NHK朝ドラ「べっぴんさん」16週86話のあらすじネタバレと感想です。
まずは15週85話の振り返りを少し。
ナイトクラブで幼い頃によく遊んでもらった岩佐栄輔と再会したさくら。
しかし、さくらは栄輔のことを覚えていません。
夜の遊びを堪能しますが、繁華街を歩いているところを帰宅途中のすみれに目撃されてしまうのでした。
べっぴんさん 16週86話のあらすじネタバレ
紀夫と家に帰宅したすみれ。
繁華街の夜道でさくらを見かけたことを心配します。
紀夫「まさかさくらが、寝てるにきまってるやないか」
家の入口を開けると慌てた様子の喜代は、さくらがまだ帰っていないことを伝えました。
やはりあの時見かけたのはさくらだったのだと確信し探しに出掛けようとすると、帰って来たさくらと入り口で鉢合わせます。
龍一と健太郎も一緒におり、三人とも家の中に入ってもらうことに。
リビングで三人を座らせて話をします。
紀夫「何を考えてるんや、こないな時間まで高校生が・・・しかも、なんやナイトクラブやと」
龍一は、自分が誘ったのだから二人を叱らないでほしいと言います。
「ごめんなさい」と頭を下げて謝るさくら。
紀夫は「これからは気をつけるように」と言って許しました。
すみれ「ちょっとまって、謝ればいいというわけやないでしょ。さくら、嘘までついてあんなところに行くなんて、何を考えてるの」
感情的になるすみれですが、時間も遅いのでこの日は注意だけで済ませました。
採用した二人に課題を出す
キアリスでは、健太郎の夜遊びに頭をかかえる君枝の姿が。
良子「ごめんね、うちの龍アホやから。何を考えてるのやろう」
すみれ「アホでは済まないわ、夜の世界やもの。普通に暮らしていたら出会うこともない人と出会うてしまうかもしれないのよ。何かあったらどうするの、取り返しのつかないことでもあったら」
謝る良子ですが、健太郎も一緒だったと聞いて安心したと言います。
すみれ「龍ちゃんは男やけど、さくらは女の子なのよ。ちょっと甘やかし過ぎなにやない?」
良子「行きたい言うて付いて行ったのはさくらちゃんやない」
金輪際、さくらを夜遊びに誘わないよう龍一にきつく言ってほしいと頼みました。
そこへ採用したばかりの新人2人が出社してきました。
西城「西城一朗24歳です。大学卒業後メーカーに就職しましたが、自分の能力というものを全く活かせそうにないと気がつき転職をしました。皆さんのお役に立てるように頑張りますので、よろしくお願い致します」
中西「中西直政といいます。あの、自分は家業の酒屋を継ぐつもりで手伝っとったんですが、店締めることになってしもうて、それで仕事を探しました。しっかりとした根を張れるよう頑張ります。よろしくお願いします」
挨拶する二人を拍手で迎えます。
社会人は気持ちを切り替えることが大事で、どんなことがあっても仕事は仕事だと二人に言う紀夫の言葉に気まずそうな顔をするすみれと良子。
朝礼が終わり、キアリスの商品だと手に取らせて見せます。
そして感想を求めると、西城は縫い方や生地が良いと評価しました。
中西は、「ええ匂いがしそうです。ミルクの匂いいうか、小さくてほんわかしてて、こうして見てるだけでも幸せになります」と素直な感想を述べました。
そんな彼の言葉に微笑むすみれ。
すみれ「何でもいいので、何かアイディアを出してください。新商品でもいいし、今あるものをもっとこうしたらええんやないかとか、新しい人から見て気づいたことを聞かせてほしいんです」
そう言って、二人への課題を出しました。
出掛けようとする紀夫に、西城は立ち上がって出掛ける場所を尋ねます。
松島屋デパートと食事をしながら打ち合わせであることを話すと、お供をさせてほしいと申し出ました。
カバン持ちでもいいので、話を聞いているだけでも勉強になると必死に頼み込む彼を一緒に連れて行くことにしました。
紀夫「いいね、なかなかおらんで、こないに積極的な男は。なあ、たけちゃん」
そう笑顔で言う紀夫に、顔を引きつらせる武。
二人が出掛けた後に「なしか!」と悔しがりました。
明美「ライバル現る」
そうつぶやいて微笑む明美でした。
さくらが心配でならないすみれ
作業場では、沈んだ顔の良子と君枝が。
良子「もう、ほんまに嫌になるわ。龍が悪いとは思うけど、何であそこまで言われなあかんの。男の子と女の子は違うなんて」
不満を漏らしながら頭をかかえていました。
君枝は健太郎に「けんちゃんは大丈夫よね、さくらちゃんが心配で付いて行ってあげたのよね?」と聞きます。
黙ってうなずくのを見て安心し、今後は行かないように言いました。
三宮に行った話を聞いた琴子も心配します。
後からやって来た作業場の女性たちに「けんちゃんや」と囲まれてチヤホヤされる健太郎。
琴子「これがあかんのよ!君枝さん、これが妙な方向に走らせる原因なんやないの!?」
その光景に、これが原因だと決めつけて感情的になります。
おやつを一緒に食べようという女性たちを振り切って部屋へと籠ってしまいました。
琴子「けんちゃん、ちょっとお話ししよか。入ってもいい?」
健太郎「ダメです!」
琴子「けんちゃん!?これが非行の始まり・・・けんちゃん、けんちゃん!」
ドアの前で心配を募らせる琴子でした。
夕方になりすみれが家に電話をすると、さくらはまだ帰ってきていないことを伝える喜代。
帰ったら連絡をすると言われ電話を切りました。
明美から、そんなに心配なのはなぜなのか聞かれ「女の子だからよ」と答えます。
明美「自信がないからやない?」
すみれ「自信・・・」
明美「自分の愛情がちゃんと伝わってる自信」
すみれ「そんなこと・・・」
明美「親でもないのに余計な事言うてゴメンね。せやけど伝える事って難しいから」
昨夜のさくらの顔を思い出して考え込みます。
心の中に、ずしんと石ころが転がったような気持ちのすみれなのでした。
べっぴんさん16週86話の感想まとめ
これが「親の心子知らず、子の心親知らず」というやつなのでしょうね。
やはり夜遊びとなると女の子の方が危険な目に合うリスクも高く、心配するのは当たり前です。
どうしてナイトクラブに出掛けたのかを冷静に聞くことができればよいのですが、心配する親としては感情的になってしまいますよね。
子供にちゃんと愛情が伝わっているのかも、人の心でも読めない限り分からないものなのでしょう。