べっぴんさんの実在モデル一覧表

2016年10月3日放送開始、朝の連続テレビ小説「べっぴんさん」は「とと姉ちゃん」と同じく実在する方の人生がモデルとなっています。

べっぴんさんの主人公・坂東すみれの実在モデルは、アパレルメーカー「ファミリア」の創業者・坂野惇子（ばんのあつこ）さんです。

もちろん他の登場人物にもモデルはいて、例えばすみれの父・坂東五十八のモデルとなったのは、坂野さんの父・佐々木八十八さんで、あの有名アパレル企業レナウンの創業者です。

父が会社経営者で裕福な家庭で育ったという序盤のストーリーから、宮内庁御用達になるまで、坂野惇子さんの人生が事実に基づいて「べっぴんさん」で語られるんですね。

以下、べっぴんさん主人公・すみれのモデルになったファミリアの創業者・坂野惇子の人生とファミリアの歴史について詳しくまとめてみました。

モデルの一覧表は下の方にあります。

坂野惇子の生い立ちと人生

1918年に生まれた坂野惇子さんは、神戸の裕福な家庭で育ち、何不自由なく暮らしていました。

18歳の時に結婚して娘を授かりますが、大空襲で家は全焼、預金封鎖で財産まで失ってしまいます。

戦争に行ったまま戻らない夫を幼い娘と途方に暮れながら待ちますが、娘のためにも何とか生き延びなくてはならない、そう思い父であるアパレル企業レナウンの創業者・佐々木八十八さんに相談したことがきっかけで甘えを捨てて自分の力で生きていこうと決意します。

ファミリアが無事成功を収めた後は、社団法人ザ・ファッショングループの会長を務めるなどしてファッション業界や世の母親たち子供たちに多大な影響を与え、2005年87歳で惜しまれつつこの世を去りました。

ファミリアの歴史

物語の中心となる子供服会社のモデル「ファミリア」は、坂野惇子さん含めた4人が創業者です。

一番初めは「モトヤベビーショップ」と名乗り、神戸の靴屋さんの1角にショーケースわずか2台を借りて出店しました。

当時の日本には現在のようなデザイン性に優れたベビー服はありませんでした。

子供のためにも「良質な素材、機能、しっかりした裁縫で愛のあるベビー服を」をモットーにした服は、近所の方の評判も良くどんどんと顧客が増え、株式会社ベビーショップ・モトヤへと成長していきます。

その後名前をファミリアに変え、キッズ・ベビー用品を中心にベビー服、おむつ、子供服、子供向け用品などを取り揃え、ついには皇室御用達になるほど成長しました。

それまで子供服専門店のようなものはなく、ファミリアが日本で一番最初の子供百貨店だと言われております。

イメージキャラクターはシロクマの親子で、長い世代に愛されているだけあり、親子2代や3代に渡って愛用しているご家庭も少なくはありません。

現在も業績は好調で、全国各地に34もの直営店を持ち、従業員数800名を超える大会社となっています。

⇒ファミリア

べっぴんさんのモデル一覧表

べっぴんさんには主人公以外にも実在モデルがいます。

一覧でまとめてみました。

名前をクリックすると、より詳しい登場人物・モデル・キャストの紹介ページに飛びます。

実在モデルたちの人生が波乱万丈なので、ドラマは輪をかけてドラマチックなものになるでしょう。

戦争が奪ったもの、母の愛、波乱万丈の起業など、めくるめく怒涛の展開になりそうですね。

べっぴんさんは2016年10月3日から放送開始です。

お楽しみに！

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