NHK朝ドラ「べっぴんさん」15週81話のあらすじネタバレと感想です。
まずは15週80話の振り返りを少し。
売り上げが3割も落ち悩む紀夫。
その原因がキアリスの偽物を安くで売っている店であることが判明し、文句を言いに行きましたが客たちに本物は値段が高いため多少質が悪くても安いほうがいいのだと言われてしまいました。
そんな時、年を取り靴が思うように作れなくなっていた麻田は、すみれの家を訪れて入学式の靴を作ることができないと伝えます。
しかし、どうしても麻田の靴を履きたいさくらは頭を下げてお願いするのでした。
べっぴんさん 15週81話のあらすじネタバレ
すみれと二人で歩いているさくらは、あさやの看板を見て立ち止まります。
「元気出して」と励ますものの浮かない顔です。
入学式の服を作るためキアリスで採寸をしますが、ここでも暗い表情のまま。
お客が来たためすみれたちは接客へ。
その間にあさやの店を訪れ、靴を作る麻田の姿を影から隠れて見ます。
そこには『坂東さくら様』と書かれた靴木型がありました。
さくらを探しに来たすみれもあさやへ来ます。
作業をみつめるさくらの後ろ姿と、靴を作る麻田の姿を声をかけずに黙って見ていました。
二人の存在にようやく気付いて顔を上げると、
さくら「あさやさん、私の靴作ってたの?作ってください」
そう言って頭を下げました。
すみれ「私からもお願いします。麻田さんがさくらに作ってくれたら、それがいいんです。麻田さんが思いを込めて作った靴をさくらに履かせてやりたいんです」
熱心にお願いする二人に「わかりました」と一言いい作業へと取り掛かりました。
靴を作る作業を見守り続けるさくら
靴を作り続ける麻田の姿を傍らでじっとみつめるさくら。
あとからすみれ、良子、君枝も子供たちを連れて訪れ、その姿を見守ります。
そして再びさくら一人だけが残り、作業を見守り続けました。
麻田が食事をしていると、あさやに集まったすみれたち四人は懐かしさを感じています。
良子「隣の隣やのに懐かしいな」
すみれ「麻田さんに何か作って売ったらって、全部ここから始まったのよね」
麻田「ええ事言うたな思うてますよ、みなさんの今の姿を見て」
しかし、キアリスの偽物の件をずっと悩んでいるすみれは、いままで通りでいいのかと疑問に思っていました。
夜中まで靴を作り続け、やっと完成させることができました。
箱を開けて完成した靴をさくらに見せます。
麻田「これが、私が作る最後の靴です。完璧な靴をよう作ることができなくなり自信が持てなくなりました。けど、すべきことをするだけやと、この靴を作りました。本物を作る、思いを込めて作る、どんなことがあってもそれを貫き通す」
そう言ってさくらへ「ありがとう」と感謝し、靴屋人生の最後を温かい思いで終えることができたと伝えました。
涙を流して頭を下げるすみれに微笑みかけます。
入学式の日を迎える
キアリスの偽物を売っている出店には苦情が殺到していました。
一回洗濯したら使い物にならないと、お金を返せと言う客たち。
この光景を見ていた明美は、
明美「文句言いに来たけど、言うまでもないな。本物は絶対に負けへんのや」
そう玉井に言い残して去っていきました。
そして春が来ました。
麻田の作った靴を履き、桜の花弁が舞い散る庭へと笑顔で出てくるさくら。
麻田「よう似合うてますな」
嬉しそうに言う麻田は、キアリスの社長も辞めさせてほしいと言いました。
麻田「これまでよう頑張って来なさったと思います。全てがなくなって不安で不安でしょうがなかった時を経て、今ようやくみんな前を向いて歩こうとしています、前へ向こうと顔を上げることができれば、そこに見えるんです、勇気、愛情、信頼、希望」
さくらのワンピースの襟元に刺しゅうされたクローバーを指さし、四つの葉に込められた『勇気、愛情、信頼、希望』を口にしました。
そして笑顔で頷きます。
入学式に向かうすみれたちの後ろ姿を見送り、「あさやさん、いってきます」と振り返ったすみれに笑顔で手を振り続けました。
べっぴんさん15週81話の感想まとめ
麻田に靴を作ってもらえることが本当に嬉しかったさくらは、作業する姿を飽きることなくずっと見続けていましたね。
誰かのために思いを込めて物を作る事をすみれに教えてくれたのも麻田でした。
たくさんの靴を作ってきて、最後の靴がこんなにも履く人を笑顔にしてくれるなら幸せなことでしょう。
限界まで作り続けた麻田に、本当におつかれさまでしたと言いたいですね。
偽物の件はあっさり解決してしまいました。
やはり安いだけでは使い物にならず、高くても良質な物の方が結果的にはお金の節約になるのかもしれませんね。