NHK朝ドラ「べっぴんさん」9週49話のあらすじネタバレと感想です。
まずは8週48話の振り返りを少し。
ファッションショーは大盛況で終わりました。
すみれはキアリスへの思いをショーの終わりの挨拶で語ります。
その挨拶を聞き、すみれにとってのキアリスがどんな存在なのかを知ることになった紀夫でした。
べっぴんさん 9週49話のあらすじネタバレ
昭和23年(1948)夏
終戦から3年の月日が流れました。
孫の服を買いにきた着物の女性を接客しているすみれ。
一番上のボタンホールだけが横向きなのを疑問に思った女性に、横向きだと襟元がずれにくいこと、かがんだり動いたりしても横向きは縦向きよりも外れにくいのだと説明します。
「いい買い物をさせていただきました」と満足そうに商品を受け取る女性は、ファッションショーで配った手作りのカードを見せました。
女性は2年前のファッションショーでキアリスの存在を知り来店してくれたのです。
すみれたちのキアリスは時間をかけて少しずつ成長しています。
4歳になったさくらは出掛けるすみれと紀夫を見送ります。
すみれ「さくら、喜代さんの言う事をちゃんと聞いてね」
紀夫は笑顔でさくらの頭をポンポンと撫でました。
二人が出掛けると喜代に抱っこをせがみます。
塀の外まで喜代の腰を痛める声が聞こえ、慌てて戻ってくる二人でした。
5歳になった走り回る龍一を追いかける良子。
「そこにな蝉がおってん」と指をさして無邪気に言います。
勝二「良子、あかんことはあかんと教えな」
一言返事をしてうつむく良子でした。
君枝の息子・健太郎は4歳になっていました。
姑の琴子からご飯を食べさせてもらっています。
自分でご飯を食べない息子を見て「健太郎、ご飯は自分で食べなさい。もうさくらちゃんも上手に食べるって言うてたよ」と注意する君枝。
琴子「君枝さん、そないな言い方あかんわ。けんちゃんはけんちゃん、よその子はよその子」
そんな姑の言葉を聞いて助けを求めるように視線を昭一に向けます。
しかし、慌てて視線をそらすのを見て顔をしかめる君枝でした。
紀夫に経営者としての自覚を持たせる
明美は麻田に見送られて仕事に出掛けていきます。
明美「たけちゃんおはよう」
「おはようございます」と挨拶を返す青年。
彼の名は足立 武。
大分のメリヤス工場の息子で、潔の紹介でキアリスに住み込んで掃除などの雑用をしています。
みんな出勤してきて、すみれの持っているワンピースの刺しゅうを見て「かわいい」という良子。
生地の柄と同じ花を刺しゅうしたのだと言います。
この頃、後に団塊の世代と言われる第一次ベビーブームが到来し、子供用品を扱うすみれたちは忙しいながらものんびりと営業を続けていました。
坂東営業部では大急百貨店で秋に三十周年の売り出しを開催するため、何とか食い込めたらと話し合いをしています。
事務所の隅で紀夫がパチパチとそろばんをはじく音が聞こえます。
潔は「そや、紀夫くん」と紀夫を呼びます。
計算中で集中している紀夫の耳には入らず、社員たちも声をかけます。
やっと気づいた紀夫でしたが、計算中に邪魔をされ計算が合わなくなり不機嫌そうです。
「計算中に話しかけたら悪いわ」と社員に言うゆり。
紀夫に今夜空いているかを聞く潔は、接待だと言います。
廊下でゆりに、接待に連れて行く意図を話します。
潔「これからの紀夫くんのことやけど、そろそろ表に出る時期や思うてるんや。徐々にお得意さんにも顔を売って、紀夫くん本人にも自分がいずれ経営者になるんやという自覚をもってもらわな」
店では「なんか、なんかな」と考え込んでいるすみれの姿がありました。
包装紙を作ったらどうかと提案します。
君枝のリスを印刷したら素敵な包装紙になりそうと言う良子。
商品の一点一点にキアリスの名前を入れることも提案しました。
そこへ「こちらの代表の方はいらっしゃいますか?」と店を訪れた男性が尋ねます。
男性は神戸の新聞記者だと名乗り名刺を渡しました。
大急百貨店の社長を接待する
大急百貨店の社長・大島保を接待している潔と紀夫。
五十八と正蔵の時代には大変お世話になった社長でした。
潔「なんとかもう一度、大急特選マークを取り戻すことが、坂東営業部の今一番の目標なんです」
また紳士服に戻ってくれるならいつでもやれるが婦人服となると一からだと言われてしまいました。
大島「売れる仕掛けを考えて持って来てくれ。どこもやってないような新しい仕掛けをね」
その言葉に「はい」と返事をする潔。
大急のほうから取引をしたい相手はいるのかを聞きだします。
「ここや」と手渡されたものを見て驚く二人。
大島「女房が言うんだよ、間違いなく良い店だってね」
「この店を大急に・・・いう事ですか?」と聞き「わしらが間をつなぎます」と自信満々に引き受けるのでした。
すみれが新聞に載ることを喜ぶ喜代。
今は子供が多いから商店街の話題のお店という事で取り上げられたことを話します。
すると外で物音が聞こえました。
外を見てみると紀夫が玄関前で倒れています。
喜代「お酒飲んでるんですか、お水お持ちします」
すみれは紀夫の胸ポケットからキアリスのカードがはみ出ているのをみつけます。
あの時の思いが、これからの未来が変わる大きなきっかけになるとは夢に思っていないすみれでした。
べっぴんさん9週49話の感想まとめ
月日が流れ三人の子供も大きくなりましたね。
キアリスも第一次ベビーブームの影響もあり繁盛しているようでよかったです。
新聞記者も訪れ、キアリスはますます注目されていますね。
さらに大急百貨店の社長の耳にも届くほどの好評ぶりでした。
今回のお話は、すみれが目指したい夢に一気に近づき苦労が報われた回でしたね。