NHK朝ドラ「べっぴんさん」7週41話のあらすじネタバレと感想です。
まずは7週40話の振り返りを少し。
いつも遊びに来る栄輔に懐いてしまったさくらは、とうとう「お父さん」と呼びます。
栄輔がすみれに惚れていることに気づいた潔は、「すみれちゃんはあかん」と好きにならないように釘を刺しました。
そんな時、すみれは戦死広報が届いた人の葬列に出くわすことになり、さらに不安な日々を送ることになるのでした。
べっぴんさん 7週41話のあらすじネタバレ
ラジオを聞いている五十八と忠一郎。
すみれが訪ねてきて「紀夫さんの事、何かわかった?」と憔悴しきった様子で聞きます。
情報がつかめない五十八は「わからんのや」と答え謝ることしかできません。
五十八「ちょっとずつでええから、紀夫くんがおらへん人生を考えることも必要やないかと思うてる。新しいことも始まる、前を見るんや」
前を見ろと言う言葉に、紀夫のことを考えるという事は後ろを見ている事なのかと問うすみれ。
「ああ、そうや」という答えを聞き、居た堪れなくなり雨の中外へと飛び出して行ってしまいました。
外で聞いていた栄輔は、自分の工場で作られた大事な傘を手に取り追いかけます。
道端で立ち止まっていたすみれに傘をさしてやります。
すみれの泣いている顔に気づき傘を持たせてやり、そのまま歩いて帰る後ろ姿を見送ることしかできない栄輔でした。
心配した明美が家を訪れる
この日、すみれは店に戻りませんでした。
店ではすみれの事を心配している明美、良子、君枝の姿がありました。
家で呆然と座っているすみれに「お客さまですよ」と声をかける喜代。
明美「来てもうたわ」
心配して家を訪れた明美は、紀夫が死んでいるのか生きているのか、すみれ自身が決めたらいい、決めたら楽になると助言します。
そんなこと決められるわけがないと言うすみれ。
明美「生きとったら会われへんくてもええやないか、元気に生きとってくれれば。そう思われへんのやったら諦めることや、誰も責めへんよ」
良子と君枝は店の前に立ってすみれが来るのを待っていました。
相談があると店に引き入れ、型紙のデザインを見せます。
君枝「あ、そうや。お店の名前どうする?」
これからはベビー用品だけを売るわけでなないので、店を移ることを機に名前を考えようと提案する二人でした。
ゆりに自分の考えを打ち明ける潔
潔は、ゆりに今後のことで話があると言います。
潔「近江の麻糸を原料にして、布にでけへんやろかと」
かつて近江で母親のはながやっていたように、ゆりにも同じ仕事をしてほしいと言うのです。
潔「離れて寂しい思いをさせるかもしれん、つらい思いをさせるかもしれん、並大抵のことやないのも分かってる。こんだけ苦しいことを、どっか遠慮があってよう言われへんかった」
自分たちの未来のため、坂東営業部の復活のために、先代の五十八とはながやっていた仕事を一緒にやってほしいと頼みます。
やっと考えを言ってくれたことに嬉しくて涙を流し「お母様のやってたことやもん。私も頑張りたい」と答えました。
潔「わしらは変わっていかなあかん。せやけど何があっても、わしが惚れたゆりは変わらんはずや」
その言葉を聞いて照れた表情を見せるゆりでした。
「いってきます」と出掛けるすみれ。
家の前には栄輔が立っていました。
栄輔「心配しとった、一人でどんだけつらい思いしてるんやろうって。あの・・・わしで・・・わしでよかったら・・・」
栄輔の言葉を遮るように郵便配達の男性が現れ「坂東さんの御宅ですか?」とすみれ宛の手紙を渡しました。
それは待ち焦がれていた紀夫からの便りでした。
『すみれが無事でいる事を信じています。桜の咲く頃帰ります。早くすみれに会いたいです。 坂東紀夫』
手紙にはそう書かれていました。
すみれの目からは涙が溢れ、手紙を抱きしめるのでした。
べっぴんさん7週41話の感想まとめ
今回のお話では、ずっと憔悴しきったすみれちゃんを見ているのがつらい回になってしまいましたね。
頼みの綱である五十八からも、紀夫のいない人生を考えて前を向いて生きるように言われ、望みを絶たれてしまった状況でした。
自分が支えていこうと決心した栄輔ですが、絶妙なタイミングで紀夫からの便りが届きましたね。
嬉しい便りのはずですが、少し栄輔がかわいそうになる回でした。