NHK朝ドラ「べっぴんさん」12週70話のあらすじネタバレと感想です。
まずは12週69話の振り返りを少し。
さくらに何かクリスマスプレゼントを用意したいと考えていた紀夫は、缶に二色のペンキで模様を描き、中にキャンディーを入れたプレゼントを作りました。
プレゼント作りを手伝い活き活きとした表情のすみれを見て、誰かのために「べっぴん」を作る時のすみれの輝きを改めて知る紀夫でした。
べっぴんさん 12週70話のあらすじネタバレ
紀夫と潔は年末の接待に追われていました。
宴会場で芸としてやらされている二人羽織に接待相手は大笑いです。
朝、二日酔いで寝込んでいる紀夫に水を飲ませるすみれ。
さくら「お母さんこれなに?押し入れに入ってた」
用意していたプレゼントをクリスマス前にみつけてしまいました。
紀夫が作ったプレゼントだと知り喜びます。
そして、もうすぐお別れする保育所のお友達にもあげたいからもっと作ってほしいと頼むのです。
「それやったら全員分作ろう」と快く引き受ける紀夫でした
同じものをキアリスにも持っていきます。
「うわあ」と声を出して喜ぶ明美、良子、君枝、武の四人。
君枝「健太郎にもあげたくなる」
良子「龍ちゃんにも」
みんなの分を作ったからプレゼントだと渡しに来たのでした。
帰るすみれの後ろ姿を見送りながら
明美「何やかんや言うて」
君枝「やっぱりすみれちゃんなのよね」
良子「うん」
とつぶやく三人でした。
自分の心境の変化を伝えるゆり
近江の家を訪れた潔。
出迎えた五十八は、ゆりが留守であることを伝えます。
潔「ほんま申し訳ありませんでした」
頭を下げる潔に、謝らなければならないのは自分の方だと言います。
五十八「戦争でわしは、なんもかんも失うてもうた。その失うたもんを自分で取り戻す気力がなかった。結局、潔くんを坂東営業部に縛り付けてしもうた。もうええのや潔くん、これからは自分のために生きてくれ」
その言葉に戸惑いの表情を見せる潔でした。
すみれと紀夫はプレゼントのための鈴を買いに来ていました。
すみれ「そういえば、こうして一緒に二人で買い物をするなんて初めてのことね」
紀夫「そやな、仕事戻る前に何か食べて帰ろうか」
道端で屋台の焼き芋を分け合い食べながら、あまり無理しないでねと気遣うすみれ。
弁当は毎日でなくてもいいと紀夫も気遣います。
家でプレゼント作りをする二人。
紀夫「僕は戦地におったから、帰ってきた時はさくらはもう二つやった。赤ちゃんの時を見られんかった、それだけが残念やったな思う」
写真入れに飾られた赤ちゃんの頃のさくらを見てそう言います。
すみれ「あの頃は、こうして三人で暮らすことが夢やった。どうか叶いますようにて」
さくらも大きくなり、人の気持ちが分かる優しい子に育ってくれたと嬉しそうに話します。
さくらのお友達へのプレゼントが作りながら「楽しいわ」と笑顔で言うのでした。
トク子と帰ってきたゆりを慌てた様子で出迎える潔。
二人きりで話をします。
潔「ゆり、わしの何があかんのや。ゆりは社会で活躍したい言うてたやないか、せやからわしはゆりが十分に働けるように志を守ってきたつもりや。坂東営業部のことも守ってきたつもりや、これから生まれてくる子のことも守っていく」
しかし、涙を流しながら「きっと変わったんです。私にとって大事なものが」と伝えるのでした。
年末の経理処理が追いつかなくなる
キアリスの年末の経理処理は大変な分量になっていました。
昭一も量の多さに苛立ち「もう無理や!」と音を上げます。
仕事帰りに手伝う量ではなくなっていると、勝二も正式に誰かを経理で雇うことを勧めるのです。
良子は知らない人を入れるのが嫌だと拒否しました。
君枝は文句を言う二人をそっちのけにして、紀夫にすみれのおかげで大急への目玉商品を作れたことを伝えて感謝します。
明日、よかったら二人で見に来てほしいと言いました。
家に帰り、すみれとさくらの寝顔をみつめる紀夫。
コートを脱いでいると、ふとテーブルの上にあるキアリスガイドの原稿が目に入りました。
『泣いている赤ちゃんを前に、途方に暮れているお母さんへ
私たちも同じでした。あなただけではないんです。
子育ては思い通りにいきませんね。
でも、だからこそ楽しいこともあるんですよ。
お母さんと赤ちゃんの幸せへの道しるべになればと思いを込めて、このガイドを送ります。
キアリス』
原稿を読み、紀夫の心にはひとつの思いが芽生えていました。
目玉商品が並べられた大急の売り場を訪れた紀夫とすみれは、たくさんのお客で賑わう光景を見て微笑み合います。
すみれ「きっといいクリスマスになるわね」
べっぴんさん12週70話の感想まとめ
今まで坂東営業部のために頑張ってきた潔なのに、突然ゆりが家出し、更に五十八からも自分のために生きてくれと言われて戸惑うばかりのようです。
働きたいゆりのために仕事をしやすい環境を作っているのに、それが不満で家出をしてしまうなんて夫婦は難しいですね。
一方、紀夫はすみれの気持ちをしっかり感じ取っているようでした。
すみれの幸せのために紀夫がどんな行動に出るのか期待ですね。