NHK朝ドラ「べっぴんさん」18週99話のあらすじネタバレと感想です。
まずは18週98話の振り返りを少し。
メリヤス工場が廃業するために工場を手放すという旨の手紙が届きました。
そこで肌着を製造していたため、急な手紙に頭を悩ますすみれたち。
近江から呼んだ五十八と一緒に直接工場に向かうことにしました。
べっぴんさん 18週99話のあらすじネタバレ
五十八の時代からお世話になっていたメリヤス工場です。
古い機会で時間をかけ、丁寧に編まれるメリヤスはキアリスの肌着を作るのに欠かせないものになっていました。
メリヤス工場の工員・橋詰に挨拶をする五十八。
「坂東社長」と呼ばれ、隠居したことを伝えます。
後ろにいたすみれも挨拶をしました。
橋詰「あ、坊ちゃん」
そこに現れたのはメリヤス工場の社長・長野和弘です。
二人が挨拶すると、代替わりして上手く経営できなかったことを謝罪します。
工場を手放すことになり、工場を売ったことを伝えました。
五十八「契約は?」
和弘「済ませてます。丁度今おられます。お会いになりますか?」
会うことになり部屋に通されると、そこにいたのは栄輔でした。
メリヤス工場を買い取った栄輔
栄輔「五十八さん、ご無沙汰しております。その節は大変お世話になりました」
洋服屋をやっていて、この工場を買わせてもらった事を話しました。
職人の皆さんにも一緒に来てもらうことになっているのだと言います。
すみれ「あの、お願いがあるんです。今までと同じようにキアリスにメリヤスを卸していただけませんか?」
栄輔「すみれさん、力になりたいのはやまやまですけど、それは無理なんです」
工場を建て替えて新しい機会を置いてお洒落な生地を作るのだと言います。
すみれ「私たちにとって、ここの工場は掛け替えのないものなんです」
栄輔「力になれず、すんません」
一年ほど前に社長の和弘と知り合い仲良くしている事を話します。
その間、先代が体を悪くして入退院を繰り返していたことを伝え、そのことを知っていたかと問います。
和弘「売るしかなかった、おたくの担当の足立部長はいつもいつも判で押したように『いいですね、最高ですね』と褒めるばかりで、こちらの事知ろうなんて気持ち無いようでしたから」
嫁と子供を食べさせていかないといけないのだと言いました。
「そういうことなんです」と言い出て行こうとする栄輔を呼び止めるすみれ。
栄輔「やっぱり、あなたは人の心が分からん人や」
そう言い残して出て行きました。
二郎がスカウトされる
ジャズ喫茶で手伝いをするさくら。
龍一と健太郎がやって来て声をかけます。
健太郎「今日は何時まで手伝うんや?」
さくら「6時」
健太郎「もうすぐやな、送るわ」
しかし、子供ではないのだからと断ります。
客に「演奏は?」と聞かれ、間もなくであることを知らせます。
二郎のバンド演奏が始まりました。
二人組の客が熱心に演奏を聴いています。
客「これが河合二郎か」
そう言ってサングラスを外しみつめています。
その客たちを見て、東京から来たのだろうかと言う龍一。
さくらも不思議そうな顔をしました。
演奏が終わり、二郎に声をかける二人組の客。
こういうものだと言って名刺を見せました。
そこには『TOP RECORD』と書かれており、東京に来ないかと誘われます。
「いい返事待ってるよ」と言い残して店を出て行きました。
「ごめんね、もう一緒に暮らせない。今までありがとう」という置き手紙を残して消えた五月ことが頭をよぎります。
さくら「よかったやないの二郎さん。夢やったんでしょう、きっと叶う」
しかし、二郎は浮かない顔をしていました。
五十八「ずっと、たけちゃんに任せっきりやったんか」
すみれ「はい・・・」
五十八「今後の教訓にせなな」
さくらは元気かと聞かれ、家を出て行ってゆりのところにいることを話しました。
すみれ「私、さくらに・・・偉そうなこと言うて全然できてない。自分が情けないです」
五十八と一緒に家へ帰り、紀夫と喜代を交えて四人で食事をすることに。
喜代「旦那様も偉い苦労されてましたもんね」
五十八「そやで」
「えらい苦労?」と疑問に思うすみれに、なに他人事みたいな顔をしているのだと言います。
五十八「いっぺん頭の中覗いてみたいっていつも思うとった」
親父というものは何もできないと言うと、何があっても味方でいてくれて有難いと感謝の気持ちを伝えました。
紀夫「僕もそないな親父になりたいな」
さくらに会いたがる五十八に、会ってやってほしいと言うすみれでした。
事務所で、肌着に合う生地を探すすみれたち四人。
一度、ある素材で肌着を作ってみることにしました。
肌着を作りながら「やっぱり、あなたは人の心が分からん人や」という栄輔の言葉を思い出すすみれでした。
べっぴんさん18週99話の感想まとめ
メリヤス工場がなくなり肌着が製造できなくなったのは困ったものです。
廃業する前に気づくのが武の仕事だったのでしょうが、なかなか内面の事情に気づくのは難しいですよね。
あんなに優しくて明るかった栄輔なのに、なんだか冷たい人になってしまいました。
「人の気持ちが分からん人や」とはどういうことなのでしょうか。
栄輔が何を考えているのか気になりますね。