べっぴんさん キャスト 田坂君枝

田坂君枝はべっぴんさんの中でもかなりの重要人物で、すみれと一緒に子供服店を創設するメンバーの一人です。

すみれの同級生であり仕事仲間でもある田坂君枝。

今回はその役柄の詳細、田坂君枝のモデルとなった村井ミヨ子さん、キャストの土村芳さん、について色々とネタバレしていきます。

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田坂君枝の詳細をネタバレ!

田坂君枝は坂東すみれの女学校時代の同級生で、坂東すみれが所属していた「手芸倶楽部」の仲間です。

手芸倶楽部では、デザインやイラストを描くことが得意でした。

また、その一面とは裏腹に、学生時代は「軍国少女」でもありました。

今では考えられませんが、いち女学生が戦争を賛辞するのも珍しくない時代だったのでしょう。

田坂君枝は幼少のころから体が弱く、病弱なせいであまり長くは生きられないと考えていたようで、将来について深く考える機会は少なかったです。

その後、結婚して出産しますが、母親となっても病弱のため床にふせることが多い毎日でした。

終戦後にすみれと再会してからは、自らを変えるためにすみれと共に子供服専門店の創設に協力することとなります。

君枝倒れる!

けっこうなネタバレになってしまいますが、君枝は仕事の影響で体調を崩し倒れてしまいます。

そのまま入院し、夫の昭一からは仕事を辞めるよう言われます。

しかし元ナースの明美が、昭一と昭一の母・琴子を説得し、職場復帰が許されます。

その後は体を考慮して週に数回、勤務時間は1日4時間となりますが、デザイン担当として活躍します。

田坂君枝のモデル村井ミヨ子とは

田坂君枝のモデルとなった人物は、村井ミヨ子さんという方です。

村井ミヨ子さんは、1923年(大正12年)3月4日生まれの東京出身。

子供服専門店の株式会社ファミリアを立ち上げた仲間の一人で、創設者である坂野惇子さん(坂東すみれのモデル)の友人でもあります。

日綿実業の東京支店の店長をしていた父親の中井栄三郎さんと原田キヨさんの三女として生まれました。

出産時には、へその緒が首に絡んで生まれてきて、かなり危険な状態だったそうです。

さらに未熟児であったため、ちゃんと成長できるか不安な赤ちゃんでした。

べっぴんさんでの病弱な設定のとおり、実際に体が弱かったようですね。

名前は祖父が考えたそうで、3月4日に生まれたことから実は「三四子」になる予定でした。

しかし、父親の中井栄三郎さんが「美代子」と名付けたかったことから、結果的に「ミヨ子」になったそうです。

生まれは東京ですが、1歳の頃に父親の仕事でミャンマーに住むことになります。

他の兄弟たちは、それぞれ両親の実家に預けられたのですが、村井ミヨ子さんだけは病弱なのを心配されて、一緒にミャンマーに連れて行ったそうです。

ミャンマーで暮らしている最中に弟が生まれ、その後父の仕事の都合でインドに移住し幼い頃はインドで過ごしました。

帰国、そして坂野惇子との出会い

小学校に就学する年齢になると母親と弟と共に日本へ帰国することになり、日本に残っていた兄弟たちと一緒に兵庫県で暮らしました。

しかし病弱だったため風邪や肺炎を頻繁に拗らせてしまい、学校の先生より医者と接する機会の方が多かったようです。

やがて父親の中井栄三郎さんが大阪に勤務することになり、兵庫県に家を建て一家そろって生活することになりました。

小学校を卒業後は松蔭高等女学校へ進学し、お茶やお花などの教養を身につけます。

友人となる坂野惇子さんとは、村井ミヨ子さんが洋裁を習うために通っていたアトリエをきっかけに出会いました。

坂野惇子さんは結婚後に神戸の外国人村で暮らしていたのですが、神戸のアトリエに通っていた際、犬の散歩をしていた坂野惇子さん夫婦に出会うのです。

そう、べっぴんさんの中では女学校時代に知り合っていますが、実際は大人になってから出会ったのでした。

村井ミヨ子さんも犬が好きなことから意気投合し、二人はすぐに仲良くなります。

坂野さん夫婦から仔犬をもらうなど、どんどん親交を深めていきました。

結婚、そしてベビーショップ・モトヤでの仕事

洋裁などの習い事に励む毎日を過ごしていましたが、ある日見合いの話をもちかけられます。

最初は結婚を拒否していましたが、「いつでも戻ってきてもいい」という父の一言で結婚を決意。

しかし西洋文化が身についていたせいで、昔からの仕来りを重んじている村井家になかなか馴染めずにいました。

誕生日にケーキではなく赤飯が出るなど色々と不満があったそうですが、我慢強く離婚はしませんでした。

終戦後に坂野惇子さんは、田村江つ子さん、田村江つ子さんの義理の姉・田村光子さんの3人でベビーショップ・モトヤを立ち上げました。

そのベビーショップ・モトヤの運営に村井ミヨ子さんも誘われます。

体が弱く病弱だった自分を変えたいという気持ちから、ベビーショップ・モトヤの運営に協力するのでした。

病弱であったため勤務時間は長くなかったそうですが、株式会社ファミリアを設立後も編み物の分野で会社に貢献しました。

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田坂君枝のキャスト土村芳とは

田坂君枝のキャストは土村芳(つちむら かほ)さん。

1990年12月11日生まれの岩手県出身です。

身長160cm、血液型はB型。

所属事務所はヒラタオフィス。

ちょっと意外ですが、実は子役出身です。

3歳の頃に子供劇団の「盛岡子供劇団CATSきゃあ」に入ったことから演技の道に入りました。

2001年に「夢駆ける大地 〜私、牛を飼います〜」というドラマで子役としてデビュー。

京都造形芸術大学の映画学科俳優コースを経て、2012年には劇団姫オペラの「花ちりぬ」で主演を務められました。

2012年に映画デビュー作となる「カミハテ商店」が公開。

大学を卒業後はヒラタオフィスに所属します。

2014年、「母を欲す」という舞台に出演。

そして2016年には朝ドラ「べっぴんさん」のキャストに抜擢。

実はこれが初の連続ドラマレギュラー出演です。

清純派の女優さんで、これからも幅広く活躍しそうですよね。

良い演技、期待しています!

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