NHK朝ドラ「べっぴんさん」12週71話のあらすじネタバレと感想です。
まずは12週70話の振り返りを少し。
女でも社会で活躍したいと言っていたゆりのために、働きやすい環境を作ってきた潔。
しかし、ゆりは自分にとっての大事なものが変わったのだと言います。
ゆりと坂東営業部のために必死で頑張ってきたのに、家出をされて困惑するのでした。
べっぴんさん 12週71話のあらすじネタバレ
ゆり「きっと変わったんです。私にとって大事なものが」
夜、潔はゆりに言われた言葉を思い出し考え込んでいました。
何かを感じ、廊下に出てみると縁側には父親の野上正蔵が座っています。
潔「親父、あっちはどないや?」
正蔵「まあぼちぼちやな、お前に会わんと来てしもうたんやが」
潔「無念やったな」
正蔵「ああ、無念やった。せやけどな、命というのは継がれていくもんなんやと思うたらスーッとなったわ。わしにはお前がおる。潔、わしに孫ができるらしいやないか・・・孫か・・・」
そう言って満面の笑顔で笑うのでした。
朝、布団の中で目覚めた潔。
「おはようございます、潔さん」と節子の呼ぶ声が聞こえました。
朝食の準備ができたことを知らされ五十八とゆりが待つ部屋へ。
ゆりの気持ちを確かめる潔
部屋に入り突っ立っている潔に「どないしたんや?」と聞きます。
潔「親父が出てきました」
困惑する二人。
潔「夢やと思うんですけど、出てきた」
五十八「ああ、野上がか。元気にやっとったか?」
笑いながらそう答え、正蔵が何か言っていたか聞きます。
無念だけど心の整理がついているようであったことを伝えました。
潔「わしは、もし親父にもう一回会うことができたら『坂東営業部を頼む』そう言われると思うてました。せやのに親父は、坂東営業部のばの字もなしに、ウシシシシって。もし・・・もし親父が生きとったら、そないな風に笑うたんやろうな。孫ができたことをただ喜んで、みんなは生きていれば変わる、変わることが生きるという事なんやて、親父の喜ぶ顔を見てそう思うたわ」
その話を聞き、潔の幸せとは何かと聞く五十八。
潔「わしは、ゆりとちゃんと家族になりたい」
ゆりに向き直り、そうはっきりと伝えて「ゆりはこれからの事、どんな風に考えてる?」と聞きます。
ゆり「私は、洋裁教室も軌道にのってきたし、もう仕事はいいと思うてる。それ以上に、大事なものができたから。これからは、この子をしっかり育てたいと思うてます」
その考えを聞いて「ゆり・・・家を建てよう、わしらの家や」と言いました。
気持ちを理解してもらえ、涙を浮かべながら「ありがとう」と言うゆりでした。
喜代のお見舞いで病室を訪れたすみれ。
看護婦から、もうすぐ退院であることを伝えられ喜びます。
麻田からベビーショップを立ち上げた当時の話を聞き
紀夫はキアリスの前に立ち何かを考えていました。
「お父さんは、お母さんのどこが好き?」とさくらに聞かれたこと、「キアリスを辞めさせてください、紀夫さんとさくらに迷惑かけてる」と言って店を辞めることを決めたすみれの姿を思い出していました。
店の前を潔が通りがかり、何をしているのかと聞かれます。
二人はあさやへ向かいました。
麻田からシナモンティーを出され、すみれの青春の味だと教えたられます。
麻田「ここでな、いつも仲間と刺しゅうをしながら、ああでもないこうでもない言うてな」
潔「そうや、始めはここにベビー用品を並べとったんやもんな」
それが今では大急だと、思いだけでここまできたことに感心します。
その話を聞き「ご相談があります」と真剣な顔で話を切り出す紀夫。
紀夫は近江の家を訪れました。
座布団にも座らずに、五十八の前で真剣な顔になり話があることを伝えます。
紀夫「申し訳ありません、坂東営業部を辞めさせてください」
土下座をして謝る姿に、目を見開いて驚く五十八と忠一郎でした。
べっぴんさん12週71話の感想まとめ
夢に出てきた正蔵の言葉で、坂東営業部に縛られていた潔の気持ちが軽くなってよかったですね。
正蔵が生きていたら夢の通りのことを言ったのではないでしょうか。
ゆりと結婚する時も、一番に潔の幸せを考えていたのは正蔵でした。
会社も大事ですが、まずは自分自身が幸せにならなければいけませんね。
ずっと考えていた紀夫も、あさやですみれが店を立ち上げた当時の話を聞き決心したようです。
これからどうなっていくのか気になりますね。