NHK朝ドラ「べっぴんさん」20週112話のあらすじネタバレと感想です。
まずは20週111話の振り返りを少し。
忠一郎は残りの人生を一緒に冒険しようと喜代を誘います。
喜代は役目を終えたら忠一郎と残りの人生を共に過ごすことを決めるのでした。
そんな二人を見て、良子と勝二も龍一の冒険家になる夢を応援することにしたのでした。
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べっぴんさん 20週112話のあらすじネタバレ
カウンターで飲んでいる明美と栄輔にヤキモキする武。
栄輔の肩にもたれかかる明美の姿を妄想してイライラし、グラスの酒をぐいぐい飲みます。
二郎「見ましたよこれ」
そう言って見せた雑誌の記事には、エイスが全国進出することが書かれていました。
明美「まだまだ大きくしたい思うてるん?」
栄輔「もちろんや、今大手の商社から出資を受けようとしてる。そろそろ事務所を東京に移すことになりそうや」
帰り道、泥酔した武を送る中西。
キアリスの店の前の道端に倒れてしまいました。
武「わかった!なし、わしが結婚せんのんか」
中西「なんでです?」
武「明美さんじゃ、明美さんがおるんじゃ」
その言葉を聞いて唖然とするのでした。
明美「時計屋のおっちゃんに聞いたで、昨夜酔っぱらって外でひっくり返ってたらしいやないか」
翌日キアリスの事務所で明美、良子、君枝に叱られる武。
いつまでも独り身でいるのがいけないのだと、結婚相手を探すために四人は出掛けて行きました。
中西「部長、明美さんに堂々と思い伝えたらどうです」
昨日、結婚しないのは明美のことが好きだからと自分で言っていたことを伝えます。
武「絶対に言うな!男同士の約束じゃ、頼む」
胸倉を掴んで険しい表情で口止めするのでした。
武のお見合い相手を探す
すみれは大急の売り場で悦子と小山に結婚相手のことを相談しました。
他の三人も様々な人に相談して、たくさんの相手候補の写真を見せられていました。
事務所でお見合い相手の写真を武に見せます。
武「いや、美人過ぎち。わしにはとても、緊張しち話ができん」
良子「私たちとは話してるのにね」
良子の言葉で一瞬場が凍りつきました。
次々と女性の写真を見せますが、どれも乗り気になれないようです。
そんな様子を紀夫の傍らで見ていた中西は歯痒そうにしています。
ジャズ喫茶に男会の面子で集まり、飲みながら武の結婚相手の話をします。
紀夫「あれもこれもいやいや言うて、中にはかなりの美人も可愛らしい娘もおるのに」
勝二は、あの年まで結婚しない理由が気になりました。
何か事情を知っている様子の中西に気づいた紀夫。
中西「わしは何も知りません」
昭一「それは知ってる言うことやな」
問い詰められますが、「言えません」と男同士の約束を守ろうとします。
しかし、その約束は正しいのかと聞き、良かれと思ったことが武を不幸にすることもあるのだと言いました。
勝二「一生たけちゃんが独身でもええと思うてるのか?」
有り得ると言いながらため息をつく三人。
二郎に助けを求めますが「わしは空気です」と言って突き放しました。
中西「部長は・・・明美さんが好きなんです」
とうとう口を割ってしまった中西でした。
明美が結婚しない理由
夫たちは、自分の妻たちにこの事を知らせます。
朝になり、すみれ、良子、君枝は意気込みながら出勤してきました。
良子「たけちゃん、明美さんのことが好きなんやてね」
約束を破ってしまったことを謝る中西に怒る武。
良子「踏み出さな」
肩にぽんと手を置いて応援しました。
明美が事務所に来ると、二人きりにするために中西も連れて本店へ行くと言って出て行きます。
武「ああ、明美さん、わし・・・今でも明美さんを幸せにしたいち思うちょります」
顔を背け、少し間を置いた後「今晩ヨーソローに来て」と言うのでした。
すみれたちは二人のことが気になり、隠れた場所で見守らせてほしいと二郎に頼みます。
明美と武は店のカウンターに座りました。
すると、そこへ栄輔がやって来ます。
明美「うちはな、結婚しないって決めてるんや」
物心ついた頃には、父親は亡くなっていて母親と二人だったことを話します。
明美「そのお母ちゃんがのうなった時、どんなにつらかったか。自分の体の半分が持っていかれた感じやった。今でも会いたいな、会えんのやなあって。今やったら何でもしてあげられるのに、悔しいなって」
栄輔「同じや・・・」
明美「もう亡くしたくないんや、家族は」
その話を聞いたすみれは、幼少の頃に母親のはなを亡くした過去を思い出しました。
明美「せやから作りたくない。たけちゃん、たけちゃんはほんまにたけちゃんを必要としてくれる人を幸せにするべきや。それはうちやない、ちゃんとみつけな」
隠れて聞いていたすみれも、明美の言葉で沈んだ表情になってしまいました。
べっぴんさん20週112話の感想まとめ
ずっと結婚しなかった明美でしたが、そんな理由があったのですね。
たった一人の家族であった母親を亡くして独りで生きてきて、二度とつらい思いをしたくないから家族を持ちたくないという気持ちも分かります。
明美さんには幸せになってほしいけれど、彼女にとって結婚が幸せなものではないのなら難しいですね。
結婚はいいものだと思える何かがあれば気持ちも変わるのかもしれませんが。