠しして作業を始めました。
家で食事の準備をしているすみれ。
紀夫は、キアリスの経理をこれまで通りすることを話します。
自分は週一だが、何回も行っている勝二と昭一の負担を心配するのでした。
坂東営業部の事務所にゆりと大きな荷物を持った紀夫が戻ってきました。
ドアを開けようとすると、妊娠を知った社員たちの「おめでとうございます」という声が聞こえてきます。
ゆりが仕事を抜けることに不安を抱く社員たちに「ゆりは子供を産んでもすぐに仕事に戻る思うで、いまな近くで子守りしてくれるお手伝いさん探してるんや」と話します。
そんなこと聞かされていなかったため、慌ててドアを開けました。
ゆり「私、この子預けたりしないわよ」
それだと仕事ができないと、安心して自分にまかせておけと言う潔でした。
店で、明美は書き終えたキアリスガイドの原稿を良子と君枝に見せます。
なにを読んでいるのかと店に入って来た勝二と昭一も原稿に目を通しました。
一方は読みやすいが、一方は「そのような形状も悪くはないといえよう」と堅くて読みづらい文章だと言います。
文章には人柄が出ると「こっちを書いたのは頭がやわらかい人、そっちを書いたのは頭がかとうて面白ない人」と言いたい放題です。
明美「すんませんね!うちはどうせかとうて面白ないですわ」
不機嫌になり原稿を奪い取りました。
キアリスガイドの執筆を手伝うことに
すみれの家を訪ねてきた明美。
キアリスガイドの原稿を見せ、張り切って書いたが堅くて読みづらいのだと文章の書き方を教えてほしいと頼みます。
すみれ「私、手伝おか?」
家でも出来る事だと、原稿を書く手伝いをすることにしました。
会社で「愛妻弁当でっか?」と紀夫の昼食をのぞき込む笹井は「ええなあ」と羨ましがります。
そんな二人の様子を見て複雑な表情になるゆりは、結婚式の時の写真をみつめます。
喜代の見舞いのため病室を訪れたゆり。
「お加減いかが?」と持参したバナナを見せて早く良くなるように言いました。
喜代「ゆりお嬢様は、お加減いかがです?」
お腹の子供も仕事も順調だと答えるのに、顔色が優れないことを心配します。
「どうされたんです?」と聞いた途端、ゆりは感情を堪えきれず涙が溢れてきました。
ゆり「何をどうしたらいいのか・・・」
洋裁教室の説明会で必死に話す紀夫。
しかし、会場に来た女性たちに「もっと声張ってもらえます、全然聞こえへんわ」と野次られていました。
「それではこちらが教材の・・・」そう言いかけて、緊張で声が裏返り女性たちは大笑いをします。
そんな様子を不安な表情で見守る潔でした。
すみれはカーディガンをさくらの体に合わせてサイズを確認します。
すみれ「お袖がつんつるてん、小さくなってしもうたわ」
さくら「このカーディガン好きやのに・・・」
すみれ「まだ着られるよ。お母さんが直してあげる」
帰ってきた紀夫は、テーブルの上に置いてあるキアリスガイドの原稿に目を留めます。
すみれ「キアリスガイドよ。明美さんが困っていて、少し手伝ってもいいかな?家のことはちゃんとやりますから」
熱心にキアリスガイドを執筆する姿を見て、すみれの中のキアリスへの思いを改めて感じとる紀夫でした。
べっぴんさん12週68話の感想まとめ
明美に頼まれたとはいえキアリスのこととなると夢中で仕事をするすみれを見て、紀夫にもキアリスが絶対に必要な存在であることが伝わってくれたのではないでしょうか。
家族ももちろん大事ですが、自分自身の生き甲斐も大切にしてほしいですね。
潔とゆりは、またすれ違いとなってしまいました。
二人は互いをちゃんと思い合っているはずなのに、こんなにも気持ちが通じ合っていないのがもどかしいです。