NHK朝ドラ「べっぴんさん」9週54話のあらすじネタバレと感想です。
まずは9週53話の振り返りを少し。
大急百貨店の小山と打ち合わせをするすみれたち。
量産のために工程を減らすよう指示され「私たちが作ったものがキアリスの物やなくなるなら、この話は全部無かった事にしてください」と断るのでした。
べっぴんさん 9週54話のあらすじネタバレ
不機嫌そうに店を出て行く小山に謝罪する紀夫。
小山「うちの社長は何が何でもキアリスさんと契約したいと言うとるんです」
平謝りする紀夫に「うち大急ですよ」と繰り返します。
紀夫「何を考えてるのや、何で先方の前で突然あんなことを。あちらは破格の好条件を出して下さってるのやぞ」
少し考えてからでもよかったのではと言われ、考えても変わらないと思ったのだと肌着を手に取りみつめるすみれ。
屋台で愚痴をこぼす紀夫、勝二、昭一。
振り回されっぱなしで、自分らが思い通りにできるかどうかだけ考えていて女はお気楽だと妻たちへの不満を漏らします。
勝二は話を変え、子育てについて昭一に聞きます。
子供につい大声で怒鳴ってしまった事を話すと、女房に任せればいいと答えるだけでした。
泥酔した紀夫はお金を置いてふらふらと帰っていきました。
洋裁教室を開くことを提案
潔に「私ね、考えてることがあるの」と書いた企画書を手渡すゆり。
『大急百貨店で学ぶ大人のための洋裁教室』という題材で、すみれたちが子供服の型紙と生地を売っていることから思いついたのだと言います。
自分たちが売っている生地で洋服を作り、生地も売れて生徒さんたちも顧客になってくれるのではないかと考えたのです。
以前、売れる仕掛けを考えて持ってきてくれと大急の社長に言われていたことを思い出し、大急の集客にも繋がり話題性もあると提案に乗る潔。
キアリスとの話をまとめたこともあり、更に食い込めるはずだと言います。
そこへ、事務所に泥酔した紀夫が入ってきました。
その様子を心配する二人に、ふてくされたように「そら飲みたくもなりますよ」と答えます。
「やりたない、言うてます」そう言い残し倒れてしまいました。
潔とゆりに家へ送り届けられます。
すみれと話をする二人。
ゆり「すみれの思いは分かる。せやけど、それやったら大勢の人にすみれの作った良いものを届けることはできないよ」
潔「飛躍のええ機会やのに、ほんまに断ってええんか?」
頷くだけのすみれ。
紀夫は起き上がり、一度はやると言ったのに顔に泥を塗ることになって申し訳ないと謝罪します。
すみれも「ごめんなさい」と頭を下げます。
向き直って紀夫にも「立場をわかってるのに、ごめんなさい」と謝るのでした。
再び訪ねてきた玉井
あさやの戸を叩く音が聞こえ、戸を開ける明美。
玉井「具体的な話、したいんや」
戸を閉めようとすると、手を差し込んで強引に開け「明美さん、話しぐらい聞いてや。断るのはそれからでもええがな」と不敵に笑います。
店の中に入れ話を聞くことになりました。
玉井「ここにあるキアリスの商品と似たもん作ろうと思うとるんや。もちろん新しい名前つけてな、質やとかなんやとかややこしいことは抜きにして、ここより安い値段で売るんや。これまでの給金の100倍は稼げるはずや」
そんなことやるわけがないと断る明美に、母親が病気で死んで旦那も子供もおらず他のみんなとは違って一人なのだろうと言います。
何かあった時に助けてくれるのは金だろうと言い残し店を出て行きました。
座って考え込んでいる明美にお茶を出す武。
「たけちゃんも座り」と一緒にお茶を飲みます。
よく気がつき、人のことをよく見ている武に「あんたも苦労してきたんやろ」と聞きます。
武「苦労ちいえば苦労なんかな。親父が死んでしもうて、一番上ん姉ちゃんの旦那さんが家も工場も継ぐことになって、わしらは外に出ろち言われたんです」
話を聞き、寂しいなと沈んだ表情で言うと「寂しくねえです。わしには明美さんやすみれさんや良子さんや君枝さんがおりませけん」と笑顔で言うのでした。
焦った様子で坂東営業部を訪れた小山は、大島社長が直接すみれに会いたいと言っていることを伝えます。
気が進まないすみれに「ここまで尽力してくださったんや。ええ条件も仰山出して下さったんやぞ、きちんと顔つき合わせて話をすることは礼儀やろ!わがまま言うんやない」と強い口調で言いました。
紀夫に連れられて大急百貨店の大島社長に会うことになったすみれ。
大島「大急百貨店、社長の大島です」
この出会いが、すみれたちにもたらすものは…。
べっぴんさん9週54話の感想まとめ
工程を減らすことでキアリスの商品ではなくなると一度はきっぱり断りましたが、社長が直々に会ってくれることになりましたね。
ここまで熱心になるのもキアリスの商品が本当に良いものだと認められたからであり、すみれたちの良いものを作るという信念がしっかり伝わっているからなのでしょう。
社長に、すみれのキアリスにかける思いがしっかり伝わるといいですね。