NHK朝ドラ「べっぴんさん」23週129話のあらすじネタバレと感想です。
まずは23週128話の振り返りを少し。
さくらと健太郎の結婚を承諾したすみれたちですが、どちらの家を継ぐかという新たな問題が出てきました。
五十八から引き継いできた坂東家を絶やしたくないすみれと紀夫。
君枝と昭一も、余程のことがない限り女が男の家に入るものだと譲りません。
家を継がないのなら結婚を白紙に戻すとまで言う紀夫なのでした。
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べっぴんさん 23週129話のあらすじネタバレ
紀夫の父・田中五郎が訪ねてきました。
リビングでお茶を飲みながら二人で話をする紀夫。
五郎「どうした、急に話があるって。なにがあったんだ」
自分を婿に出した時の話を聞かせてほしいと言うと、恨んでいるのかと聞かれます。
紀夫「ま、まさか。恨みなんてそんなひとつも、これっぽちもありません。何言うてるんですか、僕はこれまでも幸せやったし今も幸せです」
五郎「そうかそうか、いくつになっても一番うれしいのは子供が幸せなことだからな」
すみれと紀夫が上手くいくよう母親と二人で祈っていたことを話します。
五郎「紀夫の初恋の人だろ、すみれさんは」
初恋の人を知られていたことに動揺していると、五郎はすみれを呼びました。
すみれも同席させたうえで話を進めます。
紀夫はさくらが結婚したいと言っている事を話し、両親の思いや五十八と坂東の家を継ぐ約束をしたこともあり婿をとってもらわなければ困ることを伝えました。
五郎「わしは思うんだが、家を継ぐってなんだろな。苗字が変わっても紀夫という大事な息子は今ここにいる、生きている。紀夫が生きているということは、これまで命をつないでくださったご先祖様がいるからだ。長い長い歴史の中、何事も形を変えていく。それでも思いというのは・・・思いというのは形を変えて引き継がれていくものじゃないのか」
そんな父親の思いを知り、坂東営業部も名前は変わっても五十八の信念や思いはオライオンや自分たちの中にあることに気づくのでした。
坂東家の歴史を伝える
後日、君枝と昭一に話をすることに。
紀夫は、同席していたさくらへ嫁にいくよう言いました。
すみれも微笑みながら頷きます。
紀夫「ただ知っておいてほしい、坂東の家の事や・・・」
すみれ「お母さんが幼い頃にトク子おばあさまから聞いたお話しよ」
五十八は次男坊だったために理不尽な思いをし、一人で大阪へ出て頑張ってきたこと。
晩年は仲直りしたが、五十八と長太郎の間にはいろいろあって一人で家を飛び出し、そんな五十八を体の弱かった妻のはなも一生懸命支えてきたこと。
はなが近江から送った品を五十八が大阪で売る、そうやって今のオライオンの前身である坂東営業部を作り上げたのだと。
紀夫「そんな中、お母さんとゆりおばさんが生まれて、そしてさくらが生まれたんや」
すみれ「戦争という辛い経験をしたけれど、私たちは今こうしてここにいる。おじいさまとおばあさまの思いだけは引き継いでね・・・さくら」
さくらの手を握りそう言いました。
二人は「さくらをよろしくお願い致します」と君枝と昭一に向かって頭を下げるのでした。
大急百貨店では大島社長にも結婚の報告をし、仲人を頼みます。
快く引き受けた社長は、健太郎にさくらの名前の由来を聞いたことがあるかと聞きました。
大島「名前は、親が最初に贈るプレゼントなんだ」
健太郎は紀夫に名前の由来を聞きます。
紀夫「すみれのお母さんの名前がはなさんやったんや」
すみれ「そう、そやからお姉ちゃんがゆりで、私がすみれ。二人とも花の名前をつけてもろうたのよ」
紀夫「お母さんのように、そのまたお母さんのように美しく花咲く人生を送ってほしい。そんな思いを込めてさくらとつけた」
大島「そんな親御さんの思いを決して忘れないように、そして夫婦そろって、家族そろって幸せと言う大輪の花を咲かせてください」
結婚後、すみれたちと同居することに
こうしてさくらは『坂東さくら』から『村田さくら』になりました。
結婚式から帰ってきたすみれと紀夫は二人そろってリビングでくつろぎため息をつきます。
すみれ「今夜はお赤飯と鯛を食べましょうね」
着替えてお茶を入れようとした時、さくらの「ただいま」という声が聞こえました。
健太郎と一緒に帰ってきたことに驚く二人。
さくら「私たち今日からこっちでお世話になってもいい?」
村田家だと、家と職場が一緒になる事が嫌だと言うのです。
昭一と君枝にも納得してもらっている事を聞くと、ここで住むことを了承することに。
すみれと紀夫は顔を見合わせ微笑みました。
さくらと健太郎の結婚から3年後の昭和48年(1973)。
健太郎が出社してくると、武は内示が出たことを伝えます。
武「来月から開発宣伝部の部長じゃ」
健太郎はこの春からキアリスの開発宣伝部長になりました。
そしてさくらは・・・。
君枝「少し目立ってきたね」
良子「さくらちゃんも秋にはお母さんか」
さくら「まだ実感ないですけど」
良子「すみれちゃんも君ちゃんも、おばあちゃんになるのね」
君枝「まだ実感ないわ」
そんな娘を見て微笑むすみれなのでした。
べっぴんさん23週129話の感想まとめ
今回は幸せいっぱいのお話でした。
お父さんの思いを知って、紀夫もどれだけ両親に愛されているかを知ることができてよかったですね。
子の幸せを願わない親なんているはずがありません。
苗字が変わっても、さくらがすみれと紀夫の愛してきた娘であることに変わりはありません。
形が変わっても思いは変わらず引き継がれていくことに気づかせてくれたお父さんに感謝です。
あとは二人が幸せに暮らしてくれることを願うばかりですね。