NHK朝ドラ「べっぴんさん」3週のあらすじネタバレです。
かなり詳しいあらすじですので、ネタバレが嫌いな人は閲覧注意です。
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べっぴんさん3週のあらすじネタバレ
すみれが神戸から近江に戻ったころ、大阪の様子を見に行っていたゆりもちょうど戻ってきた。
ゆりは、
- 坂東営業部の社屋は空襲ですべて焼けていたこと
- そこにいた野上正蔵は亡くなってしまったこと
をすみれと五十八に語り、二人はショックで愕然とする。
月日は流れ10月になった。
紀夫と潔からの連絡はまだない。
五十八は議員の仕事のため忠一郎と一緒に東京へ行ってしまった。
寂しさが募る一方、坂東本家には長太郎の息子・肇が戦地から戻って来た。
肇を溺愛する節子は白米を焚いて喜ぶが、すみれたちには白米は渡されず粗末な食事をむさぼるのだった。
本家から追い出されるすみれたち
そんなある日、すみれが裏庭で薪を運んでいると、幼子を抱え空腹に苦しんでいる女性が現れた。
女性は、着物を食べ物と交換してほしいとお願いするが、節子や静子は軽くあしらう。
不憫に思ったすみれはこっそり食べ物を渡す。
しかし静子に見つかってビンタされてしまう。
静子「自分かて、お情けで置いてもろうてること忘れんとき!」
またある日、突然長太郎から出て行ってほしいとすみれたちは告げられる。
ここを追い出されたら行くあてもない。
困るのは必至だったが、悔しさのあまりゆりはタンカを切って外に飛び出していった。
追いかけるすみれ。
ふと前方を見ると、子供たちにチョコレートを配る男性の姿が。
潔だ!
思わず胸に飛び込み涙を流すゆり。
戦地から戻った潔は神戸ですみれが立てた看板を見てここにやって来たのだった。
父・正蔵の死や社屋の焼失を聞いてショックを受けつつも、「坂東営業部を必ず復活させて見せる」と前向きに意気込む潔。
潔にはツテや人脈もあり、チョコレートも神戸の進駐軍で働く知人に分けてもらったものだった。
そうして潔とゆりは大阪に帰ることになった。
すみれはさくらと喜代と共に神戸で暮らすことにし、坂東家の庭の片隅にバラックを建て紀夫を待ち続けた。
大坂に行った潔とゆりは梅田の闇市で進駐軍の横流し品を売り始めた。
親分肌の潔はたちまち人気者となる。
しかし闇市を仕切っている根元や子分たちは潔のことが気に入らない。
岩佐栄輔との出会い
昭和21年2月。
五十八は会社も家も失ったショックで、忠一郎と共に近江に引っ込んでいた。
すみれは貯金を切り崩しながら暮らしていたが、国策により銀行口座が凍結され、その上いままでの紙幣が仕えなくなり困窮していた。
お金を稼ぐべく、神戸の闇市で焼け残った雑貨や服を売ろうとするが、猥雑な雰囲気に臆してしまう。
ついでに足を延ばしゆりの下を訪れると、先客がいて白米のおにぎりをほおばっていた。
男は岩佐栄輔といい、空襲で家も家族も失い、復員列車で意気投合した潔を頼ってここに来ていたとのこと。
栄輔はすみれのことを一目見て気に入った。
一方のすみれは食卓のごちそうに目が釘付けだ。
しばらくして潔と栄輔は栄輔の家探しに出かけて行った。
ゆりは、今日は客がいたのでごちそうを出したが、実際の暮らしは貧乏だと打ち明ける。
服や雑貨をゆりに買い取ってもらおうと思っていたすみれは、その話を聞いて頼み込むことができなかった。
神戸に戻ったすみれは街でアメリカ兵と腕を組んでいる厚化粧の女に声をかけられる。
それは女学校で同級生だった「悦子様」こと高西悦子だった。
昔はプライドが高かった悦子も、戦争で家族を失い、一人娘を育てるためにプライドを捨て必死で生きているという。
それを聞いて、自分もさくらのために必死になろうと気合を入れ直すすみれであった。
写真ケースがきっかけで
翌日、すみれは再びゆりたちを訪ねた。
ありがたいことに、すみれの代わりに潔が販売を引き受けてくれた。
しかし潔から、
「時代は変わった。すみれちゃんも自分の手で仕事して、自分の足で生きるんや」
と言われてしまう。
いずれにしても当面食べていくために現金が必要だ。
すみれは自分の靴を店で売ってもらおうと、あさや靴店を訪ねた。
しかし麻田はすみれのために作った靴を他の人に売る事はできない、とこれを拒否。
だがすみれも食い下がる。
写真ケースに入れたさくらの写真を見せ、娘を食べさせるのにどうしてもお金が必要だと説得する。
その写真ケースが麻田の目に留まった。
それはすみれが見事な刺しゅうをほどこした物だった。
こうした作品を作って、ここで売ったらどうだろうか?
麻田の提案に心を動かされたすみれは、早速セーターや洋服の糸をほどいて小物づくりを始めた。
こうしていくつかの商品を完成させたすみれは、それらをあさや靴店に持ち込み客が来るのをワクワクしながら待った。
麻田もすみれに協力してくれ、商店街の女性たちに宣伝してくれた。
おかげで客は集まった。
時計屋の時子、パン屋の綾子、古本屋の文、家具屋の千代子。
しかし、みんな品物の出来は褒めてくれるが、買ってはくれない。
戦後まもない今、どこの家庭も余裕はないのだ。
心を込めたおしめが・・・
すみれが小物を売り始めてから一週間が経過した。
その間売れたのは通訳のジョンマクレガーが妻へのプレゼントに買った一点のみ。
そこへ、麻田を訪ねて明美がやってきた。
クリスティーナーの家で会ったことを覚えていたすみれは、改めて明美に挨拶する。
しかし明美は「覚えとらんなあ」としらばっくれる。
そして並べられている小物を見て、「生きてくだけでも必死な時代に、誰がこんなぜいたく品買うねん」と言い放った。
ズバリ甘さを指摘されたすみれはぐうの音も出ない。
それから数日後、再びジョンがやってきて「ワイフ、喜んでました」と嬉しそうに報告してくれた。
ジョンの妻は現在妊娠しており、体調が悪いとのこと。
すみれは困っているジョンを助けたくなり、おしめでも作ってお持ちしましょうか?と申し出る。
ジョンは大喜びし、ぜひおむつを買わせてほしいと言ってくれた。
すみれは自分の浴衣をほどき、一針一針思いを込めておしめを作り、ジョンの下へ届けた。
しかし妻のエイミーは、みたこともない形のおしめに顔を曇らせ放り捨ててしまう。
結局おしめを受け取ってもらえず、うなだれながらジョンの家をあとにする。
一方、ゆりは闇市での商売に嫌気がさし始めていた。
柄の悪い男たちが度々絡んでくるからだ。
潔に相談するも、会社を復活させるために今は頑張るしかないと諭される。
その潔は坂東営業部のかつての得意先回りをしようとしていた。
手芸教室を開催!しかし・・・
すみれの方はというと、相変わらず商品は売れていなかった。
時子たちはすみれの小物が気に入ってはいるものの、金がなくてどうあがいても買えない状態。
ならば時子たちが自分で作れるようにしたらどうかと思いついたすみれは、手芸教室を開くことにする。
そして数日後、時子たちを招いて手芸教室が開かれた。
各々きれいな作品ができ、喜ぶ時子たち。
しかしすみれが授業料として受け取れたのは、現金ではなかった。
コッペパン、古い辞書、砂時計、木彫りの熊、と生活の足しにならない物ばかり。
手芸教室で稼げればと考えていたすみれの甘い思いは見事に打ち砕かれたのであった。
そんなある日、すみれは時子たちとおしゃべりしていて、あることに興味を持つ。
子育てで一番大変なのはおしめの洗濯だという。
しかし外国のおしめならば日本のものよりもかさばらず、洗濯の量も少なくていいらしい。
これにヒントを得たすみれは、クリスティーナの家で子育て教室をしていた明美ならなにか分かるのではと思う。
帰宅し喜代にその話をすると、明美というのはマツの娘ではないかと言い出した。
そこですみれはようやく、明美がかつて坂東家の女中をしていたマツの娘と同一人物であることに気が付いた。
喜代によると、明美は現在はナースをしているらしい。
神戸中を探し回り、ついに明美を見つけ、外国のおしめについて教えてほしいと頼み込むすみれ。
しかし明美は、バッサリと断って来た。
以上、べっぴんさん3週のあらすじネタバレでした。
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