べっぴんさん 原案

2016年度後期のNHK朝ドラ「べっぴんさん」いよいよ始まりますね。

前回の「とと姉ちゃん」前々回の「朝が来た」ともに20パーセントを超える高視聴率で、最近の朝ドラは人々の話題を集めています。

今回のぺっぴんさんの視聴率はどれくらいでしょうね?

今から楽しみです。

とと姉ちゃんでは「どうしたもんじゃろ?」朝が来たでは「びっくりぽんや!」がヒロインの口癖でしたね。

実は新ドラマのべっぴんさんにもヒロインの口癖があって「なんかなんかな~」です。

「なんかなんかな~」流行りそうですね。

今回も放送開始前からいろいろ話題を集めていますが、べっぴんさんには原案・原作というものがあるのでしょうか?

そして気になる脚本の中味は?

原案のモデルと脚本・あらすじについてネタバレしていきます。

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原案・原作はあるの?

ぺっぴんさんには原作と呼べるものはありません。

また、原案といえるような作品もありません。

完全なオリジナル脚本となっています。

しかし登場人物には実在のモデルがいて、主人公のモデルは現在も続く株式会社ファミリアの創業者・坂野惇子さんです。

⇒べっぴんさんの実在モデル一覧表

坂野さんはファミリア創業時、すでに結婚されていて子供もいました。

しかも創業当時の仲間は、皆それぞれに家庭があり子供もいた母親たちでした。

現在では力のある女性は会社を興す方が沢山いらっしゃいますが、当時としてはかなり珍しかったようです。

ファミリア創業時の信念は、

icon-check-circle自分の子供にきせるつもりで洋服を作りましょう

icon-check-circleすべては子供のために

というものです。

このドラマのべっぴんとは、美人という方の意味ではなく「特別なもの」という意味です。

「別品」とも書きます。

坂野惇子さんと仲間たちは、世の母と子のためにべっぴんなものを作ろうと考えたのです。

不思議な運命に導かれ、戦後の日本の母や子供たちのために信念を持って子供服づくりの仕事をし成功した一人の母。

べっぴんさんはそんなたくましい女性とその家族の物語です。

べっぴんさんのあらすじネタバレ

主人公のすみれは昭和の初め神戸に生まれます。

会社を経営する父を持つ裕福な山の手のお嬢様でした。

9歳の時に亡くなった母に教えてもらった手芸や裁縫が心の支え。

お嬢様のすみれは普通に恋をして普通に結婚し、やがてかわいい女の子が生まれました。

まさに幸せの真っただ中。

しかし不幸にも戦争が勃発します。

夫は出征したまま帰らず、空襲で家財道具もなくなりました。

敗戦の中、子供を抱えて生きていくすみれは、働くことを余儀なくされます。

そんなある日、運命的な出会いがありました。

すみれが子供のために作った手作りの刺繍小物、子供服を見た人がアドバイスをしてくれたのです。

「丁寧に手作りされた子供服や手芸品は商売になる!」

商売の経験など無く迷いましたが、いろいろと悩みを抱えた友人や知人に支えられ、友人と共に小さなお店を開きます。

  • おかあさんや子供のための良いものを作りたい
  • 外国の育児を参考にしたい

と夢は広がります。

自分たちが考えたアイデアがどんどんヒットし品物が売れていく。

すみれたちの夢は徐々に世間に認められていきます。

そんな折、やっと復員した夫の紀夫がすみれたちの商売に反対します。

しかし、すみれたちの真剣に仕事をする姿を見せられると考えを改め、妻たちを支えようと決意します。

はじめはちっぽけだった店はやがて、夫や知人の支援もあり会社組織になり事業を広げていきます。

そしてついには皇室ご用達の商品を作る会社として名を馳せるまでになりました。

子供服の総合商社として船出していくすみれたち。

母親が子供のためにと作った小さな小物から始まった会社は人々から親しまれる大きな会社となったのです。

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新米ママがどう描くか?べっぴんさんの脚本家を紹介

べっぴんさんには実在のモデルがいらっしゃって、アパレルメーカ「ファミリア」のサイトには本人たちの詳しい経歴や歴史も載っています。

オリジナル脚本ではありますが、モデルがいる以上、それが原案といえばそうなのかもしれません。

しかし、実際のサクセスストーリーとドラマの物語はかなり違う所が多いので、二つを読み比べると少々混乱してしまうかも知れませんね。

物語の面白さは脚本の良し悪しに頼るところが大きいといいます。

べっぴんさんの脚本家は渡辺千穂さん。凄腕の脚本家です。

べっぴんさん 脚本

2002年、ドラマ「天体観測」でデビューされました。

2011年フジテレビ「名前をなくした女神」、2013年関西テレビの「サキ」の等たくさんの作品があります。

最近では2016年の映画「植物図鑑 運命の恋ひろいました」が有名ですね。

「植物図鑑」は有川浩さん原作で高畑充希さんと岩田剛典さんが主演の作品。

有川さんは「大きな事件のない道草の物語を大きな映画にしてくださいました」と話しています。

渡辺さんはそんなことができる脚本家なのかもしれませんね。

 

渡辺千穂さんは1972年10月18日生まれの43歳。

2014年8月にフリーアナウンサーの羽鳥慎一アナとご結婚されましたね。

2016年1月13日にあった制作発表で臨月だと話されていました。

何もなければドラマが始まる10月には生後8か月の赤ちゃんのお母さんになられているはずです。

羽鳥アナが再婚で渡辺さんは初婚なので、二人にとっては初めてのお子さんになります。

新米ママですね。

高齢出産なので感慨もひとしおでしょう。

ママとなった脚本家が母の物語を書くという渡辺さんにとって運命的な作品になることでしょう。

べっぴんさんは10月3日(月)から放送開始、全151回です。

お見逃しなく!

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