NHK朝ドラ「べっぴんさん」19週105話のあらすじネタバレと感想です。
まずは19週104話の振り返りを少し。
五十八が倒れたと連絡を受けて近江へ向かうすみれたち。
床に伏せる五十八を目の前にして、側にいてくれて当たり前の人を失う怖さに不安を感じるすみれとゆりでした。
⇒べっぴんさん19週104話のあらすじネタバレと感想はこちら
べっぴんさん 19週105話のあらすじネタバレ
すみれ「お父様、起きたら驚くやろうな。みんないるのよ」
五十八が倒れたと聞き、すみれたちは近江に来ました。
みんなは五十八の囲んで食事をとっています。
忠一郎は五十八との出会いを語り始めました。
出会ったのは温泉旅館で、若い頃働いていた温泉旅館に五十八が泊まりに来ていたのだと言います。
忠一郎「旦那様も私も囲碁が好きやちゅうことがわかりましてな、それからよう打つようになりまして、何やかんや身の上話や世間話をしてるうちに旦那様に声をかけていただきましてな
喜代にも坂東家で働き始めたきっかけを聞きます。
喜代「私は忠さんにお声をかけていただいたんです。忠さんとはご近所さんでして、子供の頃とう一緒に遊んだ幼馴染なんです」
知らなかったと顔を見合わせて微笑み合うすみれとゆり。
正太は、忠一郎と喜代が結婚したらよかったのにと言います。
喜代「それはですね、そうはいかないんですよ。忠さんは忠さん」
忠一郎「わては・・・わてはちゃいますよ。いいな・・・思うた時期もあった。私にとっての初恋は、おさげのよう似合う喜代ちゃんです」
照れながら言うと、笑顔を見せる喜代です。
長太郎は子供の頃のことをよく思い出すのだと言います。
五十八と仲良くしていた頃、正月によく上がる凧を一緒に作ったのだと話します。
長太郎「そやけど、そのあとがぽっかりや。もったいないことしたのう・・・せっかくの兄弟やのに」
節子「それでも繋がってたやないですか、どっかで」
泣きはじめる長太郎。
長太郎「去年の今頃は元気やったやないか!一緒に酒飲んで一緒に飯食って歌って、ぴんぴんしとったやないか。もう、戻れぬのか
五十八に語りかけるはな
節子は、五十八がさくらのことを気にしていたことを伝えます。
五十八「寝言言うてはった。『さくら、さくら』って」
まだ外が暗い時間、五十八は布団から起き上がり妻のはなの写真をみつめます。
するとはなが語りかけてきました。
はな「いつも見てましたよ。男手一つで子育てをよう頑張ってくださいました」
五十八「はなとの約束、わしは果たせたんやろうか」
はな「あの子たちを見てください、今のゆりをすみれを。五十八さんは十分立派に果たしてくださいました」
五十八「わしはもうすぐ、そっちへ行くんか?」
はな「はい」
五十八「そっか・・・」
はな「お母様もいます、お父様もいます」
五十八は「そっか」と言って微笑みました。
医者「入院させましょう、いつ何があるか。病院の方が安心です」
家に来た医者は、長太郎に入院させるべきだと勧めます。
五十八「今朝・・・はなと話した。もうすぐや」
長太郎は駆け寄り「なに言うとる」と言います。
あと少しの命なら、病院よりここで過ごすことを望みました。
五十八「わしは、この家で生まれた」
長太郎「そや、ここで育ったんや。わしと一緒にな
五十八「ここで・・・兄ちゃんと一緒に、遊んで暮らしたいな」
それを聞いて医者は帰っていきました。
それぞれに言葉を伝える五十八
五十八は起き上がり、皆に話したいことがあるのだと言います。
五十八「潔くん、わしらの作ったものを引き継いでようやってくれてる、ありがとう。けど絶対焦ったらあかんで、君らしくやで」
潔「はい」
五十八「紀夫くん、すみれと一緒になってくれてありがとう」
紀夫「お父さん・・・」
五十八「正太、お前はまっすぐで明るくてええ子や。ぎょうさん食べて大きくなれよ」
微笑みながら「はい」と返事をする正太。
五十八「忠さん、長いこと・・・ほんま長いことありがとう」
忠一郎「お礼やなんてまだ早いです」
五十八「喜代さん、娘らの母親代わりになっていただいて感謝してます
喜代「旦那様、私の方こそ感謝しております」
五十八「ゆり、ゆりはほんまにええお母さんや。今のお前はやさしゅうて強うてはなそっくりや」
涙を流しながら精一杯微笑んで頷くゆり。
五十八「すみれ、お前の人生は輝いとる。大勢の人を笑顔にできる生き方なんてそうそうないで」
「はい」と泣きながら返事をするすみれ。
五十八「さくら、おじいちゃんな、そんな生き方してるお前のお母さんが誇らしいんや。嬉しゅうて嬉しゅうてしょうがないんや、親として。さくらにも光り輝く人生を送ってほしい」
俯いて「はい」と返事をするさくら。
五十八「ほな、みんな元気でな」
もう少し近江に居ると言うすみれに、もう十分だと言います。
五十八「みんなそれぞれ自分の場所に戻って、やらないかんことがあるやろ。ほな、またな」
「はい」と静かに返事をするすみれでした。
べっぴんさん19週105話の感想まとめ
今回は五十八とのお別れの回といった感じでしょうか。
大変な時期に支えてくれた妻を亡くして、辛さを乗り越え男手一つで二人の娘を育てるのは並大抵の苦労ではないはず。
父親の務めを立派に果たしたのですから、あちらの世ではなと仲睦まじく暮らしてほしいです。
今度はすみれとゆりが子供たちを見守る立場となりました。
こうやって次の世代に引き継がれていくのですね。