NHK朝ドラ「べっぴんさん」25週144話のあらすじネタバレと感想です。
まずは25週143話の振り返りを少し。
引退することにしたすみれたち四人と紀夫。
紀夫は自分の後任として武を指名しました。
新たな仕事をみつけた栄輔は、明美に今後の話をします。
家族を失いたくないとずっと独身を貫いた明美でしたが、死ぬときに一人というのも寂しいという栄輔の言葉で二人は一緒になる事にしたのでした。
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べっぴんさん 25週144話のあらすじネタバレ
紀夫から次の社長に指名された武。
浮かれて一人社長室で歌っています。
すぐそばに健太郎が立っていることにも気づかないほどでした。
藍をあやしながら何をしたらいいのかと悩むすみれ。
紀夫「まだ一週間しか経ってへんぞ。仕事やめてから」
すみれ「そうやけど、こんなに暇やったことないから」
そんなすみれに習い事を勧めてきました。
君枝は頻繁に藍に会うため家へ遊びに来ています。
君枝「毎日ゴメンね」
すみれ「私が逆でもそうするわ」
すみれは気分転換にとレリビィに行こうと誘いました。
さくらと藍も一緒に行くことに。
レリビィでは良子が笑顔で接客をしています。
勝二「わしの仕事がなくなってしもうたが」
そこへすみれたちがやって来ました。
丁度明美も店を訪れます。
美幸と再会する四人
社長室にすみれたち四人が描いたワンダーランドの構想図を飾っています。
武「これは、みんなの夢じゃ」
健太郎と二人で並んで見ながら言いました。
今後の会食の予定を渡されて沢山あることに困惑します。
すると突然小さな女の子が入ってきました。
あとから慌てた様子で母親らしい女性が後を追ってきました。
健太郎は女性と女の子を連れてレリビィへと案内します。
健太郎「お客様をお連れしました」
女性はすみれたちへ風呂敷に包まれた一着のワンピースを見せました。
襟元にはクローバーの刺しゅうが。
すみれ「これ・・・」
君枝「昔ショーウィンドウに飾ってたワンピースやない」
女性に「もしかしてあの時の?」と聞きます。
美幸「美幸と申します」
ショーウィンドウに飾られたワンピースを気に入った少女に声をかけ、大切にしてくれるならとプレゼントしたことを思い出しました。
大事に手入れされたワンピースを見て喜びます。
美幸「私にとっては宝物です。この子が産まれた時、入学式にはこのワンピースを着せたいって思いました」
親子二代で着てくれることを嬉しく思う明美。
娘の小雪ちゃんには大きいかなと言うと、美幸はすみれたちに手直ししてほしいと思った事を伝えました。
ワンピースの手直しを引き受ける
両親を幼い頃に亡くしお祖父ちゃんと二人寂しい毎日だったこと、ガラスの向こうに飾られたワンピースを見て心を躍らせていたことを話します。
美幸「それが私の物になったんです。どれだけ嬉しかったか・・・嬉しいだけやない、寂しい女の子だった私にたくさんの自信をくれました。私にとっては魔法のワンピースです。みなさんのおかげで、私は人の優しさを知りました。私も人に優しくしようと思えました。本当にありがとうございました」
一瞬、当時の姿に戻る四人と美幸。
涙を流しながら感謝する美幸の姿に、ハンカチで涙を拭いながら喜ぶすみれです。
四人は早速ワンピースの手直しに取り掛かりました。
家で紀夫にこの事を話すさくら。
さくら「すごいなあと思うたわ。たった一枚のワンピースが誰かをあんなに喜ばせて幸せにして」
勇気、愛情、信頼、希望、キアリスのクローバーに込められた思い。
母親たちがしてきたことはこういう事なのだと実感するのでした。
手直しが終わり、四人はワンピースを広げて微笑みます。
数日後、小雪ちゃんの入学式当日。
ワンピースを着た可愛らしい姿によく似合っていると喜ぶ四人。
美幸は髪を結ってあげながら、自分も小学校の入学式の時にここで髪を結ってもらった事を話します。
美幸「どれだけ嬉しかったか、お母さんにはお母さんがおらへんかったから」
小雪「大丈夫、私がおる」
そんな娘に頬を寄せて「ありがとう」と言います。
昔、そのワンピースを作った時の事。
四人で集まりキアリスが始まった日の事を思い出しました。
美幸に連れられ手直ししたワンピースで入学式へと向かう小雪ちゃんを見送ります。
彼女たち四人の表情は満足そうな笑顔でした。
べっぴんさん25週144話の感想まとめ
キアリスの原点となったワンピースをプレゼントした女の子に再会出来るなんてよかったですね。
言葉通りワンピースは大事に保管されて当時のままでした。
美幸の人生をここまで幸せなものに変えてくれるようなワンピースを作れる四人の力は偉大です。
その幸せは娘の小雪ちゃんにも受け継がれ、想いは形となって残り続けることを改めて実感させられた回でした。