NHK朝ドラ「べっぴんさん」2週9話のあらすじネタバレと感想です。
まずは2週8話の振り返りを少し。
坂東ゆりからの手紙を受け取った野上潔は、自分もゆりに惚れているのだと言います。
父親の坂東五十八は二人の気持ちを聞かされ結婚を許しました。
潔に恋をしていた坂東すみれは失恋してしまったのです。
そんな時、すみれに想いを寄せている幼馴染の田中紀夫と再会することになりました。
べっぴんさん 2週9話のあらすじネタバレ
商売を始め苦労した両親
「失恋ですか?」とすみれに聞く紀夫。
子供の頃から潔に好意を持っていたことを知っていた紀夫は、姉の結婚相手なのにと咎め部屋を出ていきます。
五十八の母・トク子と会話をするすみれ。
五十八は次男坊で理不尽な思いをしており、一人で大阪に出て頑張ってきたことを話します。
五十八の父は近江で布の売り買いを生業にしており、得意先を分けてもらって小さい店を開いたのだと言います。
商売で成功した五十八でしたが、兄の長太郎に得意先を譲れと言われるのです。
本家は商売がうまくいっておらず傾いていたのでした。
家を出ていく五十八に謝るトク子。
すみれの母・はなも病弱なのに五十八のために身を粉にして働いていました。
夫婦二人で築いてきた会社を引き継いでもらいたいという思いは人一倍強いのです。
父親と二人きりの生活
朝、五十八と二人で朝食をとるすみれ。
父親と二人きりになって変な気分だと話します。
潔は祝言を挙げるとすぐに出征してしまい、坂東営業部では気丈に働いているゆりの姿がありました。
祝言の時の写真を見て、辛い思いを押し殺し仕事に励みます。
それから半年後の昭和18年(1943年)。
鐘は武器の材料になってしまったため除夜の鐘の鳴らない大晦日でした。
豪華とは言えないおせちが五十八の前に出されましたが、みんなでおせちを囲めるだけ幸せだと言います。
執事は、言葉を濁しながら坂東家をどうするのかと問います。
五十八「昔から言われとった例の話、進めてみいひんかと言われとる」
執事「すみれお嬢様のですか?」
そこへすみれが晴れ着姿で現れ、正月の挨拶をします。
この時はまだ晴れ着を着ることができ、質素でささやかですが親子水入らずの幸せな新年を迎えることができました。
家を継ぐために結婚を決意
歌いながら行進する女学生たち。
すみれたちは針仕事をしており、友達の君枝がつらそうに咳き込みます。
同じ部屋で針仕事をしていた女学生の高西悦子は不満を漏らしました。
お国のために戦っている兵隊さんのためだと言う君枝に、あなたに言われる筋合いはないと反発します。
「あっという間やろうね、卒業まで」とつぶやく良子に何かあったのか尋ねると、縁談の話がきていると言うのです。
相手は15歳も年上で、優しいけど年上過ぎることが気に入らないと愚痴ります。
家に帰ってきたすみれは家族で撮った写真を手に取りみつめます。
「結婚か…」とつぶやくすみれに「もうお聞きになったんですね、縁談のお話」と声をかける女中。
それを聞いて五十八と話をします。
昔から坂東家の婿になる候補の男性がいたようなのです。
その話を聞き、両親が築いてきた家を絶やしたくないと結婚することを決心します。
家を継いでくれることを知って喜ぶ五十八。
相手はどんな人かを聞くと、見合い写真を見せます。
その写真に写っていたのは幼馴染の紀夫でした。
べっぴんさん2週9話の感想まとめ
次男であるため苦労してきた五十八と、それを病弱にもかかわらず懸命に支えてきた母親・はなの過去が語られました。
そうやって苦労して築き上げたからこそ、家を継いでほしいという気持ちが強いことを知ってしまったすみれが結婚を決意するシーンが健気でした。
まだ顔も見ていないのに結婚するなんて普通では言えませんし、すみれも初恋を経験しているのですから好きな人と結婚したいはずですよね。
縁談の相手が紀夫だと知って、今後どのように二人の関係が変わっていくのか気になります。