NHK朝ドラ「べっぴんさん」19週108話のあらすじネタバレと感想です。
まずは19週107話の振り返りを少し。
五月の妊娠を知り、彼女にどうしてあげたらいいか悩む栄輔。
キアリスの事務所へ相談に訪れました。
すみれはさくらに頼まれ、五月をキアリスで雇ってあげることに。
こんなに優しくしてもらった事を忘れないと感謝で涙を流す五月でした。
⇒べっぴんさん19週107話のあらすじネタバレと感想はこちら
べっぴんさん 19週108話のあらすじネタバレ
キアリスでバイトをするさくらと五月。
二人は顔を見合わせて微笑みます。
夕方、店の椅子に座り一人で泣いている五月の姿がありました。
さくら「どうしたの?」
五月「みんな、親切やな・・・やせ我慢できなくなるわ。不安で不安で、元気に産むことができるのか、私にできるのか」
さくら「五月さん、泣いても笑ってもこの子には五月さんしかおらんのよ。頑張って」
歩み寄り、手を握って励ましました。
五月「二郎ちゃんに会いたい」
そんな様子に、明美は今晩を最後に二郎がヨーソローを辞めることを伝えました。
さくらは急いでヨーソローへと向かいます。
すみれもさくらの後を追いかけました。
店では二郎がママに挨拶をしていました。
そこへ一人の少年が慌てた様子で二郎に駆け寄ってきます。
二郎の弟「二郎兄ちゃん、父ちゃんがおらんようになった。出て行ったんや」
母親は泣いてばかりで、二郎がいなくなったら自分たちは生きていけないと泣き縋ります
二郎「くっそ・・・なんでこうなんねん」
さくら「愚痴を言うてどうするの!どんなんでもいいからちゃんと答えを出してください、運命から逃げずに立ち向かうためにはどうしたらいいのか考えてください」
五月をみんなで支えていく
キアリスの店で、五月は泣き言を言った事をみんなに謝ります。
すみれ「大丈夫よ、五月ちゃん」
良子「私たちが子供を産んだ時は戦時中で、みんな一人やったの。旦那さんはいなかった。初めての事ばっかりで、それこそ不安で不安で毎日泣いてたわ」
すみれ「食べ物もなかったからおっぱいも出なくてね。ミルクもなかなか手に入らなくて・・・」
君枝「お米をすり潰して、やっとの思いで手に入れたお砂糖を混ぜたり、重湯を飲ませたり、うっすいおかゆを食べさせたり」
そんなお母さんたちや赤ちゃんのために、それがキアリスの始まりだったのだと教えます。
みんないるのだから大船に乗ったつもりでいてほしいと励ましました。
明美は赤ちゃんのオムツの履かせ方を教え、良子と君枝は赤ちゃんの抱き方を教えました。
君枝「五月ちゃんはどんな子にしたい?」
音楽が好きな子に育てたいと答えると、ト音記号や音符、リスが歌ったり踊ったりしているのを肌着に刺しゅうしようと言うすみれ。
四人のはしゃぐ姿を見て、夫たちは「まるで女学生やな」と言います。
紀夫「あの人らはずっと青春ですよ」
肌着に刺しゅうをする母の姿を見守るさくら。
家で五月と喜代も赤ちゃんのために編み物をしています。
すみれ「五月ちゃん、今度はなにを編んでるの?」
五月「おくるみ」
すみれ「喜代さんは?」
喜代「私は靴下です」
赤ちゃんのために手芸をしながら微笑み合う三人です。
さくらは部屋で赤ちゃんのイラストを描き笑顔になりました。
小さな新しい命の誕生は、ほんの少しずつこの世界を変えています。
五月と一緒に生きると決めた二郎
キアリスでは朝礼が行われ、今週いっぱいで夏休みが終わりであることを話します。
龍一「いやあ、夏の終わりいうのは寂しいもんやな」
良子「夏の終わりやなくて夏休みの終わりでしょう」
そう言って龍一をどつきました。
五月は出産ぎりぎりまで働かせてもらいたいと言いました。
店の外にいる怪しい人物に気づいた中西は、武と一緒に追いかけます。
捕まったのは二郎でした。
二郎「驚かせてしまってすいません」
五月がどうしたのかと聞くと、東京に行くのはやめたことを伝えます。
二郎「わしは、自分を必要としてくれる場所で愛する人と生きたい。音楽なんてどこででもできるから。せやけど五月は神戸にしかおらん。不安な思いさせて、一人で背負させてほんまにすまんかった。これからはわしがいる、お前の隣にずっと・・・五月、わしと一緒に生きてくれ」
そう言って五月を抱きしめました。
そんな様子を傍らで見ていたさくらは「嬉しいわ」と言って涙を流します。
そしてすみれの抱きつき、すみれも優しく背中をさすってやるのでした。
べっぴんさん19週108話の感想まとめ
すみれたちも苦労して一人で赤ちゃんを育ててきた時期もあるため、五月の不安な気持ちを十分すぎるほど理解できるのでしょう。
過去の自分たちが歩んだ道を、これから歩もうとする女性たちの手助けをすることがキアリスの存在意義ですよね。
みんなに支えられて生まれてくる赤ちゃんは幸せな子です。
二郎も愛する女性と共に生きる道を選びました。
そんな二人の幸せを素直に祝福できるさくらも、この短期間ですごく成長しましたね。