NHK朝ドラ「べっぴんさん」10週56話のあらすじネタバレと感想です。
まずは10週55話の振り返りを少し。
大急百貨店の社長・大島と直接会うことになったすみれ。
断った理由を伝えると、十日間委託販売をしてみないかと提案されます。
委託販売の話を受けることになったのですが、今度は作業場の問題が出てきました。
べっぴんさん 10週56話のあらすじネタバレ
上の階を作業場にすることを反対する琴子に、十日間だけ大急百貨店でお店を出すことを話します。
琴子「もう、一か月だけですよ」
仕方なく了承するのでした。
キアリスのカードを作りながら、大急のお客様にも知ってほしいと話す四人。
目玉になる商品を話し合います。
明美「自分がお客さんの立場でほしいものでええやない」
会社では紀夫が委託販売の件を潔たちに伝えました。
潔とゆりは二人で話し合います。
ゆり「もっと上手くやれば、大急とキアリスお互いにとっていい形にすることもできたかもしれなかったのに。やっぱり紀夫さんには難しいんやない?経理の戻したほうが本人もほっとするんやないかな」
潔「いや、それは早い。まだ考えがあるわ」
その返事に困った顔をするゆりでした。
戻ってきた社員たちに、新しく考えている企画があり、もしそれが上手くいったら坂東営業部にとって大きな躍進になることを話します。
企画に参加するメンバーに紀夫を指名した潔。
「はい」と返事をしたものの、浮かない表情をするのでした。
手に負えない龍一に悩む
店では悦子が接客の練習をしています。
お客役の明美が、子供のズボンはすぐ穴が開いたり破けたりすることを相談します。
悦子「さようでございますよね、わたくしどもも子供服を作る店として、それが悩みのひとつでございました。ですが、お子様が動き回るときに一番負担のかかるこの股ぐりの部分を二度縫いすることで解決したのです」
完璧な接客に目が点になる明美。
後ろにいた悦子の友人二人も「さすが悦子さま」とうっとりした表情に。
拍手するすみれでしたが、「悦子さま」と呼ばれていることに顔をしかめる明美です。
龍一は、キアリスのカードを作る絵具と筆でいたずらをしていました。
武「龍ちゃんダメじゃ!」
慌てて止める武。
こんな事をしたらお母さんが悲しむと注意するすみれに「かなしまへんよ」と答えます。
ちょうどそこへ戻ってきた良子と君枝。
いたずらしたのを知り「龍ちゃん」と悲しそうにぽつりと言うだけでした。
明美「良子ちゃん、まずこんな事したらあかんって言わな」
「言うてるよ」と答えると、「通じてへんやない、ちゃんと教えな」と言います。
良子「明美さんは、子供がおらんからわからんのよ」
責められて、つい出てしまった言葉に「ごめん」と一言謝ります。
夜、龍一の寝顔をみつめる良子。
大急出店まであと二週間だが上手くいっているのかと聞く勝二に「わからない」とつらそうにつぶやきます。
様子がおかしいことに気づき、どうしたのかと聞くと
良子「どうしたらええのかな。さくらちゃんもけんちゃんもええ子なのに、何でうちの子だけ言うこと聞いてくれないの、もうどうやって育てたらいいのかが分からない」
悩む良子にかける言葉のみつからない勝二でした。
大急での目玉商品を思いつく
店でいたずらされたカードを書き直す明美。
武「わしが金持ちじゃったらな、明美さんうまいもの食わせちゃるってぱーっち街に連れ出すんじゃけどな」
明美「うまいもん、なんやろな…鰻かな、いま鰻食べた気分やわ。たけちゃんごちそうさんね」
お礼に終わったら何か作ると言い微笑む明美でした。
紀夫は出張に行くことをすみれに伝えます。
工場まわりだと、ナイロンを服地にしてくれるところを探し、新しくやる洋裁教室で目玉の材料にすることを話しました。
すみれに大急に出す目玉は決まったのかと聞くと「まだよ」と答えます。
「ずっと考えてはいるんやけど」と、なかなか思いつかないようです。
朝になり喜代は「さくらお嬢様、保育所に預けないけませんかね。寂しいて寂しいてたまらないんです」と深刻そうに言います。
喜代の負担を考えて保育所に預けたのだと話すと「負担やないんて、これっぽっちも思ったことありません。年はとりましたけど元気です」と答えます。
さくら「喜代さん、さくらのお弁当できた?」
お花の飾りがされたお弁当を開けて見せます。
喜代「お弁当箱が殺風景やから、開けたら楽しいのがええと思いまして」
さくら「楽しいよ、寂しいけどお弁当開けたら楽しい」
そんな二人の様子を見て、さくらを家でみてほしいと頼む紀夫。
「はい喜んで」と満面の笑顔になりました。
すみれも「それが一番ね」と、再び面倒を見てもらうことに。
お弁当を風呂敷に包むのを見て、目玉になる商品を思いつきます。
お弁当の蓋に絵を描いておそろいの箸と袋を付けてセットにして、キアリス大急店での限定にすることを提案しました。
君枝に見本のデザインを頼みます。
スケッチブックを取りに行き、ふと良子がどうしているのかと心配します。
言い過ぎてしまったと気にする明美。
家で、良子は昼食の準備をしながら歩き回る龍一に「龍ちゃん座って」と注意します。
「怒るよ」と言うと「ええよ」と返事が返ってきて叱ることもできずにうつむいてしまいました。
そこへ「こんにちは、良子ちゃんいますか?すみれです」と訪ねてきたすみれ。
良子がどれだけ追い詰められているか、この時のすみれは気づいていませんでした。
べっぴんさん10週56話の感想まとめ
良子は頑張っているのに子育てが上手くいかないのを見ると、もどかしさを感じますね。
優しく言い聞かせようとしてもダメとなれば、どうやってしつけたらいいのかわかりません。
キアリスの大急進出は目玉の商品も決まり順調にいきそうなのに、良子の子育て問題を解決するのは一筋縄ではいかないようですね。