NHK朝ドラ「べっぴんさん」11週63話のあらすじネタバレと感想です。
まずは11週62話の振り返りを少し。
トク子の体調が良くないと連絡を受け、近江の本家を訪れたすみれたち。
近江で五十八と話したことを切っ掛けに、紀夫は家族のため会社のために自分が変わっていかなければならないことを自覚します。
洋裁教室の説明会以来ずっと休んでいた会社にも、気持ちを新たにして出社するのでした。
べっぴんさん 11週63話のあらすじネタバレ
昭和23年(1948)10月
夏が終わり秋の足音が聞こえ始めた頃。
キアリス大急百貨店の支店開店まで一か月を切りました。
縫子さんたちは大忙しです。
「みなさん、お茶になさったら」と作業場にお茶を運んでくる琴子。
君枝はミシンがもっとあればと考えているようです。
武は作業場からたくさんの荷物を手にキアリスへと戻ります。
小山から年内の売り上げ予測を見せられて驚くすみれ。
「やっぱりミシンが必要かな」とつぶやきます。
それを聞いた小山からミシンを検討するよう勧めるのでした。
その頃、紀夫は洋裁教室の司会に再び挑もうとしていました。
「紀夫さん、時間です」と言われ、懐中時計を手に緊張した面持ち。
「紀夫くん、深呼吸や」と潔も緊張を和らげようとします。
すみれも心配して会場に足を運び見守っていました。
緊張しながらも説明会を乗り切る紀夫
紀夫「み、み・・・みなさま、本日はようこそお出で下さいました。わたくし、この説明会の・・・」
そう言いかけ緊張でふらついてしまいました。
ですが、すぐに持ち直し続けます。
紀夫「この説明会を、担当させて・・・いただきます坂東紀夫と申します。よろしくお願い致します」
たどたどしいながらも、なんとか挨拶をして説明に移ります。
説明会が終わり、客がいなくなった会場で腕組みして何かを考えている潔。
ゆりは突然資料を落としてしゃがみこんでしまいます。
心配して駆け寄った潔に「ちょっと気分が悪くて」と言いましたが、大丈夫だと平気であることを伝えました。
男会のメンバーである紀夫、勝二、昭一はいつものように屋台で飲んでいます。
ミシンの話題になり、今は君枝の嫁入り道具で持ってきた一台でやっているためミシンの調達先を話し合うことに。
伝手をつかえば一万円くらいで手に入るのではないかと話す紀夫。
予算について妻たちに聞いたとしても、分からずただ笑っている姿だけしか想像できません。
大急に正式に出店するのだから、経理ぐらいはきっちりやらないといけないと売り上げ帳のつけ方と在庫帳のつけ方を勝二と昭一が教えることになりました。
持病の腰痛が悪化して入院する喜代
夜遅くまで武は店の掃除をしています。
くたくたに疲れ果てていると「ご苦労様」と明美が夜食を持ってきました。
おにぎりを頬ぼる姿に「ええ食べっぷりやね」と微笑みます。
武「なんも気にせんでください。この前んこつ」
告白のことを気にしていて謝る武に「普通にお姉さんでおるで」と笑顔で答えるのでした。
さくらを寝かしつけているすみれ。
苦手なこともやり続けてみると言った紀夫の姿を思い出して沈んだ表情になります。
紀夫の帰ってきた声が聞こえ喜代と共に迎えます。
さくらの寝顔をみつめる紀夫に何かを言いかけていると、陶器を落とす音が聞こえ喜代の異変に気づきます。
台所でしゃがんでいて「腰が・・・腰が・・・」と痛そうに顔を歪めていました。
持病の腰痛が悪化してしまい入院することに。
「こんなことになってしまって申し訳ありません」と心底すまなそうにベッドの上で謝ります。
すみれ「大丈夫よ、家のことも仕事もさくらのことも私がやります」
安心させるために全て自分がやる事を伝えます。
生まれて初めて喜代がそばにいない生活が始まりました。
さくらのお弁当を作り
保育所へ送り
仕事をして
保育所へさくらを迎えに行き
また仕事に戻り
家に帰ってご飯を作り
また仕事をする
懸命に頑張る紀夫のために出来る事はすべてやろうと走るすみれなのでした。
べっぴんさん11週63話の感想まとめ
キアリスの繁盛ぶりを見ると、ミシンの台数が一台だけでは心許ないですね。
たった十日間の出店だけでも商品が飛ぶように売れたのに、これからずっととなると手縫いだけでは追いつかないでしょう。
紀夫の方は、前回まったくうまくいかなかった説明会を無事にやり遂げることができて一安心でした。
責任感から倒れてしまう程の緊張を自分の意志で乗り越えることができたのは立派です。
頼りなく見えた紀夫も、やはり一家の大黒柱なのですね。