先日、滋賀県でべっぴんさんの撮影が行われました。
大阪梅田の闇市を再現したセットで行われた撮影では、混沌とした闇市の雰囲気を出すために100人のエキストラが動員されました。
場所は滋賀県市原市、伊吹山の広大な山麓でも大ロケーションを猛暑の中おこないました。
闇市のシーンといえば、栄輔と潔がすみれと再会する大事な場面。
真夏に行われた撮影は過酷さを極めた模様です。
滋賀でのアツいロケ
NHK朝の連ドラべっぴんさん始まりましたね。
べっぴんさんの舞台は神戸・大阪です。
当然ロケも関西方面が多いです。
滋賀は神戸や大阪と繋がらないイメージですが滋賀も近畿地方です。
闇市のセットを組んでおこなったということで、街の中では大きな敷地が確保できなかったのではと予想します。
伊吹山の山麓は広大な土地。
大自然の中作業する方は、大規模なセットを組むのが大変でしょうね。
当然ですが時代背景も考慮しなくてはいけないでしょう。
製作されている方が大変ご苦労されていると推測します。
闇市の場面は登場人物の再会や出会いを果たす重要な場面です。
伊吹山の山麓の広大な敷地に梅田の闇市の街を作り上げたスタッフの熱意が俳優陣にも伝わります。
撮影が行われたのは7月中旬で、30℃を超す猛暑の中でのロケ。
現地では100人のエキストラやスタッフが汗だくで撮影されました。
しかも真夏に真冬のシーンを撮るという過酷な現場。
コートを着てドラム缶の焚き木に当たるシーンもあります。
体調管理が心配ですがそこはぬかりなく、マイナス30℃の冷凍車を用意されていました。
もちろんすみれ演じる芳根京子ちゃんも冷凍車を利用していました。
ナイスジョブ。
闇市とは非合法の物を売り買いする市場です。
今でいうブラックマーケットですね。
当然、無法地帯です。
戦後、人々は生きるために配給で品物を調達します。
物がない時代です。
伊吹山山麓の広大なロケ地に梅田の闇市が忽然と現れました。
スタッフが何もない所から作り上げたセット。
暑い中、100人ものエキストラが集まってくれました。
俳優陣もそれにこたえるかのように熱が入ります。
滋賀で撮影したシーン
すみれはどうしても外国の育児を学びたいと、外国の生地を買いに闇市に行きます。
大阪梅田の闇市はお嬢様育ちのすみれが1人で出掛けるようなところではありません。
さあすみれは生地を見つけて無事に帰ってこられるのでしょうか?
案の定、闇市を取り仕切る根元の子分の玉井たちに絡まれ路地に引きずり込まれそうになります。
そこへ松下優也さん演じる岩佐栄輔が現れ大立ち回りに。
また、突然どうしたわけか、高良健吾さん演じる野上潔がバイクに乗って現れ加勢します。
すみれを助けた2人は生地を探しに来たことを知り協力することになるのです。
ずぶ濡れの京子ちゃん
撮影時、突然のゲリラ豪雨にも見舞われました。
水たまりが撮影の邪魔になり、雑巾とバケツで水を吸い取る作業も。
雨のシーンもあり人工的に雨も降らせます。
ずぶぬれの芳根京子ちゃん。
過酷なロケに動じない、いつも明るい京子ちゃんです。
伊吹山山麓でのロケ
大阪梅田の闇市を再現した場所は滋賀県市原市伊吹山山麓です。
ロケ地の伊吹山はこんなところです。
滋賀県米原市と岐阜県にまたがる伊吹山地の主峰で標高1377mの山です。
米原市に山頂は属し市内は古くから中山道と北陸道の分岐点として発達しました。
伊吹山は滋賀県最高峰の山で人々に親しまれています。
伊吹山山麓は琵琶湖国定公園に指定されています。
山頂から眺める景色は素晴らしいの一言。
古くから霊峰とされ、日本書紀においては日本武尊が東征の帰途に伊吹山の神を倒そうとして返り討ちにあったとする神話が残されています。
山頂には日本武尊の石像と伊吹山の神の白猪の像があり、登るとすぐ目につきます。
江戸時代までは修験の場として多くの寺が建立され山岳修行の山と言われていました。
伊吹山を水源にする河川は二つあり、淀川水系と木曽川水系があります。
大自然にはぐくまれた豊かな山には植物の種類が豊富です。
伊吹山はお花畑の山としても有名です。
日本では高尾山に次いで2番目に「植物の多い山」といわれています。
明治以降は一般の方も登山するようになり、折々の野草が登山客の心を和ませます。
伊吹山は一帯にめずらしい野草の群生地があり、それを目指す登山者も多いところです。
伊吹山ドライブウエイ
1965年7月に全盛開通した一般自動車道事業による有料道路です。
全長17キロの入り口は名神高速道路関ヶ原ICから国道365号を長浜方面に向かって約3キロのところです。
日本百名山の1つである伊吹山の9合目まで行くことができます。
9合目付近にあるスカイテラス(標高1260m)は約600台駐車することができます。
2005年には約30万人の観光客が訪れています。
山頂遊歩道
伊吹山ドライブウエイの終点の駐車場から遊歩道が整備されています。
20分から40分で山頂に行けるようになっていますよ。
山頂では季節によって、めずらしい高山植物が群生しています。
お花畑の山として有名で、多くの登山者をあつめています。
美しい自然があふれるロケ地での撮影に、出演者の方も和んだのではないでしょうか。
暑い中、過酷な撮影お疲れさまでした。
ええなー