NHK朝ドラ「べっぴんさん」15週83話のあらすじネタバレと感想です。
まずは15週82話の振り返りを少し。
キアリスも創業10周年を迎え、皇太子殿下のお子様にも愛用していただける会社へと成長しました。
これを切っ掛けに全国へと名が知れ渡り、各地からお客様が来店します。
しかし、仕事が忙しくなるほど「いい子」だから安心だと放っておかれるさくらは寂しさを感じるのでした。
べっぴんさん 15週83話のあらすじネタバレ
アロハシャツにサングラスをかけて歩いている男の子。
良子の息子で高校二年生になった龍一です。
勝二「お前おかしいで、テニスやらんやろ。なんでラケットなんか持ち歩いてるんや」
一緒にいた勝二から、おかしな格好を注意されますが聞く耳をもちません。
良子「言うても無駄よ、私も何べんも言うたけど流行やファッションやって」
今日はさくらと健太郎の高校入学祝いです。
すみれの家にみんな集まっています。
そこへ現れた奇抜なファッションの龍一をみて固まる一同。
ちゃんと挨拶をする健太郎とさくらを見て「ちゃんとしてる」と良子は驚きます。
傍らで笑う龍一を見て引っ叩きました。
良子「ウフフやないでしょ!ちゃんと挨拶しなさい、家の中ではサングラスをとりなさい」
龍一「これが今の俺の正装やから」
テニスラケットを見て「不思議なもんでな、ずっと一緒におると命が吹き込まれたような気がするんや」と言う龍一に「うらやましいな」と笑顔で言う紀夫。
みんなは飲み物を手に、二人の入学を祝って乾杯しました。
明美「三人ともあないに小さかったのに、もう子育ても終わったようなものやな」
良子「けんちゃんとさくらちゃんはね、うちの龍は・・・」
龍一「なんや?」
勝二「なんややないやろ偉そうに、どの口が言うとるんや」
そう言って龍一の頬をつねりました。
食事をしながら皇太子さまのお子様がキアリスの洋服をお召しなっていることを嬉しく思い、これまでの苦労を思う出します。
すみれ「まだまだ頑張らないといけないわね」
龍一に連れられてジャズ喫茶へ
さくら、龍一、健太郎は三人で部屋に集まり話をしています。
子育てが終わったと言われ、自分たちは大人という事なのかと疑問に思うさくら。
さくら「なんか損やない、都合に合わせて子育てが終わったとか。それでもまだ大人やないとか」
健太郎は、世の中は矛盾だらけだからと答えます。
勉強ができるだけでは井の中の蛙なのだと、勉強ができるだけでは生きていけないと二人に言う龍一。
龍一「親に何を言われてもな、自分の世界が楽しかったらそれでええんや」
世の中ではモダンジャズが流行っていることを教え、幼馴染の好で世界を広げてやると言いました。
すみれがさくらの部屋へ行くと三人ともいなくなっています。
喜代「先ほど三人で出かけられたみたいですよ」
すみれたちはリビングに集まり、今後の経営について話し合います。
営業の人間を増やす時だと言われ、知らない人を雇うことを嫌がる良子。
すみれも「なんか、なんかな」と考え込みます。
明美「ここらで覚悟決めようや、今まで知り合いだけでやってきたけど、もうそろそろ限界や。ちゃんと求人を出して面接して、私らの生き甲斐である会社を一緒に育ててくれる人を探そう」
その言葉を聞いてすみれも賛同しました。
夜、さくらたち三人はジャズ喫茶に来ていました。
高校生が入れるのかと不安になる健太郎。
龍一「まあ普通は入らへんやろうな、せやけど俺はこの店の顔やから」
『ジャズ喫茶 ヨーソロー』
扉を開けようとすると健太郎は躊躇しますが、結局店内へと入ることに。
店内の光景を見て唖然とする二人。
龍一に山本五月という女性が声をかけてきました。
席に着くと、二人を幼馴染だと紹介します。
二人とも自分より一つ下なのだと言うと、「それやったら私の一つ年下よね」と言う五月。
さくら「大人っぽいですね」
「うれしい」と顔を寄せて言われ身を強張らせます。
龍一がサイダーを三つ注文すると五月は奥へと行きました。
さくら「びっくりしたわ、上級生にもこんな大人っぽい人いないから」
龍一「そら学生とちゃうわ」
そこへ一人の年配の女性が現れました。
龍一はその女性のことを「ママ」と呼び、こういう店では女主人のことをママと呼ぶのだと説明しました。
二郎の演奏に見入るさくら
ママの名は大村すず。
すず「可愛らしい子やね、育ちの良さそうな」
二人を見てそう言いました。
龍一は、店に入って来た男性に「おお、二郎ちゃん二郎ちゃん、俺の連れや」と声をかけ二人を紹介します。
二郎と呼ばれる男性のバンドが、三宮のナイトクラブ『青い月』に出るのだと五月が言います。
誘われますが、健太郎は「やめとこ」とさくらに言いました。
すずが二郎の名を呼ぶと返事をして立ち上がり、さくらと健太郎に「お前らが来るとこやない」と言い残して、前へ出て演奏を始めました。
ドラムを叩く河合二郎という男性の姿にさくらは見入ってしまいます。
家では紀夫達がリビングで談笑する中、すみれは洗い物をしながら帰りが遅いことを心配していました。
高校へと進学し、桜の舞い散る中一人で佇むさくら。
出掛けようとすると喜代は、三人で出掛けた日に帰りが遅かったことを心配して、帰りが遅くならないように気をつけるよう言いました。
今度は一人でジャズ喫茶へと訪れます。
しかし、扉を開けることを躊躇しました。
遅くまで仕事をするすみれに、「すみれちゃんまだおったの?もう明日でええんちゃうの。さくらちゃん待ってるんやない」と明美が心配します。
すみれ「今日は紀夫さんに先に帰ってもらったの」
家で紀夫と二人で食事をするさくら。
紀夫「今度の休み、六甲の展望台へ行こうか」
しかし、考え事をして紀夫の言葉が耳に入らないようです。
明美「寂しいんやないかな、うちもそやったから。母ちゃん働いとって、いつも家で一人で」
すみれ「さくらにはいつも悪いなと思ってるの、ほんまに手のかからないええ子に育ってくれて有難いわ」
仕事を続けるすみれは、娘が知らない世界に足を踏み入れようとしているとは思いもよらなかったのでした。
べっぴんさん15週83話の感想まとめ
手のかからない子に育っていると思っているのは親だけなのでしょうね。
知らない世界を知ってしまったさくらは、あちらの世界へ飛び込んで行ってしまうかもしれません。
この先、河合二郎という男性がさくらにどんな影響を及ぼすのかが心配ですね。
まだまだ子育てが終わったとは言えないようです。