NHK朝ドラ「べっぴんさん」24週137話のあらすじネタバレと感想です。
まずは24週136話の振り返りを少し。
キアリスの映画撮影が始まり、うまく現場の指揮をとる栄輔。
撮影の中で、昔さくらが着ていた服は全てすみれの手作りであったことを思い出すのでした。
⇒べっぴんさん24週136話のあらすじネタバレと感想はこちら
べっぴんさん 24週137話のあらすじネタバレ
昔さくらに作った服を取り出すすみれ。
居合わせた健太郎に、全部藍に着てもらえると嬉しいと話しました。
すみれ「私も、昔母にたくさん作ってもらったのよ。母が元気な頃、父がイギリス製の生地を買うてきて誂えてくれたワンピースもあったわ。まあ、でも全部戦争で無くなってしまったんやけど」
すみれ、明美、良子、君枝の四人は撮影を外で行っている間にリビングの撮影現場で衣装の準備をしています。
健太郎は、自分が昔着ていた服もあることに気づきました。
健太郎「僕のもとってあったのか」
君枝「当たり前やない」
良子から男の子はポケットが好きだと聞いて沢山つけたのだと話します。
明美「あの頃は子供服なんて売ってなかったんやから」
良子「それが今は当たり前になった。私たちのやってきた事、これでよかったのよね」
明美「商売商売思うてたら、今のキアリスはなかったなきっと」
その話に何かを考え込む健太郎。
そこへやって来た栄輔も四人の話を黙って聞いていました。
栄輔がいることに気づき声をかけると、知り合いから余ったフィルムをかき集めて持ってきたのだと言います。
栄輔「君、古門社長と・・・」
健太郎「いろんなことを教わっています」
健太郎に「踊らされるなよ」と真剣な顔で忠告する栄輔でした。
栄輔の志をオライオンで引き継ぐ
潔は大島会長にエイスで育った世代のマーケットに食い込みたいと思っている事を伝えます。
サラリーマンになった彼らが欲しいと思えるスーツがない現状、栄輔の志、目指していたことに日本中の男が反応した事実を話しました。
潔「日本中の男をカッコよくしたい、あいつは大きな大きな波を作りました。紳士服ファッションに訪れた灯を絶やさないためには今なんです」
大島「場所はうちが用意しよう、ただし危険な航海になるかもしれんぞ」
潔「はい覚悟はできてます」
家で話題を呼ぶ仕掛けを考える潔。
ゆりは思いついたこと話します。
紳士服の店員は男ばかりであること、英語の生徒さんのお母さんに聞いた話によると寸法が合っているのか分からず合わない服を平気で着ているご主人もいるのだと。
ゆり「きっと大事な場面に出掛ける時は、お家で奥さんの意見聞いてるわ。ネクタイこれでおかしくないか?とか、これで大丈夫か?とか。そやから店員を細かいところまで気の付く女の人にしたらどうかな」
しばらく間を置き、「ええ!great、最上級や」と賛同します。
潔「そしたら、それはゆりがやってくれ」
会社に戻ってもう一度働いてほしいと頼みます。
子育てをやり遂げ、早く帰りたいと思うような家庭を作ってくれた完璧な母で完璧な妻であったことを伝えました。
潔「もういっぺん生まれ変わっても、ゆりと出会って、ゆりと結婚して、ゆりと生きていきたいわ。お互い年をとった、せやけど人生はまだまだ続く、こっからは一緒に楽しもうな」
そう笑顔で言う潔に、涙を浮かべながら微笑むゆりでした。
無事クランクアップを迎える
そして迎えた撮影最終日。
明美のナレーションが終わるとついにクランクアップです。
すみれ「紀夫さん、ご苦労様でした」
そう言って花束を手渡します。
藍には「頑張りましたね」と言って花で作った冠を被せる君枝。
良子も亀田に花束を渡すと、涙を流しながら「みなさん、本当にご苦労様でした」と言います。
すみれ「亀田さん、どうしたんですか?」
亀田「実は、この映画の最中にうちの子供ができたことが分かって、沐浴も覚えたし、服の着せ方も洗濯の仕方も覚えました。いい父親になれるよう頑張ります!」
そんな亀田を拍手でお祝いするみんなでした。
帰り道、栄輔に手伝ってもらった事へのお礼を言う明美。
栄輔は、本当は潔のところをすぐに出ようと思っていたことを話します。
明美「おったらええやないの、こういうことは流れやから。身を任せとったらええんや、ちゃんと生きてればいいところに流れ着く、死んだお母ちゃんがよう言うとったわ。なあ、映画どうやった?」
栄輔「やっぱり物を作るって楽しいな」
そう答えて微笑み、帰る明美の後ろ姿を見送る栄輔でした。
潔の家で映画のお披露目をすることを知らせるすみれと紀夫。
すみれ「潔さんもお姉ちゃんも来てね、栄輔さんもね」
潔は栄輔に頼みがあると話を切り出しました。
オライオンは若いサラリーマンが着たいと思うようなスーツを売り出そうと考えている事を伝えます。
ゆりもこれを機会に社会復帰しようと思っている事を話しました。
潔「栄輔、男のための着こなし講座やってくれへんか?熱い思いあるやろ、伝えたいことまだまだあるやろ、力を貸してくれ。お前はこんなところで埋もれてしまう人間やないわ」
しかし、栄輔はエイスにいた100人もの社員とその家族を路頭に迷わせてしまった事を話し、人様の前に立てるような人間ではないと断ります。
ゆり「それやったら、栄輔君はこの先一生逃げ回って生きていくの?何かチャンスがあっても、そんな人間やないって、幸せになったらいけないって、一回きりの人生よ。ほんまに、ほんまにそれでいいの?
後日、オライオンでは会場に集まる大勢の人の前で『男のための着こなし講座』を開催。
壇上にあがる栄輔に記者たちが質問を投げかけます。
そんな記者たちを前に、ただ黙って頭を下げる栄輔でした。
べっぴんさん24週137話の感想まとめ
子供服なんてなかった時代、すみれたちが母親として子供たちのために作った服を見て健太郎の気持ちも変わったのではないでしょうか。
ポケットが大好きな男の子の服には沢山ポケットを付けたり、お母さんだからこそ子供の好むものをしっかり見ているのだと感じました。
栄輔の思いを引き継ぎたいと考えた潔は、エイスの流れを組み込んだスーツを作ることを考え、栄輔にも新たな居場所を与えようとしています。
もう一度オライオンで一花咲かせてくれるといいですね。