NHK朝ドラ「べっぴんさん」20週110話のあらすじネタバレと感想です。
まずは19週109話の振り返りを少し。
五月に男の子の赤ちゃんが生まれました。
そんな時、近江では五十八が静かに息を引き取ります。
自分の夢をみつけたさくらは、すみれにデザインをやりたいと伝え応援してほしいと言います。
そんな娘を、涙を浮かべながら優しく抱きしめるのでした。
⇒べっぴんさん19週109話のあらすじネタバレと感想はこちら
べっぴんさん 20週110話のあらすじネタバレ
昭和37年(1062)6月
高校三年生のさくらは、東京の美術の大学を目指して頑張っています。
さくら「先生が独特で、びっくりするほど厳しいけどやってることは楽しいよ」
そんな娘を応援する紀夫とすみれです。
事務所の棚から『若者の叫び』と書かれたノートを発見します。
すみれ「これなんやろ」
明美「俺はこの場で今何をしているんだい」
君枝「若者の未来は」
すみれ「ウオウオウオ心の叫び」
ノートに書かれている歌の歌詞を聞き、「龍やわ」と頭をかかえる良子です。
キアリスの店で、龍一は大学生活の愚痴を漏らします。
『反体生』と書かれたヘルメットをかぶりながらバイトをし、お嬢ちゃんお坊ちゃんしかいないから反体制を掲げても誰もついてこないと言います。
明美「龍ちゃんも、集会やデモに行ったりしてるの?」
良子「そうなの、勝二さんは人真似してるだけやって言うてる。自分をちゃんと持てって」
未来のためにお金を貯めていると、アルバイトはちゃんとしている事を話しました。
中西「龍ちゃん、反体制の制・・・漢字ちゃうよ」
ヘルメットの漢字が違うことを指摘されて驚きます。
龍一は事務所でみつかったノートの事で良子に問い詰められました。
ノートに書かれた歌を、ギターと弾きながら歌い始めます。
俺の人生この先 不安を言葉にできない恐怖 若者の未来は ウオウオウオ 心の叫び闇の中♪
ジャズ喫茶でも歌を披露し、唖然とする二郎にサイダーを注文しました。
進路を勝手に決められ悩む健太郎
五月が赤ちゃんを背中に背負って店へ戻ってきました。
龍一「すっかりお母ちゃんやな」
あとから健太郎が暗い顔で店へと入ってきます。
龍一「なんや悩み事か?」
進路で悩んでいるのかと、受験体制を粉砕すると言ってギターを弾きはじめると「そういうことやない」と止めました。
キアリスの製作所で、さくらは自分がデザインした洋服のイラストを君枝に見せます。
「へえ、素敵やない」と褒めて、これを元に丈を長くしてみたり他をどうしたらいいか色んなパターンを考えてみるといいとアドバイスしました。
帰ってきた健太郎に「けんちゃんはやっぱり国立よね」と進路のことを聞く良子。
君枝は一人息子を東京へは行かせたくないようで、家から通える京都がいいと言いました。
部屋でさくらと二人で進路の話をする健太郎。
健太郎「ほんまに東京へ行くのか?」
さくら「東京には、神戸や大阪にはないものが沢山ある気がするの。そういうところに自分を置いて感性を磨きたい。けんちゃんは京大に行くんよね」
健太郎「うちは家族との話し合うの中で当たり前のように関西の大学いうことになってて」
そう言って暗い表情で俯きました。
夜、自室で勉強していると琴子が夜食を持ってきました。
琴子「おばあちゃんの夢はね、けんちゃんの京大の入学式に一緒に行くことなの。叶えてよ」
そう笑顔で言われて、健太郎は黙って部屋を出て行ってしまいました。
さくらは自分の部屋でキャンバスに向かってデッサンをしています。
突然、冒険がしたいと言い出す
喜代はリビングの椅子に座り、はなの写真をみつめていました。
喜代「旦那様と奥様は、この世に二人のお嬢様と会社を残されました。それは未来に繋がっています・・・私は・・・私は何を残してきたんやろう・・・」
一人考え込んでいました。
勢いよく事務所の戸を開け、新聞の記事を見せてきた龍一。
龍一「5月に日本をでた堀江謙一さんが、ついこの間サンフランシスコに到着したそうや。俺も冒険したい、大学をやめよう思う。世界を周る旅がしたい」
勝二は龍一を店の外に引きずり出し「寝言は寝て言え、あほんだら!」と言って投げ飛ばしました。
落ち込んだ表情でジャズ喫茶に来た龍一は、「なんでなんや!」と叫びます。
みんなにわかってもらえないと愚痴ると、二郎は堀江謙一もアメリカで偉業を称えられるまでは白い目で見られていたことを教えました。
二郎「成し遂げな、認められへんちゅうことや」
窓辺に座り考え事をしている喜代。
家の前に立っている忠一郎に気づき声をかけます。
忠一郎「お話がありまして」
家に入れてお茶を出し、話を聞くことに。
忠一郎「喜代さん、残りの人生、わてと一緒に冒険の旅に出ませんか?」
ちょうどそこへ帰ってきたすみれとさくらも二人の会話を聞いてしまうのでした。
べっぴんさん20週110話の感想まとめ
さくらは東京の美術大学に進学するというしっかりとした目標が決まり、その夢に向かって一直線ですね。
今度は龍一と健太郎が将来のことで迷っているようです。
二人も自分のやりたいことを両親に理解してもらえるといいのですが、龍一の方は壮大な夢なので簡単には理解を得られそうにありませんね。
迷っているのは若者だけではなく、喜代と忠一郎も残りの人生について悩んでいます。
この先をどう生きるのか考えるのは若者に限った悩みではないという事でしょう。
それぞれの思う人生がみつかるといいですね。