NHK朝ドラ「べっぴんさん」7週38話のあらすじネタバレと感想です。
まずは7週37話の振り返りを少し。
すみれの家を訪れた紀夫の両親は、紀夫が戦死した可能性があることを話し諦めるように言います。
まだ戦死の知らせがきたわけではないので「淡々としとき
と励ます明美。
「淡々と」と自分に言い聞かせて日々の生活を送るすみれですが、堪え切れずに一人涙するのでした。
べっぴんさん 7週38話のあらすじネタバレ
「やっぱりこのご時世やからな」
道端に集まって話している女性たち。
通りかかったすみれは何かあったのか聞くと、輸入家具屋さんが閉店して空き家になるのだと言います。
すみれたちは店で子供の服がすぐ小さくなることを話していました。
そこへ麻田が、話があると言いみんなを集めます。
隣の隣のお店が店仕舞いすることになり、その店でベビーショップを開いたらどうかと提案します。
お客さんも増えて、ベビー相談室も大盛況で手狭になるから広い所で商売をやることで夢も大きくなると勧めます。
店の内装を見に行く四人。
広くて沢山の物が販売できそうな店内を見て、ベビー用品だけではなく子供服の販売もできるのではないかと明美は言います。
すみれは子供服が置かれた店内の光景を想像して「素敵やね」と微笑みます。
良子と君枝は、すみれが子供服を売りたいという気持ちに共通の思いを抱きました。
もし主人が帰ってこなかったら自分たちも子供のために必死だっただろうと話し、すみれのために協力しようとする二人なのでした。
優しいという事は強いという事
家に帰ってきた潔は「ええもん作って売るなんて、お父さんの言ってることは分かるけど、そんなん無理やで」と仕事がうまくいっていない様子。
夜になって五十八が帰ってきました。
五十八「復員省まで行って来たけど手掛かりなしや。なかなか難しい」
ゆりは、母親のはなが近江に居た時の話を聞きます。
五十八「体も弱かったんやけど、あないに働かせてしもて、感謝しても感謝しきれへん」
「優しかったお母様しか知らないけど、強い人やったんやね」と言うゆり。
五十八「優しいいう事は強いいう事や。わしは、はなに教えてもろた。辛いこと、悲しいこと、そういう気持ちを知っとる人間が強くなれるんや、優しくなれるんや」
すみれは紀夫に渡していた裁縫道具を握りしめて「紀夫さん」と寂しそうな表情でつぶやきます。
道端で花を売っていた幼い女の子に「これちょうだい」とお金を渡して買い取った明美。
花は店に飾られました。
子供服のデザインが描かれたスケッチブックを見せる君枝。
すみれは子供服も型紙を売ったらどうかと提案します。
型紙があれば家にある着物などで服を作れるからです。
型紙のデザインをいっぱい描くと張り切る君枝に「焦らんといてや、また具合悪うしたらどないすんの」と釘を刺す明美。
良子は新しいお店に一緒に来てほしいとすみれに言いました。
父親のいない寂しさを感じる
夫に一応見せておきたいと、昭一と勝二に店内を見せます。
家賃はどれぐらいなのかと聞く勝二に、ベビー相談室に人が集まっているのを見て可能性を見出し、商店街の人たちが交渉してくれたため家賃が相場より安くなっていることを説明する麻田。
それを聞いて二人とも納得した様子です。
子供たちが泣きはじめ、健太郎と龍一は父親に抱っこされます。
しかし、父親のいないさくらだけはすみれが抱っこしました。
さくらを守る事はすみれにしかできません。
父親に抱っこされて帰っていく姿を寂しそうにみつめるさくら。
その時、後ろから栄輔に抱っこされます。
工場でもらった縫い糸だと差し出すと、横から明美が礼を言って受け取り、すみれに帰るように言います。
栄輔と帰っていく後ろ姿を見送り「やさしいな」とつぶやきました。
「すみれさん、さくらちゃんどんな顔してます?」と抱っこしているさくらの表情を聞く栄輔。
「笑ってます」と教えると、父親のようにさくらに接する姿を見て微笑むすみれでした。
べっぴんさん7週38話の感想まとめ
店舗を大きくして子供服も売ることになり、すみれたちの商売は順調ですね。
ただ、さくらが父親のいない寂しさを感じているのだけはどうにもなりません。
父親のようにさくらを可愛がってくれる栄輔に、すみれは惹かれていくのでしょうか。
今後が気になりますね。