NHK朝ドラ「べっぴんさん」9週53話のあらすじネタバレと感想です。
まずは9週52話の振り返りを少し。
大急百貨店に店を出すことになったすみれたち。
しかし、すべての商品からキアリスのタグを外してほしいと言われてしまいます。
代わりに大急特選マークを付けることに名誉なことだと喜ぶ紀夫。
上手く言葉にできない違和感に表情を曇らせるすみれでした。
べっぴんさん 9週53話のあらすじネタバレ
大阪の大急百貨店。
売り場は夏の大特価セールで大賑わいを見せています。
偵察にやってきたすみれ。
この時、何かが目に留まり立ち止まります。
そこに居合わせた大急の社長は、すみれが何かをみつめる様子を見ていました。
店で君枝はキアリスのタグを手に取りみつめています。
子どもを迎えに行く時間となり保育所へ向かう良子。
待ち合わせしていたすみれに大急のことを聞きます。
セールの売れ残り商品が他のいろんなものとまとめられて『処分』と書かれた場所に持っていかれるのを見てしまったことを話します。
二人とも暗い表情になってしまいました。
保育所から断られてしまった良子
保育所に行くとさくらがすみれに駆け寄ります。
今日はどうだったか聞くと「寂しかった、そやけどお友達と遊んだよ」と答えるのを見て安心した表情に。
頭に包帯を巻いた龍一がシスターと保母に連れられてきます。
「誰がこんなことを」と驚く良子に、シスターは「自分で暴れてぶつけたんです」と言います。
「痛かった」と泣きそうな顔で言う龍一を抱きしめました。
シスター「龍一くんのお母さん、すみません。うちでは龍一君はお預かりできません、お力になれず申し訳ありません」
家で勝二に保育所から断られたことを伝えます。
食卓で走り回る龍一。
叱るときには叱らないと碌なものにならないと文句を言われ「そんなことおっしゃるなら、あなたが叱ってくれたらいいやないですか」と不機嫌になります。
怒鳴って叱る父親に、泣き出してしまった龍一。
「怖かったね龍ちゃん、大丈夫?」と抱きしめる良子でした。
すみれの家では、さくらが先生にお歌を教えてもらったと嬉しそうに喜代に歌って聞かせます。
作業をしているすみれは、赤ちゃんの肌着を見て考え込んでいました。
夜、あさやの戸を叩く一人の男。
「小野明美さんですか?」と出てきた明美に聞きます。
この男は、ゆりと潔が暮らしていた大阪梅田の闇市にいました。
玉井という名の男は新聞を見せ「あんたと話したいと思うてな」と言います。
玉井「この記事にはアンタのことは一言も触れとらん、せやけどあんたが開いとるベビー相談室、あれが評判よんどったり、あんたの知識を基に作ったモンが売れとったりするんやろ。せやのにや…」
何の用だと聞く明美に、相棒にならないかと言い寄ります。
「あんたとやったらええ商売できる思うたんや」と不気味に笑う様を見て「帰って」と追い返すのでした。
大急百貨店と打ち合わせをする
朝になり紀夫は慌てて出掛ける支度をします。
紀夫「すみれ、今日の打ち合わせ頼むで」
今日は大急百貨店との打ち合わせの日です。
店の中を走り回る龍一。
店の客にもちょっかいを出し、客が帰ってしまいました。
良子は申し訳なさそうに三人に謝ります。
そんな姿を影から見守る勝二。
キアリスの店内で、大急百貨店の小山と打ち合わせをします。
大急特選のマークを付けることを聞かされ「それは凄い」と喜ぶ勝二と昭一。
大急がキアリスの商品を買い取るので、商品の入れ替えや売れ残りを考える心配がないことを伝えます。
季節ごとの売れ筋の予測も売り上げの予測も経験に基づいて出し、売り子もこちらで用意すると。
工程を減らし量産することを要求され、「ちょっと待ってください、工程を減らすなんて」と言うすみれ。
それでも品質は変わらないでしょうと、たくさんの品物を見てきた経験から言っているのだと話す小山。
すみれ「そんなことをしたら、私たちの作るキアリスの物やなくなります。私たちの作った肌着やお洋服がキアリスの物やなくなるなら、この話は全部無かった事にしてください…無かった事にしてください」
そう言って頭を下げるすみれでした。
べっぴんさん9週53話の感想まとめ
キアリスのタグを外すように言われただけでも自分たちの商品ではなくなってしまうことに不満を感じていたすみれたちだったのに、今度は工程まで減らせと要求され流石に譲歩できませんでしたね。
キアリスのやり方で良い品を作ってきたプライドがあるのでしょうね。
すみれたちの物を作ることへの信念を曲げずに大急で店を出す方法があればいいのですが。