NHK朝ドラ「べっぴんさん」5週29話のあらすじネタバレと感想です。
まずは5週28話の振り返りを少し。
闇市の場銭を支払うことに納得のいかないゆりは、元締めの根本に直談判することに。
その姿を見守る五十八でした。
べっぴんさん 5週29話のあらすじネタバレ
元締めの根元の前に進み出たゆり。
ゆり「私は野上ゆりといいます。私、不思議でたまらないんですけど…どうして闇市の場所代を貴方がとるんですか?」
その言葉に強面の男たちが怒ります。
男たちを制止して前へ出る根本。
声が小さくてよく聞こえないと大声をあげました。
強面の男たちは、この辺は昔から根本が仕切っているのだと言います。
それなら見直してくださいと懇願するも、身を震わせている様子に「かわいそうに」とあざ笑う彼ら。
五十八「ゆり、もうええやろ。今日はこれで失礼します」
止めに入った五十八はゆりの手を引いて帰っていきます。
世の中には理屈で通らないこともある。
商売をやっていたらそんなことの連続で、そういう事とどうやって対峙して解決するか。
打開策をみつけることが大事だと教えました。
闇市を歩く五十八は、世の中を知らせるための自分の行為が間違っていたのかと悩みます。
忠一郎「旦那様は背中で見せてやったたらええんです」
お嬢様として育ったゆりが、闇市の環境で暮らしている事が不憫で泣く忠一郎。
女性自体がいないような治安の悪い場所にゆりが居なくてはいけないことを嘆かわしく思うのです。
闇市を見て「そうか」と何かを思いついたように歩き始める五十八でした。
君枝の夫・村田昭一が帰ってくる
ラジオで英会話の番組が流れると怒って電源を切るゆり。
「なんで今頃になって英会話なんか」とつぶやきます。
影から様子を見ていた潔が出てきて「やっぱりゆりはおもろい女やな、わしが言いたいこと全部言うてくれたわ」と伝えます。
考えを相談してくれない潔に同士ではなかったと言います。
同士だから、信頼しているからこそ細かいことをいちいち言わないのだと答えました。
潔「わしとゆりは似ている。せやから結婚したいと思うたんや」
ついてきてくれと言う潔に「今は一人にして」と頼むのでした。
ランディ夫婦の家で、テーブルクロスのデザインを描いたスケッチブックを見せます。
そのデザインを大変気に入った様子です。
よかったと喜びながら家を出てくる三人。
なにかをみつけた君枝はスケッチブックを落としてしまいます。
視線の先には軍服の男性が。
男性は君枝の名を呼びます。
駆け寄る姿を見て「走らんでええ」と体調を気遣い、抱き合う二人。
男性は君枝の夫・村田昭一でした。
息子が帰ってきたのを知った琴子も「おかえり」と手を握りました。
家から出てきたランディ夫婦は明美にどうしたのかと聞きます。
昭一を連れて君枝と琴子は家へと帰っていきました。
明美「旦那さんが帰ってきたら、こんなことになるんやな」
商売人として助言する五十八
闇市を歩きながら考え込んでいる様子のすみれ。
潔の家の前で、栄輔から端切れを受け取ります。
品物が売れていることを話すと、家から出てきて「ええ品物やからな」と微笑む五十八。
いい機会だからと潔に今後のことを話します。
潔「お父さんの話は見当が付きます。うちの商品が気に食わんのも、当然や思います」
粗悪な商品は坂東営業部の商売ではないとわかっているものの、他に方法がないことを伝えます。
五十八だったらどうするのかと問うと、保証を付けると答えました。
五十八「これはええもんやと、ほんまに自分で言えるもんしか売らん。そして信用を得る。焦るな、急がば回れ、それが商売の・・・いや、人生の基本や」
そう助言をしました。
「頑張ってるんやね、すごいわ」とすみれを褒めるゆり。
その言葉を聞いて喜び「またすぐ来るからね」と言い残し帰っていくすみれでした。
べっぴんさん5週29話の感想まとめ
やはり闇市のボスだけあって根本は手強いようです。
世の中を教えるために危険を承知で娘を見守る五十八の父親らしい姿がいいですね。
君枝の旦那さんも帰ってきて、すみれの心境は複雑でしょう。
はやく紀夫が帰ってくるといいですね。
粗悪な商品を売るしかない潔に対して本当に良い商品を売ってゆっくり信用を築いていくことを助言する五十八は、やはり商売で大成した人といった感じです。
五十八は父親としても商売人としても立派な人ですね。