NHK朝ドラ「べっぴんさん」10週58話のあらすじネタバレと感想です。
まずは10週57話の振り返りを少し。
子育てに悩む良子を見かねた勝二はすみれの家を訪ねてきます。
そこで喜代から、人の何倍も手のかかる子は何倍も手をかけてあげればいいと、まわりの大人みんなで育てるものだと助言します。
一人で背負う良子にすみれは「みんなで手をかけて育てていこう」とみんなで龍一の面倒を見ることで、子育ての負担を減らすことができたのでした。
べっぴんさん 10週58話のあらすじネタバレ
紆余曲折を経て、キアリス大急百貨店でのオープン初日を迎えました。
ショーケースに商品を並べるすみれたち。
眼鏡の男性が、大急百貨店で出店するのは初めてなのにショーケースが二つもあることを疑問に思い声をかけてきました。
そう言われたからですと返事をすると、後ろにいた女性が「聞いた?鳴り物入りとはこの事やな」と嘲笑います。
そこへ悦子が二人の友人を従えて颯爽とした出で立ちで現れました。
悦子「おはようございます、わたくしたちが売り場に立たせていただきます。今日から十日間、どうぞよろしくお願い致します」
そう言って彼らにお辞儀をすると、そそくさと去っていきました。
悦子「こんな風にお店に立つなんて、人生ってわからんもんやわ。昔お母様が言うてたわ、どんな生き方をしてても幼い頃に叩き込まれたことは役に立つはずって」
そうすみれたちに話し、開店のために持ち場につきました。
キアリスの売り場だけ、お客が一人も来ない
いつものように商店街のキアリスで接客をするすみれたち。
大急百貨店の様子を見に行って戻ってきた君枝は、なにも売れていなかったことを伝えます。
「次、私の番よね」と行ってきた良子も首を振るだけです。
明美も行きますが「あかん、誰もお客さん来んかった」と残念そうな表情。
午後の三時となり、これからだとすみれも様子を見に行きます。
百貨店は賑わっているものの、キアリスの売り場だけは誰もお客がいませんでした。
そこへ様子を見に来た紀夫と鉢合わせ、調子を聞かれて暗い表情に。
夜、いつものように屋台で勝二、昭一と一緒に飲んでいる紀夫は彼らにこの事を話します。
初日に客が一人も来なかったことに驚く二人は、特選マークを付けるべきだったと損害が出ることに頭を悩ませていました。
二日目。
前日にショーケースの件で因縁を付けてきた店員たちから、客が来ないことに嫌味を言われてしまいました。
武は、こんなことが三日も続くはずがないと四人を励まします。
損は自分たちでかぶるしかないけど、何とかしなければと話し合います。
まわりのお客は年配の人が多いことに気づきました。
年配のお客だと孫がいるとかでないと興味がないだろうと、お母さん世代のお客を呼ぶしかないと考えます。
ポスターを作って宣伝することに
勝二と昭一は、来ない紀夫を心配しながら二人で飲んでいました。
勝二「胃が痛いわ」
昭一「わしは心臓がキューっとしますわ」
お客が一人もこないことが心配で酒の味がしないと言う二人。
居ても立ってもいられずキアリスの様子を見に来ました。
店の前には紀夫の姿があり、三人の夫たちは妻たちの様子を伺います。
思い切って店の中に入ると、すみれたちはリスのイラストを描きポスターを制作していました。
「こないな時間まで女が働くなんて」と心配する紀夫に「今はそんなこと言わないで」と作業に没頭するすみれ。
良子は勝二に「龍ちゃん連れて帰って」と頼みます。
外に出た三人は「なんで頑張れって言われへんのやろ」と、妻たちを応援しているのに言葉に出せない歯痒さを感じていました。
良子「私、不思議に思うんやけど。なんで頑張れって言えないんやろうね」
すみれと君枝も同じことを思っていました。
そんな三人に、『頑張れ』と顔に書いてあったと話す武。
思っていても顔に書いてあっても言わないと分からないと愚痴る女性陣でした。
四人は作成した宣伝ポスターを各所に貼ります。
目玉商品のお弁当箱セットと、お弁当箱を使っている可愛らしいリスのイラストが描かれていました。
そのポスターの宣伝効果で、たくさんのお客がキアリスの売り場に集まります。
その光景を見て微笑むすみれ。
店に戻り「お客さん、たくさんいたよ!」と嬉しそうに報告します。
やっと心からの笑顔を見せるすみれでした。
べっぴんさん10週58話の感想まとめ
最初はお客さんが誰もいなくて、キアリスの商品は人気がないのかなと心配になりましたが、大急百貨店の客層がお母さん世代ではなかったことが原因だったのですね。
確かに小さい子供がいない世代には興味のない売り場でしょうから当たり前です。
そのことに気づき、ポスターを作ることで上手く客寄せに成功できてよかったですね。
妻たちを応援しているのに言葉で伝えられない夫たちも可愛いなと思いました。