NHK朝ドラ「べっぴんさん」9週51話のあらすじネタバレと感想です。
まずは9週50話の振り返りを少し。
キアリスをお母さんが作ったベビー子供服店という事にしたかった新聞記者は、一人だけ独身の明美のことを記事に掲載しませんでした。
口では気にしないと言っている明美ですが、その背中に小さな寂しさを感じたすみれでした。
べっぴんさん 9週51話のあらすじネタバレ
紀夫は、すみれたちが大急百貨店進出の話を断ったことを潔に知らせます。
「なんで?」と聞くゆりに、心配していろいろ聞いたら経理がざるであったことを話します。
紀夫「本気で商売やるきがあるのか言うたら『そこまで言われたない』言われてしまいました」
会社の今後を考えると大急に恩を売ったほうがいいのではと社員たち。
一人の社員が「こんな時に夫婦喧嘩している場合でしょうか」と責めます。
これから大急の担当者と会って少し時間をいただけるよう話してくると言い残し出掛ける紀夫。
出掛けた直後、戻ってきた紀夫はドアの前で社員たちの話声を聞いてしまいます。
「女房も説得できんやなんて」という社員にもう一人の社員、行く行くは自分たちの社長になるのだから支えていかなければと言います。
その会話を聞き、手で顔を覆ってしまう紀夫でした。
四人の店であることを知ってもらうために
夕方、店が終わりあさやに帰る明美の後ろ姿を見送るすみれ、君枝、良子の三人。
君枝「明美さんの力も大きいのに、何であんな記事になってしもうたんやろうね」
明美だけ記事に載らなかったことに、もどかしさを感じるのでした。
仕事をする潔にお茶を出し「昔から人付き合いが下手やったし、表に出るんは不向きやない?」と紀夫を心配するゆり。
潔「大丈夫や、紀夫くんかて頑張ればできるはずや」
そう答え、紀夫を信頼する潔でした。
寝ているさくらに団扇をあおいでやるすみれ。
紀夫は大急の担当者に会って時間がほしいと言ってきたことを話し、もう一度考えてみる気はないかと言います。
もっとたくさんの人に使ってもらったり、知ってもらったり、そこからいろんな可能性が広がるのではないかと。
その話を聞きすみれは考え込みます。
考えた末に、すみれは大急にお店を出そうとみんなに話しました。
すみれ「新聞記事に四人のお店だという事がちゃんと書かれてなくて、私は悔しかった。四人のお店を知ってもらいたいって、そう思ったの」
その言葉に同意する良子と君枝、そして微笑む明美。
すみれは坂東営業部を訪れます。
紀夫は出掛けていると伝えるゆり。
待たせてもらうことにしたすみれは紀夫の近況を聞かれ、帰りが遅い時があり酔っていて接待をやっていると聞いたことを話します。
潔「実はな、来年には紀夫くんを社長にと思うとるんや」
来年はまだ早いと言うゆりに、何事も慣れだから大丈夫だと言いのけました。
そこへ出先から戻ってきた紀夫に、一度は断った大急百貨店で店を出す話をやらせてほしいと頭を下げます。
「ああ、そう言う事やったらまかせとけ」と嬉しそうに答える紀夫でした。
夫たちで『男会』を結成
店では君枝がデザインしたリスの包装紙が出来上がりました。
「こんばんは」と紀夫、勝二、昭一がやって来ます。
ちゃんと準備をしなければならないと、大急はショーケースを二つ用意するため生産ラインの構築をしなければと話し合います。
生地や材料の安定した仕入れに、縫子さんも必要だと言う紀夫。
良子は、私たちだけでは無理なのかと問います。
勝二「大急と取引するからって、ここを閉めるわけやないんやで。ここ足す大急やで」
時子さんたちに縫子をやってもらおうと提案するすみれ。
「素人やないか」と言う昭一に「でも教えたら何とかなるんやない。何人もいてるし、筋もええしな」と返す明美。
時子さんたちなら安心できると、人が増えた分の作業スペースを考えます。
自宅の上の階を使おうと提案する君枝。
「母さんがええ言うてくれたら」という昭一に「きちんと言うれくれます?今度は」と笑顔で念を押します。
その笑顔に「ああ、もちろんや」と若干苦しそうに返事をするのでした。
時子さんたちに早速話をしようと出掛けるすみれたち。
飲み屋で紀夫たちは「不思議や」とつぶやきます。
あれでよくやってこられたと、良いものを作ろうとする思いがあるのは確かだが、これからは自分らが手綱を引いてやらねばと「男会」を結成し気軽に集会をする約束をしました。
店の前を掃除する武に「たけちゃん、こんな遅くまでええよ」と声をかける明美。
すみれたちのことを聞かれ、もう帰ったことを伝えます。
明美「散々旦那の愚痴聞かされたわ。ほんでも、なんやかんや言って帰る家があって待ってる人がおるんやもんな…ほなね、おやすみ」
そう言ってあさやへと帰っていく明美でした。
べっぴんさん9週51話の感想まとめ
明美だけ新聞記事に掲載されずに悔しい思いをしたすみれたちも、大急百貨店で四人の店であることをアピールするいい機会が巡ってきてよかったですね。
紀夫も大人しい性格なのに社長になる責任を負って、これからが大変そうです。
大急百貨店の進出が成功することは、紀夫にとっても坂東営業部の社長として認められるための試練なのですね。