NHK朝ドラ「べっぴんさん」8週45話のあらすじネタバレと感想です。
まずは8週44話の振り返りを少し。
「他人を信じるな」とすみれに忠告する紀夫。
収容所で、自分の命が助かるために仲間を裏切る人間たちの姿を目の当たりにし、人間不信になっていたのでした。
べっぴんさん 8週45話のあらすじネタバレ
『明日、開店! 初日にベビー相談室開催します』と書かれた張り紙。
すみれたちは店の開店準備をすすめていました。
『キアリス』開店の日。
紀夫と喜代にも店に来てほしい誘うすみれに、仕事の紹介をしてもらうので行けるか分からないと答える紀夫。
喜代は、おめでたい日なのだから合間か帰りにでも寄ってあげてほしいと頼みます。
曖昧な返事をして食事を続ける姿を不安そうにみつめるすみれ。
道端で花売りの少女から花を買っている明美と遭遇しました。
後から良子と君枝も来て、店の前に四人揃い『ベビーと子供服の店 キアリス』と書かれた看板をみつめます。
営業が開始され、型紙や商品の案内をするすみれと良子。
明美は、よその子に比べてよだれが多い気がすると悩む母親の相談を聞いています。
明美「まだ上手に飲み込むことができない時期なので、そんなに気にしなくていいですよ。できたら、こまめに濡れた涎掛けは代えてあげてください」
それを聞いた母親は、すぐに涎掛けを買い求めます。
潔と栄輔も店を訪れました。
職がみつからず意気消沈の紀夫
ショーウィンドウの前で「時子ちゃん、これ素敵やな」「ええね」と言い、夫を亡くし落ち込んでいる時計屋の時子を元気づけようとする女性たち。
すみれは、彼女たちに飾ってある子供服は型紙も売っていることを教えます。
それを聞いた時子は「大人のもあったらええのにね。オシャレでもしたいわ。なあ、お父ちゃん」と笑顔で言いました。
笑顔を取り戻した時子にみんな喜びます。
良子が苦手としている派手な格好の常連客・麗子も店にやって来ました。
「これちょうだい」と良子のいるカウンターに商品を置きます。
満面の笑顔で接客すると「気分ええわ」と上機嫌になりました。
その頃、当てにしていた仕事を断られ落ち込みながら歩いている紀夫の姿がありました。
店の閉店時間となり、「みんな、よう頑張った!」と拍手で労う潔たち。
「型紙が大人気でしたね」と麻田が言います。
すみれ「型紙のええところはね、楽しい時間までついてくるところやと思うんです。私たちも、物を作るとき誰かのことを考える。この型紙は、お母さんが子供のためを思う時間、それもついてくるんです」
少しでもみんなが希望をもってくれたらいいと語るすみれ。
店の前を通りかかった紀夫は店内を覗きます。
栄輔に抱っこされ「好き」と言っているさくらの姿を見てしまい、つらそうな表情で店を後にしました。
家に帰った紀夫は真っ暗な部屋に一人座り結婚式の時の写真をみつめます。
外から帰ってきたすみれと、さくらを背負ってきた栄輔の声が聞こえました。
戸を開け外に飛び出した紀夫は栄輔に掴みかかります。
しかし、すぐに冷静になって「おかえり」と一言残し家へと入っていきました。
小さな事務所から坂東営業部を再開
大阪の道端で転げる忠一郎。
「ここはどこ?私は誰?」と困惑した様子。
潔と栄輔が声をかけると、すぐに正気を取り戻し家で客が待っていることを伝えます。
出征していた坂東営業部の社員たちが戻ってきたのでした。
潔が坂東営業部の復活のために動いていることを聞き、一緒に働きたいと訪れたのです。
嬉しい話だが、まだ資金も準備も足らないのだと言う潔に五十八は「潔くん、看板っちゅうのは掲げたもん勝ちとちゃうやろか。小さい商いからでかまへん、こいつらが働ける場所作ったってくれ」と頼みます。
1か月後、大阪に小さな事務所を借りて坂東営業部の船出となりました。
潔「紀夫くん、わしはこれからは婦人服や思うてるんや」
紀夫に紳士服より婦人服の需要が高まると、ゆりがいる近江の麻を使いたいという事を話します。
その考えを長太郎とトク子にも伝えました。
後ろで座って聞いていた節子と静子に「今のお話聞いて着てみたいと思いました?サマードレス」とデザインのイラストを見せます。
「素敵!」と感激して思わず声が出てしまった静子。
長太郎が頷くのを見て、節子も「そこまで言われたら、いくらなんでも断れへんわ。なあ、静子」と嬉しそうに言います。
トク子「洋服に使える薄い麻を作ってもらうと思うたら、やっぱり石鍋さんやな」
宴会でゆりが怒らせてしまった男性のことでした。
ゆり「おじさま、私に任せてもらえませんか」
キアリスも開店して1か月が経ちました。
型紙はいくらか売れているが、他が売れず今月の家賃も心配な状態。
売り上げは芳しくなく、暗い表情を見せるすみれでした。
べっぴんさん8週45話の感想まとめ
就職が上手くいかず、自分に懐かないさくらが栄輔に「好き」と言っているのを見てしまって踏んだり蹴ったりの紀夫ですね。
でも今回は出征から戻ってきた社員たちが集まり坂東営業部の旗揚げという明るい出来事もあってよかったです。
ゆりが怒らせてしまった石鍋をどう説得するのかも気になります。
大勢の人で賑わっていたお店でしたが、売り上げは芳しくなく、まだまだ苦難は多そうですね。