NHK朝ドラ「べっぴんさん」11週62話のあらすじネタバレと感想です。
まずは11週61話の振り返りを少し。
正式に大急百貨店で支店を出すことになり、生地の相談で坂東営業部を訪れたすみれ。
紀夫が洋裁教室の説明会で緊張のあまり倒れてしまった事を知ります。
苦しんでいることに気づき、自分に何ができるか考えあぐねるすみれでした。
べっぴんさん 11週62話のあらすじネタバレ
家の塀のドアを開け、潔とゆりを招き入れるすみれ。
さくらと紙風船で遊んでいた紀夫は、「ただいま」という声が聞こえ布団をかぶってしまいます。
戸を開け潔とゆりが来てくれたことを知らせます。
布団から起き上がり、部屋に入ってくる二人を迎えました。
さくらに「喜代さん、お父さん病気やの?さっきまで元気やったやろ」と言われハッとする喜代。
キアリス大急出店の知らせを受け、心浮き立つ悦子たちがやって来ました。
商店街に颯爽と現れ、素敵な笑顔を振りまいています。
店で「長ければ長いほど?」と聞く時子たち。
何年、何十年と仕事を続けられることに喜びます。
悦子「私、それやったらキャバレーはやめるわ。幸せな話をありがとう」
この仕事を続けられることに悦子も心から感謝しました。
開店は11月の初めだと伝え、みんなで力を合わせて頑張ろうと意気込む一同。
坂東営業部に五十八から電話がありました。
体調の良くないトク子のために近江まで来てほしいという連絡です。
潔、ゆり、すみれ、紀夫は近江を訪れました。
連絡を受け、近江を訪れる
笑顔で四人を迎える節子と静子。
奥から五十八も出てきて迎えます。
床に伏せているトク子に「振り返ったらなんやと思う?」に問いかける忠一郎。
「クマや」と答えると「それや」と言い、さらに同じ質問をします。
部屋に来た五十八が「また同じ話しとる」と呆れて言いました。
後から入って来たゆりとすみれの姿を見て「わて、夢見とるんやろうか」と起き上がるトク子。
二人の手を握り「幸せやわ」と笑顔を見せました。
肇は五十八に、後で工場のことで話があると言いに来ます。
覗いていた長太郎の姿に気づいて驚き「父さんも一緒に」と声をかけるのですが、「わしは忙しいんや」と去っていきました。
節子「肇、気いつけなさい。お父さん立場ないやないの」
そう注意され「気いつけるわ、ほなごゆっくり」と部屋を出て行きました。
坂東営業部が人気デザイナーを呼んで洋裁教室を始める話を聞いており、提案したゆりに「大したもんやな」と褒めます。
潔は、いい流れをものにして来年には紀夫に社長になってもらう事を伝えました。
五十八「そや、すみれ聞いたで。大急百貨店に支店を出すそうやないか」
節子と静子は「あの大急!?」と驚き口をあんぐりと開けます。
「あのすみれがな」と喜ぶ五十八の横で「びっくりして声も出まへんわ」という忠一郎。
「でとるよ」とツッコミを入れられるのでした。
紀夫に背負わせてしまったと悩む五十八
五十八「紀夫くん、今苦しいか?体壊して倒れたって聞いたで」
喜代からこっそり知らせを受けていたようです。
五十八「男の人生っちゅうもんは背負うもんが増えてくる。妻や子供を食わせなあかん、大きな責任を持って生きていかなあかん。その分つよならな、大きならな、苦しゅうなるばっかりや。わしもそういう分岐点におる時が一番つらかった。んで、つらいと思うとる時が大抵自分のことしか考えられんようになっとる。強くなるために、大きくなるために、変わらなあかん時がある。どっちに行くかよう考えや」
はなと娘たちの写真をみつめ、こういう時代に商売をするなら潔のような男が向いているのだろうと悩む五十八に「そうですが、紀夫さんが婿さんですからね」と言う忠一郎。
五十八「紀夫くんはまじめで人の心が分かる優しい男や、そやから婿にもろうたんや。せやけど、いかんせん真面目過ぎるところがな。いろいろ背負わせ過ぎたんちゃうかなと思うとんねん」
一枚の写真を手に「こういう時、野上がいてくれたらな」と、野上と二人で写っている写真を見てつぶやきました。
近江から戻ってきた翌日。
紀夫は座って結婚式の写真や家族写真を見ながら「変わらなあかん時がある」という五十八の言葉を思い出していました。
早くに出かける紀夫に気づき起き上がるすみれ。
紀夫「休んでしまった分やらなあかんこともたくさんあるから。僕も変わらなな、家族のためにも、会社のためにも、苦手なこともやり続けてみる。どんなこともこつこつと、引き継いでいかなあかんのや、自分らしくやっていかな」
そう決意を語った夫の後ろ姿を見送り、嬉しさと共に申し訳ない気持ちも芽生えたすみれなのでした。
べっぴんさん11週62話の感想まとめ
生活のために仕方なくキャバレーで働いていた悦子も、キアリスという幸せを感じることの出来る職場をみつけられてよかったです。
キアリスはお客様だけではなく、まわりのいろんな人も幸せにしているのですね。
近江で五十八と話をしたことで、すみれとさくらのために強く大きくなることを決意した紀夫さん。
まだまだ困難も多いでしょうが、今度は心が折れることのないよう頑張ってほしいですね。