べっぴんさん 最終回

NHK朝ドラ「べっぴんさん」最終週149話のあらすじネタバレと感想です。

まずは最終週148話の振り返りを少し。

塾に行ったはずの藍が行方不明になってしまい、必死の捜索をするすみれたち。

すみれは家で藍の無事を祈っていると、目の前に五十八とはなが現れました。

藍が無事であることを伝え、辛抱強く話を聞いてあげるよう言います。

目には見えなくても見守っている、お前らはお父さんとお母さんのべっぴんや。

そう言い残して消えて行った二人。

リビングで目覚めたすみれは「夢・・・」とつぶやくのでした。

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べっぴんさん 最終週149話のあらすじネタバレ

「藍!」と言う声が聞こえ、急いで向かうすみれ。

藍がみつかり、さくらはどういうことなのかちゃんと話すよう言います。

しかし、黙ったままの藍です。

すみれ「今日はもうやめにして、またにしたらどう?こんな時間やし」

君枝「そうやね、みんな疲れたやろうし。藍もね、一日ゆっくり寝て」

昭一も無事に戻ってきてくれてよかったと安心します。

「ごめんなさい」と謝る藍に、本当にそう思っているのならちゃんと話してほしいと困り果てるさくらです。

部屋で眠っている藍の様子を見に行くすみれ。

すみれ「あれは夢やったのかな、お父様とお母様が来てくれたの」

さくら「おじいちゃんも?」

リビングで、さくらに両親の事を話します。

すみれ「藍は私によう似てるって、よう喋らんでぽーっとしてる子やったの。学校の先生にも注意するよう言われてね。でも、お母様は見ててくれた。ぽーっとしているようで夢を見たり好きなことを考えたりしていただけやって」

紀夫「確かに、そういう子やった。すみれは」

すみれ「子育ては思うようにはいかないけれど、それがまた楽しい。子供たちの成長を見届けることができず亡くなってしまったお母様の言葉」

さくら「そうね、自分のこと振り返ってもそうやったと思うわ」

紀夫「さくらが家出した時は、どないするか思うたで」

すみれ「ほんま。でも、こんなに立派に育ってくれた」

さくらの成長を喜ぶ二人でした。

カメラを分解した理由を話す

朝、藍と一緒に食卓を囲むすみれは自分が幼い頃の話をします。

すみれ「おばあちゃんのお母さんが病気で入院していた時にね、早う元気になってほしくて針と糸を使って刺しゅうをしたのよ。そやけど初めてやったし上手くできなくて、悔しくて悲しくて、どうしたら上手くできるんやろうって」

その頃、家に来てくれた靴屋の麻田から靴は針と糸を使って出来ている事を教えてもらった事を話します。

それを聞いたらどうやっているのだろうと居ても立ってもいられなくなって、父親の大事にしていた舶来物の靴を分解してしまったのだと。

そして、藍になぜカメラを分解してしまったのかを紀夫にちゃんと話してほしいと言いました。

藍「カメラの中はどうなってるのやろうって、何であんな風に写真に残す凄いことができるのやろうって。気になって気になって・・・曽おじいちゃんも曽おばあちゃんも、曽曽おばあちゃんも、みんな優しい顔してた。外国の赤ちゃんも幸せそうな顔してた。なんで、なんでそんなにみんなの幸せな顔残せるんかって思って。中に何か入ってるんか思うて、おじいちゃんの大切なカメラ分解してしまいました。ごめんなさい」

紀夫に向かって頭を下げて謝ります。

そして、さくらへ塾は友達が行っているから行きたいと言ったが、実際に行ってみたらなぜ自分はここにいるのだろうと流されているだけで行きたくなくなったことを話しました。

さくらは素直な気持ちを話してくれた娘に笑顔を見せます。

そして藍に自分の好きなことをみつけてほしいと思っている事、それを一生懸命頑張る人生を送ってほしいと言いました。

紀夫「藍、カメラやが。写真に写ってる五十八さんやはなさんやトク子さん、忠さんも喜代さんも、その時ほんまに優しい気持ちやったんやろ。そのまんまを残すのが写真や。ただな、写真いうのは見る人によって変わってくる。同じ一枚の写真でも、見てるだけで幸せな気持ちになれる人もいれば、そうやない人もいる。優しさや幸せを感じることのできた藍の心が豊かなんや。その豊かな心をな、ずーっと持ち続けていなさい。それがおじいちゃんとおばあちゃんの願いや」

すみれも微笑みながら頷きました。

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昨晩、同じ夢を見た姉妹

一人になったすみれは写真をみつめています。

そこへ呼び鈴が鳴り、ゆりと潔が訪ねてきました。

ゆりは写真の眺めながら、「昨日の晩、お父様とお母様が夢で会いに来てくれたの」と言います。

すみれは驚きの表情で、同じ夢を見たことを伝えました。

潔「きっと、ゆりとすみれちゃんに会いに来てくれたんや」

それを聞いて、二人の姉妹は顔を見合わせて微笑みます。

出掛けていた藍と紀夫が帰ってきました。

藍はゆりにどんな子供だったのかを聞きます。

すみれは、優しくて頼りになるお姉ちゃんでピアノが上手であったことを話しました。

潔は久しぶりにピアノを弾くよう言います。

ピアノを弾く姿をカメラに収める藍。

ゆり「この年になって改めて思うけど、姉妹っていいね」

潔「幸せいうのは、一人やと感じられんもんなんやな。誰かと分かち合えてこそや」

ピアノを演奏するゆりの後ろで微笑むすみれ、紀夫、潔でした。

べっぴんさん最終週149話の感想まとめ

藍が無事にみつかってよかったですね。

カメラを分解した藍の気持ちを、すみれにだけはすぐに理解してもらえたようです。

自分の幼少時代と瓜二つの孫を見て、周りに理解してもらえない自分の事をはながどれだけよく見てくれていたのかを再確認することができたのだと思います。

ゆりも同じ夢を見ただなんて、五十八とはなは本当に二人に会いに来てくれたのですね。

幸せの瞬間を写真にして、会うことのできない人にもその瞬間を伝えることのできるカメラは本当にすごいです。

そして、その写真から色々なものを感じ取ることのできた藍は感受性の豊かな良い子であることが伝わってきた回でした。

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