NHK朝ドラ「べっぴんさん」3週14話のあらすじネタバレと感想です。
まずは3週13話の振り返りを少し。
神戸の空襲で家が焼失してしまい帰る場所のなくなってしまったすみれたち。
そんな中、五十八の兄・長太郎から家を出て行ってほしいと言われてしまいます。
行く当てもないのに無情に追い出そうとする物言いに家を飛び出してしまったゆり。
子供たちに囲まれている軍服姿の男性の姿がありました。
その男性は出征から戻ってきたゆりの夫・潔だったのです。
べっぴんさん 3週14話のあらすじネタバレ
家で食事をする潔。
そこへ祖母のトク子がやってきました。
「沖縄は大変でしたやろ」と聞くと、あまり話したくない様子でうつむきます。
ゆりは、父親である野上正蔵の死を伝えます。
野上が、吸収合併された坂東営業部をいつか取り戻すと意気込んでいたこと。
坂東営業部のビルは空襲で全て焼けてしまったこと。
潔がいない間に起こってしまった事を話すと、大阪に戻ると言います。
軍資金を作って、もう一度大阪で一旗揚げると宣言するのでした。
すみれに、この先どうするのかを聞きます。
娘のさくらを連れて神戸に戻って紀夫を待つと答えました。
長太郎の言う事は気にしなくていいと励ますトク子に「おばあさま、お元気でね」と手を握りながら別れを言います。
貯金だけを頼りに神戸に戻ることになりました。
闇市で商売を始める
昭和20年(1945年)冬
坂東家の跡地は進駐軍に接収されてしまい、すみれは庭の片隅にバラック小屋を建てます。
そこで女中の喜代さん、娘のさくらと共に紀夫の帰りを待つことに。
大阪の闇市ではオートバイに乗った潔の姿がありました。
闇市に建てたバラック小屋でゆりと共に生活して商売をしているのです。
「あいつら後から入ってきて我が物顔ですわ」と三人の強面の男たちが不満そうにゆりたちをみつめます。
商売を邪魔しようとする三人を一人の帽子をかぶった男が止めました。
「まあまあ・・・」と言いその場に座って商売の様子を眺めています。
帽子の男は闇市の元締めをしている根本という人物です。
ラジオから流れる軍の情報を聞くすみれ。
未だ紀夫の行方が分からないままなのです。
預金封鎖で生活の糧を失う
昭和21年(1946年)2月
外を歩いていたすみれは落ちていた新聞を拾います。
そこには預金封鎖と書いてありました。
口座が凍結されてしまい勝手にお金をおろすことができなくなったというのです。
しかも二万円以上の預金には財産税が課せられるといいます。
経済は大混乱となり、唯一の命綱あった配給も遅配続きで当てにならず。
闇市は値段が高く、まともに食事を摂ることもできません。
そこへゆりたち夫婦が訪ねてきました。
潔は上着の内側に隠し持っていた食料を見せます。
食料を分けてもらったことに礼を言うすみれ。
五十八と執事も訪ねてきました。
五十八は潔の無事な姿を見て喜びます。
預金封鎖されてしまった事を話しました。
日本を良くしようと思って議員になったのに、進駐軍に取り調べを受けて全てを失ってしまったと言います。
五十八「誰に負けたんやろうな・・・わしは、何に負けたんやろな」
負けと決めるにはまだ早いと言う潔。
坂東営業部を復活させたい、五十八と野上が必死でやってきたことが無かった事にはならないと訴えます。
とりあえず何か物を売って現金に換えて、闇市で食料を手に入れるしかない。
そう言われ売るものを探します。
並べられたものは全て思い出のある品ばかりで、これらを売る踏ん切りがつかないすみれでした。
べっぴんさん3週14話の感想まとめ
近江の家を出て行かなければならなくなり行く当てもなくてどうなってしまうのだろうと心配でしたが、潔が帰ってきたことで大丈夫かなと少し安心して見ていました。
すみれの家の跡地が進駐軍に接収されてしまったなんて横暴ですね。
なんとかバラック小屋で暮らして預金を切り崩して生活をしていたのに、預金封鎖という追い打ちがあり何でこんなに酷いことばかりが起こるのだろうというお話でした。
闇市で商売をする潔とゆりにも怪しい人物たちの影があり心配です。
闇市で食料を買うため思い出の品とさよならしないといけないすみれの心境を考えると切ないですね。