NHK朝ドラ「べっぴんさん」7週37話のあらすじネタバレと感想です。
まずは6週36話の振り返りを少し。
突然、すみれのもとに紀夫の両親である田中五郎と富美が訪れます。
そして「紀夫のこと、もう諦めてもらえないだろうか」と言ってきたのでした。
べっぴんさん 7週37話のあらすじネタバレ
五郎「紀夫の親として、この現実を覚悟しなければならないと思います」
隣で富美が「ごめんなさいね」と何度も謝ります。
ここまで何の便りも知らせもないのは、紀夫が戦死した可能性があるからです。
紀夫に縛られず未来を生きてほしいと頼むのでした。
そのことを五十八に話します。
すみれ自身はどう思っているのか聞くと「わかりません」とうつむき一言。
五十八「わしの方で調べる。すみれ、苦しいやろうけど待ちなさい」
すみれが闇市を歩いていると、元締めの根本が場銭について揉めていました。
どうやって儲けるのかと文句を言う男に、信用を取り戻すまではと言う根本。
根本「ここが変わり目なんや、変わらなあかんことが分からんのか!」
今までの闇市から変わらなければならないこと強く言うのでした。
その様子を見ていたすみれに、通りかかった栄輔が「すみれさん、駅まで送るわ」と声をかけます。
いつも栄輔から元気をもらっていることに礼を言いました。
そこを沢山の商品が詰まれた荷車を引く男性とすれ違います。
荷車を慌てて止めた栄輔は、詰まれていた傘を見て「この傘売ってくれ」と100円で買い取りました。
栄輔「これ、うちで作ったもんなんや。わしのうち傘工場やったんや。小さい工場やったけど父ちゃんと母ちゃんが必死に働いてな、残っとった傘も空襲で焼けてもうて、もうどこにもあらへんやろ思ってたんや。こんなところで出会えるとはな」
傘を開いて嬉しそうにみつめる姿に「きっと栄輔さんの思いが引き寄せたんやね」と話すすみれ。
その言葉を聞いて「すみれさんもきっとやで、強う思ってたら願いはかなうもんや。頑張りや」と励ますのでした。
様子がおかしいことに気づき事情を聞く明美
店では悩んでいる良子と君枝の姿がありました。
店に戻って来たすみれに、子供が父親に懐かないことを話します。
君枝の夫は妊娠中に出征し、良子の夫も子供が生まれてすぐに出征してしまったためです。
良子「徐々に慣れていけばいいのやけど、何やかんや言って頼りになるし」
その話を傍らで聞いていたすみれの寂しそうな表情に気づき謝ります。
「ええのよ」と答え型紙の作成に取り掛かったすみれ。
しかし、紀夫は戦死した可能性があるという五郎の言葉が頭をよぎり辛くなって店を出て行きます。
外で泣いているとハンカチを差し出し事情を聞こうとする明美。
時計屋のおじさんから話をするために店を借りることにしました。
事情を聞いた明美は「そないなことか」と一言。
死んだという知らせではないので淡々としておけばいいと励まします。
さくらを背負い一人涙するすみれ
次のベビー相談室の日がやって来ました。
店は大勢の女性客で賑わっています。
靴屋を利用しようと入って来た客は「ここは何屋になったんや」と帰ってしまいました。
健太郎を抱っこして君枝の夫・昭一が店を訪れました。
すみれに気を遣い昭一を店の奥へと連れていく君枝。
すみれは「淡々と、淡々と」と自分に言い聞かせます。
すみれ「さくら、あなたのお父さんはね、あなたがこの世に誕生したと知った時、空に向かって叫ぶほど喜んでくれたのよ、会いたいね…会いたいね」
背中で眠っているさくらにそう語り掛け、涙が溢れてくるすみれでした。
べっぴんさん7週37話の感想まとめ
紀夫が戦死した可能性があると聞かされ落ち込んでいるすみれの姿に心が痛いですね。
良子と君枝の旦那さんは帰って来たのに、紀夫だけはいつまでも帰ってこないのですから尚更辛いはず。
「淡々と」と自分に必死で言い聞かせても、紀夫の戦死した可能性があるという事実は頭から完全にかき消すことはできませんよね。
紀夫が早く帰ってきてくれることを願うばかりです。