NHK2016年後半の朝ドラ「べっぴんさん」の制作が始まっています。
面白いキャストも出揃い期待がもてますが、やはり重要なのはあらすじでしょう。
というわけで今回はべっぴんさんのあらすじをネタバレしつつ、見どころやキャスト・実在モデルの情報などもお届けします。
詳しいネタバレを知りたくない方はご注意ください。
※追記
以下の記事は放送発表当初の大雑把なあらすじです。
もっと詳しいあらすじを知りたい方はこちら。
べっぴんさんのあらすじをネタバレ
舞台は昭和の初め。
ヒロイン「坂東すみれ」は神戸に生まれ、手先が器用なので手芸や刺繍を得意として育ちました。
すみれの父は会社を経営しており比較的裕福に過ごし成長、何不自由なく暮らすお嬢様ですが9歳の時に母・はなが病気のため他界してしまいます。
その後、18歳でお見合い結婚、娘を出産と幸せな毎日を過ごしていました。
このまま幸せな家庭がいつまでも続くと思っていたところ戦争が始まり、夫は出征しその生活は一転することになります。
戻らぬ夫を待ちますが戦争の被害で家は全焼。
必死の思いで家族全員生き延びるものの、自分と娘が生きるために必要な財産は国に没収されてしまい今までの生活からは想像もできないような毎日がはじまります。
途方に暮れるすみれ。
そんなとき、すみれのある技術が役に立ちます。
それは亡き母から譲り受けた裁縫技術でした。
娘のために子供服を手作りところ、ある人から「それを売ったら良い」と言われ、これを商売にすることに決めます。
やがて女学校時代からの学友で洋服・小物づくりが得意な多田良子や、デザイン・イラストが得意な田坂君枝らと共に、悪戦苦闘しながらも会社を興し子供服を売り始めます。
そんな折、すみれの夫・紀夫が戦地から復員。
「男が働き女は家を守る」という考えを持つ紀夫はすみれ達が働くことに猛反対。
また、「儲けよりも世の母親・子供のために良いものを提供したい」というすみれ達の考え方にも賛同できません。
そんな紀夫も次第にすみれ達の考えを理解するようになり、陰ながら支えるように。
品質とデザイン性にこだわったベビー服は徐々に評判となり、ついには宮内庁御用達にまで成長。
やがてすみれは、大人になった子供たちとともに長年の夢を叶えます。
それは「子どものモノなら何でもそろう」総合子ども百貨店の開業でした…。
以上がべっぴんさんのあらすじのネタバレです。
べっぴんさんの意味と実在モデル
タイトルのべっぴんさんの意味とは別嬪さん(美人・高貴な女性)ではなく、別品さんです。
「特別に良い品」をべっぴんと呼び、別品なものをつくる人が主人公のお話なので「べっぴんさん」とされました。
べっぴんさんに出てくる登場人物の多くには実在モデルが存在し、内容そのものはフィクションの部分が多いとされていますが、モチーフとしてはかなり参考にされているようです。
主人公の坂東すみれのモデルは兵庫県神戸市に本社がある、子供服を中心とするアパレルメーカー・ファミリアの創業者・板野惇子(いたのあつこ)さんです。
べっぴんさんは板野さんが生まれてから事業成功までをもとに作られていくストーリーになります。
たった4人の仲間たちでお店の小さな角を借りてベビー服を売っていたのがファミリアの始まり。
板野惇子さんは87歳で死去されていますが、日本のファッション業界や母たちに多大な貢献をした方だと讃えられています。
現在でも全国各地で人気のファミリアですが、特に神戸では親子3代にわたってファミリアの製品を愛用するご家庭も少なくないそうですよ。
その他、坂東家の家族や子供服会社の創業メンバーにも実在モデルがいます。
詳しくはこちらをご覧ください。
べっぴんさんのキャスト
毎回注目される朝ドラのキャストですが、べっぴんさんはユニークな出演者がそろっていますね。
特に大注目のヒロイン役はドラマ「表参道高校合唱部！」で主演を務めた芳根京子(よしねきょうこ)さん。
「花子とアン」で朝ドラデビューしていますが、なんとまだ19歳です。
デビューは2013年でまだまだ「大女優」とは言い難いほどキャリアは短いですが、今回2000名以上のオーディションを勝ち抜き見事主役の座をゲットしました。
べっぴんさん放送後は、一躍国民的女優となるかも知れませんね！
その他のキャストは生瀬勝久さんや菅野美穂さんなど認知度の高い人気俳優が並びます。
そんな中、異彩を放つのがネプチューンの名倉潤さんとももクロの百田夏菜子さん。
お二人とも重要な役どころなのですが、演技の経験は少ないのでどうなるか楽しみですね。
また、イケメン枠として野上潔のキャストに高良健吾さんが選ばれています。
ヒロインのすみれとは幼馴染で兄のような存在。
すみれには夫もいるので、恋仲にはなりそうもないのが少し残念です。
その気になる相手役、夫・紀夫のキャストはまだ発表されておりません。
ここにイケメン俳優を起用すれば、朝ドラのメインである女性層をグッと取り込め視聴率も期待できそうですね。
その他のキャストの役柄・経歴はこちらです。
べっぴんさんのみどころ
べっぴんさんの見どころは、やっぱり主人公すみれの奮闘。
昭和初期の話なので、女性の活躍というのは今の時代ほど認められていない時代ですね。
それを「得意」なだけの手芸で商売することを思いつき、成功を収めたというのが素晴らしいところです。
まさに「娘に苦労をかけたくはない」という母の愛が生んだストーリーですね。
ベビー・キッズ用の可愛らしい服もたくさん出てくると思うのでそちらにも注目ですよ。
特に「お母さん」目線の方が共感できるストーリーになっていそうですが、女性が活躍するようになった今の時代、働く妻を見守り支える夫・紀夫の目線からも楽しめる内容となっているのではないでしょうか。
その辺は大ヒットした「あさが来た」に通ずる部分がありますね。
べっぴんさんは10月3日から4月1日、全151回放送予定です。
お見逃しなく！
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