平成28年度後期のNHK連続テレビ小説べっぴんさん。
ヒロインの坂東すみれのキャストは芳根京子さんです。
べっぴんさんは戦後の混乱期に子供を抱え夢中で生きた母がヒロインの物語。
戦後、すみれは夫が戦場から戻らない不安な時期に同じような境遇のママ友と力を合わせて手芸の店を開きます。
復員してきた夫たちからサポートを受けながら会社組織にし、おかあさんや子供のために良いもの(ぺっぴんなもの)を作ろうと信念を持って仕事をします。
今回はヒロインのすみれと生涯支える創業メンバーの人物像やキャストについてまとめてみました。
さあ、すみれたちに立ちはだかる困難とは?
乳飲み子を抱えた女性たちの奮闘記です。
目次
べっぴんさんのヒロイン坂東すみれとは
すみれは昭和の初め、神戸で会社を経営する商才のある父と病弱だが子供たちや家族を大切にする母との間に生まれます。
すみれの上には利発な姉がおり、二人姉妹の末っ子です。
神戸の山の手というと立派な家が立ち並ぶセレブな地域。
お嬢様のすみれは母から習った刺繍や縫い物が大好きで熱中します。
熱中しすぎて失敗することもあり、1人の世界を持つ子供だったようです。
想像力が旺盛で、ぼーっとしているように見えるので勘違いされることもしばしば。
おっとりしているように見えますが、自分の意見は頑固なほどに譲らないところもある性格です。
祝福される幸せな結婚をして妊娠。
幸せの絶頂にいましたが、戦争がすみれの人生を翻弄します。
夫が戦争に行ってしまい、独りぼっちで女の子を出産。
お嬢様育ちのすみれは母となって強くなくては生きていけなくなります。
神戸の空襲で家財を焼かれ財産もなくなった。
終戦になっても帰ってこない夫を待ちます。
ひたむきに生きるすみれは戦前のつながりがある人との再会や新たな出会いに絆や運命を感じます。
そして共に支えあいながら夢中で子供を育てます。
そんな中、すみれは好きだった母との思い出がある手芸を生きる糧にしていきます。
すみれのモデルはアパレルメーカー「ファミリア」の創業者である坂東惇子さんです。
すみれのキャスト芳根京子とは
坂東すみれのキャストは芳根京子さん。
べっぴんさんのオーデションには「朝が来た」の波瑠さんの時と同じで、4回目にして合格したという根性の持ち主。
オーデションでは片思いの彼に雑巾を縫うという設定で演技をされたそうですよ。
おばあちゃんが洋裁の先生だったこともあり手ほどきを受けていたとか。
洋裁でヒロインを射止めることができたかもしれないと嬉しそうに話されました。
清純可憐な容姿の京子ちゃんは1997年2月28日生まれの19歳で東京都出身です。
2014年NHK朝ドラ「花子とアン」で花子の親友(連子)の娘役に抜擢されたのは有名ですね。
2015年にはTBS系ドラマ「表参道高校合唱団」で主役の香川真琴を演じました。
19歳にしてもう主役を経験済みな大型新人さんです。
今年の3月に高校を卒業されて、ぺっぴんさんの撮影のため関西で一人暮らしを始めたとか。
きっと初々しいすみれを演じてくださることでしょうね。
すみれの親友 多田良子とは
すみれの親友・多田良子。
会社創業の中心メンバーの一人で、女学校時代の手芸倶楽部の仲間です。
手芸が得意で明るい良子は手芸倶楽部のムードメーカーで少女雑誌をいつも見ていました。
いつも笑顔で面白い良子とは恋愛の話もして夢いっぱいの青春を過ごします。
卒業後すぐお見合いをして子供を授かりますがすみれ同様夫が出征。
そして戦争ですべてを奪われ立ち尽くしますが、親友のすみれに誘われ歩き出すのです。
良子はすみれを生涯ささえる親友であり、会社のビジネスパートナーであるという重要な役。
物語に大きく関わってきますので要チェックですよ!
ちなみに多田良子のモデルは田村江津子という女性です。
多田良子のキャスト百田夏菜子とは
すみれの親友・多田良子のキャストは、ももいろクローバーZのリーダーの百田夏菜子さんです。
イメージカラーは赤で、キャッチフレーズは「茶畑のシンデレラ」、これは静岡出身だからだそうです。
1984年7月12日生まれの22歳。
主演の芳根さんとも年齢が近いですね。
二人はご飯も一緒に行くすごい仲良しだそうですよ。
そのおかげか、ぺっぴんさんの撮影も順調に進んでいる様子。
夏菜子ちゃんは京子ちゃんに「負けたくない」と言わしめたパワーある女優さんです。
ももクロの「行くぜっ!怪盗少女」の見事なパフォーマンスが注目されましたね。
3歳のころから新体操をしていたので柔軟性があり、同曲で披露するエビ反りジャンプは小学生にたくさん真似されたそうです。
ちなみに夏菜子ちゃんのあこがれは同じ事務所の柴崎コウさんだそうです。
最近の活躍は飛ぶ鳥を落とす勢いですね。
アイドルとしての印象が強いですが、演技力についてはどうでしょうか?
演技のレッスンはももクロ結成前から受けてきました。
- 2013年・・・NHK「天使とジャンプ」主役
- 2014年・・・日本テレビ「悪夢ちゃん」百田夏菜子役
- 2015年・・・映画「幕が上がる」主役
- 2015年・・・舞台「幕が上がる」主役
- 2015年・・・第40回 報知映画賞 特別賞 「幕が上がる」ももいろクローバーZ
- 2016年3月・・・第39回 日本アカデミー賞 話題賞「幕が上がる」ももいろクローバーZ
「幕が上がる」のテーマは「あきらめない心」
映画「幕が上がる」では宣伝予算が通常の映画の3分の1しかなく、口コミ重視のキャンペーンが展開されました。
百田さんの先頭を切って底辺からのし上がるパワーを持つ女の子というイメージピッタリのキャンペーンですね。
舞台「幕が上がる」の脚本を担当された劇作家・平田オリザさんはこうコメントされています。
「本当に難しい役を見事に演じきってくれました。これから先、おそらくドラマなどのオファーがたくさん来ることと思います」と絶賛されました。
平田さんの予言どおり、べっぴんさんのオーデションを見事に勝ち抜き選ばれました。
ちなみに幕が上がるでは、百田夏菜子ちゃん演じる高橋さおりの2年後輩、袴田葵役で芳根京子ちゃんが出演されていました。
2回目の共演ということで息もぴったりですね。
病弱な少女 田坂君江とは
田坂君江はまじめで軍国少女ですが病弱で消極的です。
すみれの友人で会社創業の主要メンバーという、これまた物語の重要キャスト。
女学校時代にすみれと共に手芸倶楽部を作り、楽しい時間を過ごした思い出があります。
結婚し子供ができても変わらず、家からあまり出ない生活を続ける君江。
そんな自分を縛るような人生を歩んでいましたが、戦後にすみれと運命的に出会い、得意なデザインやイラストを仕事に生かしたいと創業に参加します。
田村君江のモデルは村田ミヨ子さんです。
田坂君江のキャスト土村芳とは
君江を演じる土村芳さんは1990年12月11日生まれの25歳。
出身は岩手県盛岡市です。
どおりで!透き通るような色白の肌が印象的ですね。
べっぴんさんのキャストに選ばれた理由もその肌で、「体が弱く消極的なキャラは彼女のほかにいない」というのが理由です。
特技は新体操でインターハイにも出場されています。
お姉さんは土村萌さんという名前で岩手放送の元アナウンサーでした。
芳さんは京都造形大芸術学部時代の2013年に、映画「彌勒(みろく)」の主役を演じたことがきっかけで女優の道をスタート。
京都造形大芸術学部の映画学科は黒木華さんを指導した林海象教授(監督)が作られたものです。
黒木華さんのように存在感のある女優になりそうですよね。
芳さんは、これまでは舞台や映画を中心に活躍されていました。
2016年10月公開予定の映画「何者」にも出演されますよ。
「何者」は朝井リュウ原作でベストセラーになった作品の映画化です。
佐藤健さん、有村架純さん、二階堂ふみさん、菅田将暉さん、岡田将生さん、山田孝之さん、と人気俳優さんたちが多数出演する話題作です。
ヒット間違いなしの作品ですので、土村芳さんも注目されるに違いありません。
ぺっぴんさんで演じる君江は素晴らしい仕事をつかんだ女性です。
土村芳さんも朝ドラレギュラーという素晴らしい仕事をつかんだ幸運な女性という印象ですね。
おしゃれ番長 高西悦子とは
高西悦子はすみれの女学校時代の同級生でおしゃれ番長。
すみれとは一線を引いて接していますが、手芸倶楽部の存在が気になります。
クラスでは悦子様と呼ばれる女王様キャラです。
すみれとの今後の関係はどうなるのでしょう。
会社設立に関わるような予感がします。
高西悦子さんのモデルは「甲南家政のおしゃれ番長」と呼ばれていた木川章子という女性だと思われます。
木川章子さんは田村江津子の姉・光子さんに洋裁を教えた人で、創業のメンバーというわけではないですが大きく関わっています。
史実では、光子さんは創業メンバーの一人で、商売の知識を持った頼れる存在だったようですが、べっぴんさんの登場人物にはそれらしき人がいないんですよね。
高西悦子と田村光子。
名前も似ていますし、ただのオシャレ番長ではなく、光子さんの要素も加えた経営に関わってくるキャラなのかも知れませんね。
高西悦子のキャスト滝裕可里とは
滝裕可里さんは1987年10月14日生まれの28歳。
出身地は大阪市です。
滝さんも関西弁は完璧ですね。
芳根京子ちゃんとも仲良しで食事や散歩を一緒されています。
ぺっぴんさんの現場がいい雰囲気だからでしょうね。
元モデルで2001年頃から2~3年、雑誌「ラブベリー」の専属モデルでしたのでスタイル抜群。
洋服のセンスもいいのでしょうね。
NHK朝ドラは今回で3度目の出演です。
2003年「てるてる家族」岩田春子役。
2008年「瞳」カズ役。
単発の出演ですがこんなものにも出られています。
2004年「御宿かわせみ~第二章~第12話」お三重役。
NHKでの評価を積み上げられての今回のご出演のようですね。
小さいころからフィギュアスケートが大好きで、織田信成さんが通っていたリンクをよく利用していました。
このほかにも魅力的なキャストが次々に出演されます。
お気に入りの俳優さんの出番が待ち遠しいですね。
- 【べっぴんさん】田中紀夫のキャスト・モデル・ネタバレ
- 【べっぴんさん】野上潔のキャスト・モデル・ネタバレ
- 【べっぴんさん】坂東ゆりのキャスト・モデル・ネタバレ
- 【べっぴんさん】坂東五十八のキャスト・モデル・ネタバレ
- 【べっぴんさん】坂東すみれのキャスト・モデル・ネタバレ