NHK朝ドラ「べっぴんさん」10週55話のあらすじネタバレと感想です。
まずは9週54話の振り返りを少し。
大急百貨店で店を出す話を断ったすみれたち。
大急の社長・大島は、すみれと直接話がしたいと言ってきたのでした。
べっぴんさん 10週55話のあらすじネタバレ
大島「うちからの話を蹴ったと聞きましたが」
蹴ったわけではなく丁重にお断りしたのだと答えるすみれ。
大島社長は、ちょっと前に百貨店ですみれを見かけたことを話し、そこで何かを思ったのではないかと問います。
すみれ「そうです、売り場から売れ残りと言って商品が処分されるのを見て悲しくなりました。でも、それだけではありません。大急さんにはお任せできないと思ったことがあったからです。キアリスの商品を・・・」
すみれは小山から量産するために工程を減らすよう要求されたことを話します。
それではキアリスの物ではなくなってしまう、そう話しても分かってもらえなかったことを伝えます。
大島「忙しいんだ、毎日毎日何人もの人と会わなければならない、とてつもない数の商品を見なければならない。考えることもたくさんある、無駄なく、合理的に、そんな風に仕事をしているうちに、あなたの感じた一番大事なことを忘れてしまったみたいだな」
すまなかったと謝り、十日間委託販売をしてみないかと提案します。
場所貸しみたいなものだと、自分たちの責任のもとで百貨店の力を試してみないかと。
委託販売の件をみんなに話す
委託販売の提案をされたことを店で話すすみれ。
良子たちは乗り気ですが、夫たちは特選マークをつけてもらえばすべて大急が買い取ってくれるが委託となれば売れなかったら損害を出してしまうと心配します。
売り子の人件費などを払わなければならないという話で、悦子に頼めないかと言うすみれ。
本当に自分らだけでやれると思っているのかと聞く昭一に「やれるいうよりも、やるしかない思うてるわ」ときっぱり言う君枝でした。
夫たち三人と一緒に屋台で食事をする武。
勝二「きみは一体どっちの味方なんや?」
男会に入るのか女会に入るのかを問い詰め、強引に男会に入れてしまいました。
一人沈んだ顔の紀夫。
勝二「紀夫さんには悪いが、今回わしは手助けする気はないんや」
はっきりと手助けを断られ「わかってます」と答えるのでした。
家で縫い物をするすみれの姿をみつめる紀夫。
作業が終わり、紀夫に「振り回してしまってごめんなさい」と頭を下げて謝ります。
紀夫「正直言うて、仕事としてはほっとしているところもある。でも、夫としてはとてつもなく心配や」
大急百貨店を訪れたすみれ、明美、良子、君枝。
四人で大島社長に会います。
大島「これはこれは、わざわざ四人で」
すみれ「キアリスは四人のお店です、誰が欠けても今の私たちはなかったんです。だから大事な時はみんなで」
四人の顔を見て名前を呼ぶ大島社長。
大島「百貨店は今、生まれ変わろうとしています。大勢の人に来てもらうためには目玉になるもの、そしてお客様が心から喜んで、また欲しいと思ってくれるようないいものを置きたい。皆さんと力を合わせてやっていきたいんだ。よろしく頼みますよ」
社長の商売への心持ちを知った四人は「はい」と返事をします。
玉井の誘いをはっきりと断る
夜、明美に会いに来た玉井。
偽物なんかで儲ける気はないと、一緒に商売する話を断ります。
玉井「おい、姉ちゃん。将来死にかけた時、誰が助けてくれるんや、金やろ」
明美「誰も助けてくれんでええわ、大事なんはどうやって死ぬかより、どうやって生きるかや」
綺麗ごとだと不機嫌になると、武が二人の間に立ちふさがります。
後悔すると捨て台詞を吐いて店を出て行きました。
明美「たけちゃん、あんたすごんでも全然こわないわ」
三十分後に家に来てほしいと言います。
言われた通り、あさやへ来た武。
食事を作ってごちそうします。
「うめえです」とおいしそうに食べる姿を笑顔でみつめる明美でした。
店で、売り上げ予測の数は間に合うのかと聞く小山。
間に合うと思うが、全体の割合から肌着やおしめが足りないのではないかと意見します。
そして、大島社長の言う通り目玉になる商品を作りたいと話しました。
君枝の家では、上の階を作業場にするために準備をすすめています。
健太郎を連れて家に帰ってきた琴子は、上の階が騒がしいことに気づきます。
君枝「明日から宜しくお願いします」
作業をしてくれる女性たちに挨拶をしていると、琴子が部屋に入ってきました。
許しをもらっていると思っていた君枝。
琴子「何の話、聞いてないわ。勝手にやめてちょうだい」
いよいよという時に、果たしてキアリスは無事に出店まで辿り着けるのでしょうか。
べっぴんさん10週55話の感想まとめ
やはり大島社長に直接会ったのは正解でしたね。
すみれたちの良いものを作りたい気持ちがしっかり伝わり、委託販売というかたちで自由にやらせてもらえることで信念を曲げることなく百貨店に店を出せるようになってよかったと思います。
玉井の言うことに少しは心が揺れているようだった明美も、大島社長の言葉で完全に吹っ切れたようでしたね。
しかし、今度は作業場の問題が出てきました。
ちゃんと許しをもらっていなかったような気がしていたので心配でしたが、直前になって話し合わなければならないのは厄介ですね。