べっぴんさん  ネタバレ 23週

NHK朝ドラ「べっぴんさん」23週133話のあらすじネタバレと感想です。

まずは23週132話の振り返りを少し。

紀夫はお祝いにもらった八ミリカメラで藍の姿を撮影し、勝二の店で上演会を開きました。

映像を見たすみれは、知識を映像化し分かりやすくした映像版のキアリスガイドを作ることを思い付きます。

しかし、この時オイルショックが日本の景気を襲い、戦後から続いた高度経済成長が終焉を迎えるのでした。

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べっぴんさん 23週133話のあらすじネタバレ

世の中の状況が変わり急速に経営拡大をしてきた分だけ行き詰まっている事を話す紀夫。

健太郎は、こんな時こそ引くのではなく供給するため奔走すべきだと主張します。

健太郎「ピンチはチャンスなんです、僕にチャンスをください。今まで通りやらせてください。大きくなる会社は、生き残る会社は、こんな危機をものにできる会社やと思います」

そんな健太郎に、いま必要なものは赤ちゃんの物だと言うすみれ。

すみれ「肌着、おしめ、パジャマ・・・こんな状況でも笑顔にさせてやりたい。そんなお母さんたちの気持ちに寄り添ってあげてほしいの」

それがキアリスの基本だと良子も言います。

健太郎「わかりました、おっしゃる通りやと思います。きっとどんな状況でもベビーと子供の物は“需要”がある。何をどれだけ“供給”するか考えたいと思います」

需要、供給という言葉が引っかかるすみれでした。

『泣いている赤ちゃんを前に途方に暮れているお母さんへ。私たちも同じでした、あなただけではないんです。子育ては思う通りにはいきませんね。でも、だからこそ楽しいこともあるんですよ。お母さんと赤ちゃんの幸せの道しるべになればと、思いを込めてこのガイドを贈ります。 キアリス』

そう書かれたキアリスガイドを読み、藍を見て微笑むさくら。

ゆりは洗濯石鹸を持って家を訪ねてきました。

さくら「ありがとう嬉しいわ。これで思いっきりおしめや肌着が洗えるわ」

ゆり「なんやろな、終戦直後みたいやわ。ほんまに物が無くて・・・でも、一番困ってたのはやっぱり赤ちゃんのいるお母さんやろな」

さくら「昨日生まれた赤ちゃんもいる、今日生まれる赤ちゃんもいる、明日生まれる赤ちゃんもいる・・・肌着、おしめ、洗剤、自分の物は我慢できるけど、赤ちゃんの物は絶対に必要」

ゆり「そやからね、すみれたちは頑張ったのよ」

さくら「親になって分かることたくさんある、たくさんのお母さんの力になってきたこと、たくさんの赤ちゃんを笑顔にしてきたこと、ほんまに尊敬するわ」

ゆり「それ、いつかお母さんに言うてやって」

「そやね」と笑顔で答えるさくらでした。

夜、サミーちゃんの絵本を手にして手作りしたことを聞いてなかったと言う健太郎。

さくらは藍のために作った絵本であることを伝え、ビジネスに結び付けてほしくないと言いました。

エイスが事実上の倒産へ

エイスの売り上げが落ち込んでいる事を栄輔に指摘する古門社長。

この不景気なので売り上げが落ちているのはどこも一緒だと答えます。

古門「それだけじゃないだろう、要するにエイスは飽きられたんだよ」

売れ続けなければ意味がないと、これ以上の出資は出来ないことを伝えました。

これまで出資する価値があるのか栄輔を見極めてきたことを話します。

古門社長のもとへ来た玉井に声をかけますが、何も答えません。

話が終わり部屋を出ると「ここまで、おおきに」と栄輔に言う玉井。

ボロボロの時代に拾ってもらって感謝はしているが、一緒に泥船に乗って沈むことはできないのだと告げました。

ゆりは電話ですみれにテレビを見るよう知らせます。

「お伝えしている通り、株式会社エイスが会社更生法を申請しました。今夜、岩佐社長は都内のホテルで会見を開き、事実上のエイス倒産を発表しました」

エイスの倒産を知らせるアナウンスが流れ、栄輔の姿が映ります。

栄輔「ご迷惑をおかけしまして、大変申し訳ありません。非常に・・・無念であります」

テレビを見ていた潔は、険しい顔のまま部屋を出て行きました。

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栄輔に救いの手を差し伸べる潔

昭和48年の暮れ。

栄輔は行方をくらましてしまいました。

そんな時、キアリス本社に一本の電話が。

すみれたちが潔の家を訪ねると、そこには栄輔の姿がありました。

さくらに赤ちゃんが生まれたことを知りお祝いを言います。

すみれ「そうなの、女の子。藍っていうの」

栄輔「藍ちゃん・・・」

すみれ「今度抱っこしてね」

潔は栄輔とばったり大阪で会った事を伝えます。

栄輔「あかんかったわ。わしは結局、経営者やなかったいうことや」

会社更生法を申請したから、それを待っているのだと言います。

潔「そんなん意味ない、会社更生法でもういっぺん立て直せるほど甘い業界やない。仮に会社を残したとしても、栄輔には更生法の枠組みの中でビジネスをやる能力はない」

自己破産をしてゼロになり、そこから発想して一から始めるよう言いました。

東京の家を引き払わなければならず宿無しに。

そんな栄輔に、家に居たらいいと言う潔とゆり。

潔「栄輔、頼ってくれ」

ゆり「また一緒なんて闇市の頃みたい。懐かしいわ」

潔「あの頃な、あれはあれで楽しかったな」

二人の心遣いに涙を滲ませる栄輔でした。

べっぴんさん23週133話の感想まとめ

売り上げが落ち込み不穏な空気のエイスでしたが、とうとう倒産へ追い込まれてしまいました。

玉井も早々に古門社長へ乗り換える薄情さです。

潔の言う通り、会社更生法を申請しても再び軌道にのれるほど甘い業界ではないかもしれません。

栄輔が新しい道をみつけて再び歩き出せるといいですね。

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