NHK朝ドラ「べっぴんさん」19週106話のあらすじネタバレと感想です。
まずは19週105話の振り返りを少し。
五十八が倒れたと知らせを聞き、近江へ駆けつけたすみれたち。
入院させたほうがいいと医師に言われますが、生まれ育った家で過ごすことを望みました。
それぞれに言葉を伝えた五十八は、最後にすみれに「大勢の人を笑顔にできる生き方はそうそうない」と言いました。
そして、さくらにそんな生き方をするお母さんのことを誇らしいと思うと言い、さくらにも光り輝く人生を送ってほしいと伝えるのでした。
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べっぴんさん 19週106話のあらすじネタバレ
さくら「お父さん、お母さん、ゆりおばちゃんの家に行きます。もう少し時間がほしい、私も何か見つけたい。だからお願いします」
二人のそう頼むさくらに、潔は夏休みの間キアリスでバイトしてみないかと言います。
お金を稼ぐこととはどういうことか、お母さんたちの仕事がどういうものかを見てみなさいと。
紀夫に「どうや?」と聞かれ頷きました。
ジャズ喫茶で、二郎はママに東京へ行くことを伝えます。
すず「五月には言わずに行くの?」
二郎「何を言うてもかわらへん、あいつの決意は固いんです。五月のためにも東京行って成功せな思うてます」
すず「ほんまにそれでええんか?あんたは優しい子や。さくらちゃんの事かて、最初は帰れ帰れ言うて心配して、あの子が寂しい子やとわかったら優しくして・・・」
東京へ行って売れるという事がどういうことか、いろんな人を蹴飛ばして、人を騙してでも自分の居場所を作らなければ踏みつけられて終わりなのだと言います。
すず「あんたには、でけへんやろうな」
大急で働く五月は体調が悪そうにしています。
心配して声をかける栄輔ですが、「大丈夫」と答え仕事をつづけました。
潔は栄輔に一緒にやらないか誘われたことを思い出し、酒を飲みながら一人考え込んでいました。
そんな様子に声をかけるゆり。
ゆり「私も一杯いただこうかな」
そう言ってグラスを持ち一緒に酒を飲むことにしました。
ゆり「潔さん、ありがとうね。やっぱりもう親はお父様一人やから。潔さんと一緒で安心できた」
礼を言うと、何を考えていたのか聞きます。
五十八から「絶対焦ったらいかんで、君らしくやで」と言われたことを思い出す潔でした。
キアリスでバイトを始めたさくら
事務所で五十八の体調を心配する明美、良子、君枝。
そこへアルバイトで働いている龍一と健太郎が出社してきました。
健太郎「おはようございます」
龍一「ございます~」
良子「『ございます』ってなに!?」
ちゃんと挨拶をしない龍一を叱り、言い直させました。
後からさくらも事務所へ入ってきます。
さくら「おはようございます」
すみれ「今日からさくらもアルバイトさせてもらっていいかな?」
三人も笑顔で頷き、製作所へ連れて行って仕事を教えることにしました。
「俺も行くって」と付いて行こうとする龍一ですが、武に抱きかかえられ「お前は開店準備じゃ」と連れて行かれました。
製作所で肌着についてさくらに説明します。
メリヤスは洗ったら縮んでしまうため初めから洗って縮ませている事、それを考えたのがすみれなのだと。
裏返しにして作り、赤ちゃんの繊細な肌に縫い目が当たらないように考えたのもすみれであることを教えました。
明美「キアリスの商品には、さくらちゃんがお赤ちゃんの頃に思いついた小さなアイディアがいっぱい詰まってる。お母さんの愛がな」
幼少のさくらに服を着せて試行錯誤するすみれの姿。
悦子「元気でね、笑顔でね、幸せにね。そういう思いが込められているから売る方もね、そういう思いでいるのよ」
キアリスの商品たちに込められている思いを話します。
店へ出て接客することになったさくら。
そんな娘の姿を、紀夫は影からこっそり見守ります。
接客の様子、育児相談の様子を見学しノートに書き留めます。
赤ちゃんを抱っこして笑顔を見せるさくらでした。
人を笑顔にする仕事だと知る
仕事が終わり「ご苦労さんです」と事務所でさくらを迎える中西。
すみれ「なんでこの展示の仕方なんですか!」
小山と商品の置き方について議論する声が聞こえました。
お客様の立場に立って、子供たちが喜ぶものをと熱心に話します。
すみれ「ここには商品やなくて、子供たちの喜びそうなものを置きたいんです」
小山「一番目立つ場所に商品を置かない?それやったら何を置くんですか」
音の鳴る太鼓、ラッパの玩具、電車・バスの玩具など子供たちが喜びそうな物を置きたいのだと言います。
武「一番のお客様は子供たちですからね」
小山「親やないんですか?」
すみれ「子供たちです!」
そう言って睨み一歩も譲る気はないようです。
中西「いつもこんな具合に、打ち合わせがどんどん長くなるんです」
中西はすみれにメリヤス工場の橋詰からきた便りを手渡します。
中には孫と一緒に撮った写真が同封されていました。
すみれ「うちの肌着に使っているメリヤス工場の職人さんよ。お孫さんにキアリスの商品を着せるのが夢やっておっしゃってくれたの」
さくらは笑顔で孫を抱く橋詰の姿を見て、五十八の言葉を思い出しました。
大勢の人を笑顔にできる生き方なんてそうそうない、そんな生き方をしているすみれが誇らしいのだと。
さくらにも光り輝く人生を送ってほしいと言っていたことを。
写真をみつめるさくらの姿に微笑むすみれでした。
べっぴんさん19週106話の感想まとめ
すみれがどんな仕事をしているのかを知るいい機会ができてよかったですね。
いろんな人を笑顔にする仕事をしている姿を間近で見て、さくらの考えも変わったはず。
今まで仕事が忙しいと家を空けていただけで、実際にすみれの仕事に触れる機会がなかったから理解できなかった部分も多かったのかもしれません。
キアリスがさくらへの愛情で出来たこと、母親の愛を一身に受けて育ってきたことをやっと知ってもらうことができてよかったですね。