NHK朝ドラ「べっぴんさん」25週141話のあらすじネタバレと感想です。
まずは25週140話の振り返りを少し。
銀座のビルにキアリスの総合店を出店しようと考えるすみれたち。
しかし、昭一の銀行に融資してもらおうとしますが不景気の煽りで断られてしまいました。
この事を知った古門社長は資金提供を申し出てきたのでした。
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べっぴんさん 25週141話のあらすじネタバレ
栄輔の事もあり、古門社長からの資金提供を受けるか悩むすみれたち。
健太郎は、やりたい気持ちは分かるが銀行が無理なら諦めるべきだと言います。
古門社長の力で何とかしようと考えるのはキアリスらしくないと。
健太郎「背伸びせずに地に足をつけて自分たちらしくやっていこういうのがキアリスなんやないですか」
紀夫とすみれは古門社長に直接会い、資金提供の件を断ることに。
同席していた健太郎も、自分たち以外の力で事を進めるのは違うという結論に至ったことを伝えます。
古門「本当にそれでいいんですか?日本は敗北した、今度は取り戻す番だ。負けたからこそ、そのことをバネに世界に勝ちにいこうじゃないですか、突き抜けてやろうじゃないですか!」
過去の悔しさをバネにしたいとは思っていないと答えるすみれ。
社長は戦争を知らない若者とは違うだろうと、焼け野原になって何もなくなった神戸の話をします。
すみれ「覚えています。あの時の悲しい思い、それをバネに歯を食いしばって必死に過去を乗り越えようとする生き方もあるんやと思います。でも私は、前を見て生きていきたい。勇気をもって愛情を胸に信頼する仲間たちと希望に向かって」
孫が生まれて、成長が楽しみで数十年後の姿も見たいと心から思っている事。
でも生まれたらいつかは死んでしまうからそれは出来ない事なのだと話します。
すみれ「私たちは、キアリスという一本の木の種を植えたんやと思います。大きく育ち花咲く瞬間を見たい。古門さんのお話をいただいて、そんな夢に心が躍りました。でも、見ることが大事なんやない。いつか花開く日を信じて目の前の気のゆっくりとした成長を見守ることも大事なんやと改めて気づいたんです。だからいいんです、今私たちの夢を私たちが叶えなくても」
古門「出発点が同じでも、考え方、そこから歩むべき道、すべて違う。私と君たちとは全く違う。だが、それはそれで素敵な生き方だ」
キアリスを引退することを決める
社長室からはキアリスのワンダーランドの構想図が外されていました。
すみれは幼い頃に麻田から「思いを込めたら伝わる。誰がどんな思いを込めてる作るのか、それが一番大事なんです」と言われたことを思い出していました。
良子と君枝の三人で作った最初のベビードレス、四人でキアリスを始めた日、キアリスの経営を一緒にやっていこうと決めた紀夫。
そして、入社してキアリスで奮闘するさくらと健太郎の姿。
様々な過去を思い出し、吹っ切れた表情をして勝二の店へと入っていきました。
カウンターに座っていると、後から明美、良子、君枝もやって来ます。
すみれ「なんか、なんかな。そろそろやないかなあって思うてるの」
三人も同じことを考えていたと答えます。
明美「そろそろ次の人生に進む頃やない?」
すみれ「みんな、おんなじ思いやったのね」
同じ思いだったことを知り、四人は微笑み合います。
すみれは紀夫にもこの事を話しました。
紀夫「実はな、僕も同じことを考えてたんや」
いつまでも自分がいたら下が詰まると、何よりも任せられると考えている事を話します。
紀夫「細かいところはまだ口を挟みたくなるけど、大事なところは引き継がれてるんやないやろうか」
すみれ「私もそう思います」
何年になるかなと感慨深く話しお茶を飲む二人でした。
べっぴんさん25週141話の感想まとめ
すみれたち四人は自分たちがやって来たことを形にしたいとワンダーランドへの夢を捨てきれずにいましたが、健太郎の言葉で吹っ切れたようですね。
今自分たちが夢を叶えるのではなく次の世代に引き継いで夢を叶えてもらおうとはすみれたちらしいです。
生き急ぐように成功を追い求める古門社長とは生き方は違うかもしれませんが、同じ経営者として認めあえる生き方なのでしょう。
今度は次の世代に引き継ぎ自分たちは一線を退くことを考えたようです。
本格的にバトンを渡す時が来て、すみれたちが最後に何を残していくのか気になりますね。