NHK朝ドラ「べっぴんさん」25週143話のあらすじネタバレと感想です。
まずは25週142話の振り返りを少し。
引退することを決めたすみれたち。
すみれ、良子、君枝の三人は、それぞれの夫たちに感謝の気持ちを伝えます。
そんなすみれに、紀夫は幼い頃から恋心を抱いていたことを打ち明けるのでした。
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べっぴんさん 25週143話のあらすじネタバレ
勝二の店ですみれたち四人、紀夫の退職祝いを行っています。
社員たちにも紀夫の口から今季をもって退職することを伝えました。
代表取締役には武を指名。
困惑する武は、紀夫に本気なのかと確認します。
紀夫「あんな場で冗談いうと思うか?君の汗かく姿、君の人を見る優しい目、君の真っすぐな心、惜しみなく次の世代に繋げてくれ」
大島会長にも代替わりすることを知らせます。
紀夫「これからは足立が社長になります。どうぞよろしくお願いします」
武「改めまして社長を引き継ぐことになった足立です」
十五の時からキアリスで働き、学のない自分が社長だなんて恐れ多いが、これまで築き上げてきたキアリスの名に恥じないように頑張る意志を伝えました。
大島「世間では夫婦というものは、夫の後を妻が付いて行くものだが君たちは逆なんだな。妻が歌い先を歩き、夫が後ろを付いて行く、妻が美しい歌を自由に歌い、その姿を夫が後ろで見守っている。そうして幸せな家庭や会社を築き上げた。それを慈しみ大切に育て守ってください」
その言葉に凛とした表情で「はい」と返事をする武。
大島「君枝さん、明美さん、良子さん、すみれさん、ご苦労様でした。紀夫くん、飲みに行きましょう。仕事抜きで」
笑顔で紀夫を酒に誘う大島会長でした。
新たな道をみつけた栄輔
大急百貨店のキアリスの売り場を、四人は感慨深くみつめています。
良子「あ、メンズオライオン。オープンしたのよね」
メンズオライオンで接客をするゆりは、四人に気がつき歩み寄りました。
ゆり「みなさん、ほんまにご苦労様でした。お互い次のステージやね」
家で執筆をしている栄輔に、潔は会社に戻ってきてほしいと頼みます。
しかし、エイスを潰し大勢の人に迷惑をかけたことで組織の中で働くことをやめようと思っている事を伝えました。
栄輔「自分だけでやっていけたらと。いま少しずつですけどファッションについての原稿とか講演会の依頼が来てます。まあ、それもいつまで続くかわからんけど、いつまでも続くようにこう言った事を本職にできたらと思ってます」
それなら新しい肩書が必要だと、『ファッション評論家』を名乗るよう言う潔。
栄輔「こうしてまた兄貴と酒が飲める日が来るなんて。兄貴のおかげで今がある」
潔「戦争が終わってからここまでいろいろあったな。そやけど、こっからも楽しく生きようや」
潔のことを昔のように『兄貴』と呼び、笑顔で酒を酌み交わす二人でした。
明美に結婚を申し込む
栄輔は勝二の店へとやって来ました。
店でコーヒーを飲んでいた明美に引退すると聞いたことを話します。
空気を読んで二人きりにするため買い出しに出かける龍一。
明美「ほんで、それがどないしたの?」
栄輔「こっから先、どないするんやろう思うて」
明美「好きな事をして生活するわ。本読んだり、映画観たり、料理作るのも好きやな。ああ、お酒飲むのも」
栄輔は講演や原稿で何とか食べていけそうだと伝えます。
栄輔「前に言うてたよな、家族を作りたないって」
自分も戦地から戻ったら家も工場も、父も母も妹も全てがなくなっていたことを話します。
栄輔「正直まだつらい、せやけど死ぬときに一人いうのも寂しいものやと思わへんか?それやったら一緒になったらどやろ」
明美「あんたと?」
突然の言葉に困惑している表情を見て、嫌だと思ったら居なくなってもいいと言います。
栄輔「一緒に住まへんか?」
明美「それやったら家建てるわ」
何十年も一人で働いてきたのだから貯金もあるが、あの世には持っていけないから何に使うか考えていたことを話します。
明美「自分一人のために家建てるのもなんかな思うて、せやけど誰かと一緒に住むなら。ウキウキしてきた」
そう笑顔で語る姿に「可愛らしいな」と言う栄輔。
明美「なに言うてるのよ」
栄輔「ほんまやで」
「調子狂うな」と照れ笑いを見せる明美でした。
明美は母親と一緒に映った写真をみつめています。
「これで全部か?」と言い荷物を運び出す栄輔。
良子「明美さんがここを出る日が来るなんて」
龍一「しかも家建てるなんて」
明美「そうよ、建つまではアパート住まいやけどな」
栄輔と一緒に新居へ向かう明美を、拍手しながら笑顔で送り出すすみれたち。
明美の人生に小さな一輪の花が咲きました。
べっぴんさん25週143話の感想まとめ
引退すると決めたすみれたちですが、いざ本当に引退してしまうと寂しい感じがしますね。
後進に託し引退していきましたが、まさかここにきて明美が栄輔と結婚するとは思いませんでした。
家族を失うのがつらいから結婚をしないと考えていた明美の心を最後に動かしたのが栄輔になるとは。
本当に人生は何が起こるかわかりませんが、二人には幸せになってほしいですね。