NHK朝ドラ「べっぴんさん」23週130話のあらすじネタバレと感想です。
まずは23週129話の振り返りを少し。
紀夫は父・田中五郎を家に招き自分を婿に出した時の話を聞きます。
すみれが紀夫の初恋の相手だと知っていた五郎は、息子の幸せを願って婿に出すことを決めたのでした。
苗字が変わっても大事な息子であることに変わりはないという父の思いを知り、形が変わっても五十八たちの思いを引き継いでくれるのならとさくらの嫁入りを許すのでした。
⇒べっぴんさん23週129話のあらすじネタバレと感想はこちら
べっぴんさん 23週130話のあらすじネタバレ
健太郎を連れて大急百貨店のエレベーターから降りて来たすみれと紀夫。
古門社長に、健太郎が開発宣伝部長になったので挨拶に来たことを伝えました。
古門「キアリスさんは分かってらっしゃるね、このような若者をリーダーにするとはな」
そう言ってエレベーターに乗りました。
健太郎は、日本を進歩させるのに一役買うのが自分の役目だと語っていた社長の姿を思い出します。
すみれ「潔さん、KADOSHOさんとオライオンどういう繋がりがあるんですか」
潔「業務提携の話があってな、慎重に考えなな」
家の自室でリスのイラストを描くさくら。
健太郎に、おなかの子のことを考えてデザインしたことを話します。
さくら「赤ちゃんの最初のお友達、名前つけよう」
健太郎は会社で古門社長からもらった名刺をデスクから取り出してみつめていました。
古門社長に会いに行き、キアリスの本店を任せてもらったので経営のヒントを聞きます。
古門「スピードだよ、大きくするためのスピードだ」
エイスはあっという間に流行を作り日本中の若い男を虜にしたことを話します。
しかし、同じことを30年かけてやったところで誰も認めてはくれない、ほんの数年でやったことに意味があるのだと。
古門「村田君、君は世界を相手にしなさい」
健太郎「世界?」
古門「そうだ、世界だよ。ハハハ」
新しい経営の仕方にチャレンジする
会社に戻り、この夏から本店をガラッと変えようと思っている事を開発宣伝部の社員たちに伝えます。
健太郎「新商品を試験的に売り出したり、普通の店とは意向を変えてお客様や世の中の反応を見る店にしたいんです。予算もうちの部がもらいました」
既存のキアリスらしくない事にもチャレンジするのだと言いました。
家に帰ると、さくらが描いていたリスのイラストを見せてもらうことに。
さくら「サミーちゃんって名付けたのよ」
健太郎「これで商品を作ろう、本店に置く新しい商品や」
プリントTシャツ、ノートや手帳などの文房具、マグカップ、世界中のどんな人でも可愛いと言ってくれるキャラクターを育てたいのだと言います。
製作所ではサミーと名付けられたリスのイラストを見て可愛らしいと喜ぶすみれ、良子、君枝。
さくらは大勢の子供のお友達になってくれればと言いました。
良子「母の愛よね」
卓上に並べられた沢山のサミーちゃんのイラスト。
さくらは健太郎に、お母さんのお買い物についてきた子供が退屈しない遊べるスペースを作ってはと提案します。
健太郎「そんなんでスペースをとるなら売れる商品を置いたほうがいいよ」
サミーちゃんのイラストを手に、「僕が会社を変えなあかんと思うとるんや」と意気込みます。
さくら「今のままではあかんいうこと?」
これからは自分たちの時代だと、親世代が築き上げたものに甘んじては時代に乗り遅れてしまうのだと言いました。
すみれ、明美、良子、君枝の四人は本店の様子を見に行きます。
店に入ると、キアリスらしくない店内に表情を曇らせます。
健太郎「子供服だけでなく、大人用品もあります」
今までのキアリスではなくこれからのキアリスだと、若い世代のやることを見ていてほしいと言いました。
勝二の店では、そんな本店の様子にコーヒーを飲みながら困った表情の四人。
龍一「健太郎は行動力があるからな、それも長所や。活かしてやらな」
勝二「えらそうに言うな。そやけど任したんやろ?
明美「そう任せる言うた」
すみれ「口出しすべきやないのよね、きっと」
そう言ってコーヒーを飲むすみれでした。
おなかの子が大きくなり産休に入るさくら
昭和48年の夏になりました。
さくらのおなかは大きくなっていました。
良子「いよいよ産休ね」
明美「産まれそうになったらすぐに電話してや、すっ飛んでいくわ」
明日香、久美子、直子の三人がやって来てさくらへプレゼントを渡します。
直子「一目一目心を込めて編んだのよ」
心のこもったプレゼントにお礼を言います。
久美子「元気な子が生まれますように」
直子「可愛い子が生まれますように」
明日香「生まれてきた赤ちゃんが幸せな人生を歩めますように」
三人はさくらのおなかに手を当てて赤ちゃんの幸せを願いました。
さくら「ありがとうございます。そんな思いをいただけて、この子は幸せです」
みんなは拍手を送りました。
夕食の準備をすると、健太郎は仕事で遅くなるため先に食べることに。
すみれ「さくら、今日までお仕事ご苦労様ね。明日からは体を休めて赤ちゃんの事だけを考えるのよ」
紀夫「なにか足りないものはないか?」
さくら「全部ある、お母さんたちがあれこれ全部用意してくれたから」
すみれ「紀夫さん、私たちを誰やと思うてるの?」
そこへ帰ってきた健太郎は、文具メーカーとライセンス契約をしたことを伝えてきました。
分かるように説明してほしいと言うすみれ。
健太郎「簡単に言うと、サミーちゃんをおたくの商品に使ってくれていいですよ、その代わり使用料を支払ってくださいというビジネスです」
承諾するだけで売り上げの何パーセントかが入るので、今後のキアリスの収入の大きな助けになる事を話します。
さくら「私は、そんなビジネスのためにサミーちゃんを作ったんやない。生まれてくる赤ちゃんの初めてのお友達になってくれたらって、たくさんの子供が好きになってくれたら嬉しいって・・・そう思って作ったのよ」
さくらと健太郎、キアリスへの思いは同じはずなのにすれ違ってしまう二人でした。
べっぴんさん23週130話の感想まとめ
古門社長の影響を受けて事業を拡大させようとする健太郎ですが、なんだか心配ですね。
時代のニーズに合わせてやり方を変える必要もあるかもしれませんが、お母さんと赤ちゃんのためのキアリスという根本を忘れてはいけないような気がします。
おなかの赤ちゃんのために思いを込めてデザインしたサミーちゃんを商売のためだけに利用されてはさくらの思いが台無しです。
心を大事にしてきたキアリスの経営方針だけは崩さないでいてほしいですね。